UEFA スーパーカップ 2012 チェルシー × アトレティコ・マドリー [欧州サッカー]
昨シーズンのCL覇者チェルシーとELチャンピオンのアトレティコ・マドリーによる
UEFAスーパーカップが現地時間31日行われました。
すでに両チームの所属するリーグも開幕している中での一戦。
さてどのようなゲームになったのでしょうか??
今日のチェルシーのスタメンは最前線にトーレス
中盤2列目にアザール、マタ、ラミレス。
ボランチにランパード、ミケル。
最終ラインはアッシュ、ルイス、ケーヒル、イヴァノ。GKツェフ。
テリーはケガのためベンチ入りせず。攻撃的な選手では
ウィガンから獲得したサイドアタッカーのモーゼスが早速ベンチに入りました。
アトレティコ・マドリーのスタメンは最前線にファルカオ
中盤2列目にアドリアン・ロペス、コケ、アルダ・トゥラン。
ボランチにはガビ、マリオ・スアレス。
最終ラインはフェリペ・ルイス、ゴディン、ミランダ、フアンフラン。GKクルトワ。
まずは両チーム、相手の出方を探るような立ち上がりになるかと思った前半3分
チェルシー陣内の左サイドでアトレティコがインターセプトから
パスを繋ぎコケが前線のスペースへスルーパス。
すでに走り出していたフェリペ・ルイスが抜け出し逆サイドへクロスを上げると
ファルカオが合わせいきなりのビッグチャンスを迎えます。
これは惜しくもクロスバーで得点になりませんでしたが
チェルシーはいきなり危ない場面を作られてしまいます。
するとその3分後早速ゲームが動きました。
中盤での攻防から右サイドでロペスがボールを受けDFラインのウラのスペースにスルーパス。
ファルカオがツェフと1対1の駆け引きをしながらゴール前
ニアにカバーに入ったルイスの位置をしっかり確認してからファーサイドを狙ってシュート。
ポストに当たりつつもゴールインしアトレティコが先制。
するとペースを掴んだアトレティコは19分チェルシーのゴールキックをマイボールにすると
敵陣内で短い距離でのワンツーからまたもやファルカオにスルーパス。
ファルカオが冷静にディフェンスとのタイミングを図り今度はゴール左隅に決めて0-2。
更に45分チェルシーのCKの後のカウンターからトゥランが持ち上がり前線でタメを作って
左サイドに遅れて上がってきたファルカオへ。
ファルカオがワントラップで前にボールコントロールしカバーに入っていたラミレスを
あっさり振り切りまたもやゴール!ファルカオはハットトリック達成。
チェルシーは前半で何と0-3と信じられないリードを許してしまいました。
チェルシーは守備ではウラのスペースを好き放題使われ、対応が難しい場面ではあったものの
簡単にスルーパスを出されフィニッシュまで持ち込まれていました。
攻撃ではボールはそれなりに持てはするのですがマタのボールタッチは多いものの
アザールはほとんど触れず、前線のトーレスにもボールが入りません。
入ってもすぐに相手DFに囲まれ孤立してしまいボールを失ってしまいます。
アトレティコはチェルシーがボールを持つとファルカオを前線に残し
4-4-1のラインを作ってボールサイドに素早いプレッシャーをかけ
スペースをカバーし中央はしっかり締めてチェルシーにチャンスを作らせませんでした。
チェルシーも最初は細かいパスを繋いで相手の守備ブロックを何とか崩そうとしていたのですが
なかなか突破できず徐々にロングボールやサイドからの単純なクロスになってしまい
アイディアのあるプレーで打開するという姿勢が見られませんでした。
完全にアトレティコがゲームをコントロールしチェルシーはまさに苦戦、
という言葉がピッタリの前半45分になりました。
後半からチェルシーはラミレスに代えてオスカルを投入。
選手交代で流れを変えたいところでしたが後半も前半と全く同じ光景が続きます。
チェルシーがボールを持てばアトレティコは自陣でブロックを作りしっかり対応。
チェルシーは相手DFを引き出すような動きも運動量も見られません。
それに加え前半からですが攻守の切り替えが中途半端で
自分たちがカウンターのチャンスになりそうな場面でもスピードに乗れず
ゴールに近づくことができませんでした。
そして60分アトレティコはコケのFKから
ゴール前でスアレスがうまいコントロールで右サイドのスペースに落とし
後方から上がってきたミランダがシュート。ケーヒルが何とか触りはしたもののゴールイン。
ついにスコアは0-4となってしまいました。
まだ十分時間はあったのですがさすがにチェルシーの選手たちも気落ちしたのか
ここから1点でも獲って追いつき、追い越そうというような気迫は感じられず。
75分にランパードのCKから競り合いの中
こぼれ球をケーヒルが押し込み1点は返すものの後が続かず交代枠も使い切りますが
結局ゴールを奪うことは出来ず1-4で試合終了。
アトレティコが勝利、見事タイトルを獲得しました。
勝者・アトレティコはゲーム開始から終了まで一切そのサッカーが乱れたり
崩れたりすることなく90分間抜群の安定感で試合をコントロール。
1点は許したものの堅守でチェルシーの高い攻撃力をほぼ完全に封じ込めることに成功。
攻撃ではテンポよくパスを繋ぎ相手のウィークポイントを突き
面白いスペースにラストパスを出し決定力のあるストライカーがそれを決める。
ほぼ完璧な試合運びでまさに勝者にふさわしいゲーム内容だったと言うしかありません。
本当に素晴らしい戦いぶりでした。
一方敗れたチェルシーですが・・・これはもう完敗・惨敗としか言わざるえない内容に結果。
欧州王者の強さと誇りをこのゲームでは感じることはできませんでした。
確かにアトレティコが素晴らしいサッカーを披露したことは間違いありませんが
例え予想外の展開になったとしてもCLのファイナルで見せたような
最後まで諦めない彼らの意地と底力を見せて欲しかったですね。
コンディションが整わない面やモチベーションの問題もあったかもしれませんが
これではちょっと今シーズンの戦いに不安を覚えます。
マタ・アザール・ランパード、違いを作り出せるタレントはたくさんいるのですが
個人としてもチームとしても良さが出せず今日は本当に何もさせてもらえなかったゲームでした。
本人たちが一番ショックだろうし悔しいだろうけれど気持ちを切り替え
これを経験にして今後のチーム作りに活かしてほしいと思います。
さて・・・☆本日のトーレスコーナー☆ですが~
スタメンフル出場ではありましたがゴールはなくチームも敗戦。
アトレティコのファルカオとは対照的な出来になってしまいましたね。
何とか彼なりに苦しい状況を打開しようという気持ちは伝わってきましたが
まずボールが前線に入らないし、サポートの距離が遠い
前線で守備に入ればファウルになってしまう、とまあ良い結果には繋がりませんでした。
あと、前々から少し気になっていたのですが
セットプレー時のトーレスの守備はどうなんだろう?と。
マタ・アザール・オスカルなどが高さがないので
トーレスが守備に入ることになるのはわかるのですがその時の対応がどうも気になります。
今日の4点目のセットプレーの時もクロスに対してミケルとお見合いのようになり
ミケルか後ろに任せたのかもしれませんがジャンプもしていないし
その他にもマークに付いている選手にいとも簡単に外された場面もありました。
以前にも他のゲーム中にルイスに
セットプレーの対応を何か言われているような場面を何度か見たことありますし
これはどうなんだろう?と。
確かにトーレスはストライカーですから守備が得意ではないのは当たり前と言えばそうですが
そのあたりディ・マッテオはどう考えているのでしょうね。
守備に入らせているということはそういう約束事なんだろうなとは思いますが
それならストライカーだろうがなんだろうが徹底させるべきだろうし
またこういった面も監督の手腕が問われるのかもしれませんね。
もちろんトーレス自身の意識も大切ですが。
何か今日はこんなところが気になってしまいました。
さてチェルシー、今後はインターナショナルマッチウィークをはさんで
プレミアではアウェイでQPRと対戦です。
プレミアでは連勝中ですから、改善点も含め良い戦いを見せてほしいと思います。
UEFAスーパーカップが現地時間31日行われました。
すでに両チームの所属するリーグも開幕している中での一戦。
さてどのようなゲームになったのでしょうか??
今日のチェルシーのスタメンは最前線にトーレス
中盤2列目にアザール、マタ、ラミレス。
ボランチにランパード、ミケル。
最終ラインはアッシュ、ルイス、ケーヒル、イヴァノ。GKツェフ。
テリーはケガのためベンチ入りせず。攻撃的な選手では
ウィガンから獲得したサイドアタッカーのモーゼスが早速ベンチに入りました。
アトレティコ・マドリーのスタメンは最前線にファルカオ
中盤2列目にアドリアン・ロペス、コケ、アルダ・トゥラン。
ボランチにはガビ、マリオ・スアレス。
最終ラインはフェリペ・ルイス、ゴディン、ミランダ、フアンフラン。GKクルトワ。
まずは両チーム、相手の出方を探るような立ち上がりになるかと思った前半3分
チェルシー陣内の左サイドでアトレティコがインターセプトから
パスを繋ぎコケが前線のスペースへスルーパス。
すでに走り出していたフェリペ・ルイスが抜け出し逆サイドへクロスを上げると
ファルカオが合わせいきなりのビッグチャンスを迎えます。
これは惜しくもクロスバーで得点になりませんでしたが
チェルシーはいきなり危ない場面を作られてしまいます。
するとその3分後早速ゲームが動きました。
中盤での攻防から右サイドでロペスがボールを受けDFラインのウラのスペースにスルーパス。
ファルカオがツェフと1対1の駆け引きをしながらゴール前
ニアにカバーに入ったルイスの位置をしっかり確認してからファーサイドを狙ってシュート。
ポストに当たりつつもゴールインしアトレティコが先制。
するとペースを掴んだアトレティコは19分チェルシーのゴールキックをマイボールにすると
敵陣内で短い距離でのワンツーからまたもやファルカオにスルーパス。
ファルカオが冷静にディフェンスとのタイミングを図り今度はゴール左隅に決めて0-2。
更に45分チェルシーのCKの後のカウンターからトゥランが持ち上がり前線でタメを作って
左サイドに遅れて上がってきたファルカオへ。
ファルカオがワントラップで前にボールコントロールしカバーに入っていたラミレスを
あっさり振り切りまたもやゴール!ファルカオはハットトリック達成。
チェルシーは前半で何と0-3と信じられないリードを許してしまいました。
チェルシーは守備ではウラのスペースを好き放題使われ、対応が難しい場面ではあったものの
簡単にスルーパスを出されフィニッシュまで持ち込まれていました。
攻撃ではボールはそれなりに持てはするのですがマタのボールタッチは多いものの
アザールはほとんど触れず、前線のトーレスにもボールが入りません。
入ってもすぐに相手DFに囲まれ孤立してしまいボールを失ってしまいます。
アトレティコはチェルシーがボールを持つとファルカオを前線に残し
4-4-1のラインを作ってボールサイドに素早いプレッシャーをかけ
スペースをカバーし中央はしっかり締めてチェルシーにチャンスを作らせませんでした。
チェルシーも最初は細かいパスを繋いで相手の守備ブロックを何とか崩そうとしていたのですが
なかなか突破できず徐々にロングボールやサイドからの単純なクロスになってしまい
アイディアのあるプレーで打開するという姿勢が見られませんでした。
完全にアトレティコがゲームをコントロールしチェルシーはまさに苦戦、
という言葉がピッタリの前半45分になりました。
後半からチェルシーはラミレスに代えてオスカルを投入。
選手交代で流れを変えたいところでしたが後半も前半と全く同じ光景が続きます。
チェルシーがボールを持てばアトレティコは自陣でブロックを作りしっかり対応。
チェルシーは相手DFを引き出すような動きも運動量も見られません。
それに加え前半からですが攻守の切り替えが中途半端で
自分たちがカウンターのチャンスになりそうな場面でもスピードに乗れず
ゴールに近づくことができませんでした。
そして60分アトレティコはコケのFKから
ゴール前でスアレスがうまいコントロールで右サイドのスペースに落とし
後方から上がってきたミランダがシュート。ケーヒルが何とか触りはしたもののゴールイン。
ついにスコアは0-4となってしまいました。
まだ十分時間はあったのですがさすがにチェルシーの選手たちも気落ちしたのか
ここから1点でも獲って追いつき、追い越そうというような気迫は感じられず。
75分にランパードのCKから競り合いの中
こぼれ球をケーヒルが押し込み1点は返すものの後が続かず交代枠も使い切りますが
結局ゴールを奪うことは出来ず1-4で試合終了。
アトレティコが勝利、見事タイトルを獲得しました。
勝者・アトレティコはゲーム開始から終了まで一切そのサッカーが乱れたり
崩れたりすることなく90分間抜群の安定感で試合をコントロール。
1点は許したものの堅守でチェルシーの高い攻撃力をほぼ完全に封じ込めることに成功。
攻撃ではテンポよくパスを繋ぎ相手のウィークポイントを突き
面白いスペースにラストパスを出し決定力のあるストライカーがそれを決める。
ほぼ完璧な試合運びでまさに勝者にふさわしいゲーム内容だったと言うしかありません。
本当に素晴らしい戦いぶりでした。
一方敗れたチェルシーですが・・・これはもう完敗・惨敗としか言わざるえない内容に結果。
欧州王者の強さと誇りをこのゲームでは感じることはできませんでした。
確かにアトレティコが素晴らしいサッカーを披露したことは間違いありませんが
例え予想外の展開になったとしてもCLのファイナルで見せたような
最後まで諦めない彼らの意地と底力を見せて欲しかったですね。
コンディションが整わない面やモチベーションの問題もあったかもしれませんが
これではちょっと今シーズンの戦いに不安を覚えます。
マタ・アザール・ランパード、違いを作り出せるタレントはたくさんいるのですが
個人としてもチームとしても良さが出せず今日は本当に何もさせてもらえなかったゲームでした。
本人たちが一番ショックだろうし悔しいだろうけれど気持ちを切り替え
これを経験にして今後のチーム作りに活かしてほしいと思います。
さて・・・☆本日のトーレスコーナー☆ですが~
スタメンフル出場ではありましたがゴールはなくチームも敗戦。
アトレティコのファルカオとは対照的な出来になってしまいましたね。
何とか彼なりに苦しい状況を打開しようという気持ちは伝わってきましたが
まずボールが前線に入らないし、サポートの距離が遠い
前線で守備に入ればファウルになってしまう、とまあ良い結果には繋がりませんでした。
あと、前々から少し気になっていたのですが
セットプレー時のトーレスの守備はどうなんだろう?と。
マタ・アザール・オスカルなどが高さがないので
トーレスが守備に入ることになるのはわかるのですがその時の対応がどうも気になります。
今日の4点目のセットプレーの時もクロスに対してミケルとお見合いのようになり
ミケルか後ろに任せたのかもしれませんがジャンプもしていないし
その他にもマークに付いている選手にいとも簡単に外された場面もありました。
以前にも他のゲーム中にルイスに
セットプレーの対応を何か言われているような場面を何度か見たことありますし
これはどうなんだろう?と。
確かにトーレスはストライカーですから守備が得意ではないのは当たり前と言えばそうですが
そのあたりディ・マッテオはどう考えているのでしょうね。
守備に入らせているということはそういう約束事なんだろうなとは思いますが
それならストライカーだろうがなんだろうが徹底させるべきだろうし
またこういった面も監督の手腕が問われるのかもしれませんね。
もちろんトーレス自身の意識も大切ですが。
何か今日はこんなところが気になってしまいました。
さてチェルシー、今後はインターナショナルマッチウィークをはさんで
プレミアではアウェイでQPRと対戦です。
プレミアでは連勝中ですから、改善点も含め良い戦いを見せてほしいと思います。
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