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EL GS 第5節 リヴァプール × ヤングボーイズ [ヨーロッパリーグ]

皆さま、連休いかがお過ごしですか?
私は大事な用事をすっかり忘れて寝過ぎてしまいました[たらーっ(汗)]
行きたかったライヴのチケット、取れなかった・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

さて、久々にリヴァプール戦をお伝えします[わーい(嬉しい顔)]
ヨーロッパリーグ(EL)も第5節を終了し、決勝トーナメントに進出するクラブが続々と決定しています。
リヴァプールはホームでスイスのヤングボーイズとの一戦となりました。
リヴァプールはこの試合に勝てば勝ち抜けが決まります。

ホーム・リヴァプールのスタメンは前線にアサイディ、シェルヴィ、ジョー・コール。
中盤はスソ、ヘンド、アンカーの位置にシャヒン。
最終ラインはダウニング、キャラガー、シュク、ウィズダム。GKレイナ。
今回も、しっかりターンオーバーしてのメンバーですね。

アウェイ・ヤングボーイズのスタメンはトップにボバディージャ。
中盤にヌッツォロ、サラテ、シュヌーリー。
ボランチにはファーネルート、ズベロティッチ。
最終ラインはレツヤクス、ベシュコバッツ、ネフ、ズッター。GKベルフリ。

キックオフ直後、アウェイのヤングボーイズがボールを後ろに下げずに前を向き
早いテンポでパスを繋いで、フィニッシュまで持ち込みます。
スタンドに詰めかけたサポーターの熱い応援も手伝って、アウェイをまったく感じさせない戦いぶり。
ヤングボーイズは攻守の切り替えも早く、前に人数をかけてリズムの良いパス回しから
中央、両サイドをうまく使ってリヴァプールゴールを脅かします。
一方リヴァプールは、立ち上がりからの相手の積極的な仕掛けに対応が後手後手になり
自分たちのリズムに持ち込むことができません。
ところが20分、順調な試合運びを見せていたヤングボーイズにアクシデントが起こります。
CBのベシュコバッツが負傷、ピッチを後にし、オヤラがその位置に入りました。
するとその5分後、シュクからのタテパスを受けたシェルヴィがヒールで前に流し
右から抜け出したヘンドがビッグチャンスを迎えます。
しかし、これは相手GKのベルフリが好セーブで阻止。あと一歩、ゴールには至りませんでした。
そして31分、ロジャーズが早くも動きます。何と、右SBのウィズダムを下げてジェラードを投入
ジェラードとシャヒンのダブルボランチにし
ヘンドを右SB、スソがトップ下の位置に入る形に変更しました。
するとその交代直後の33分、ジェラードから右サイドでヘンド、コール、スソと繋ぎコールにリターン。
コールが前線に抜け出し逆サイドにクロスを上げると、それにシェルヴィが頭で合わせゴール。
リヴァプールが先制点を奪います。
それまでの空気とは一変、リヴァプールにリズムが出はじめました。
ボランチをジェラードとシャヒンの2枚にしたことで、その位置でボールが奪え、収まるようになり
そのスペースも使われなくなりました。
先制されたヤングボーイズは負傷によるCBの交代により、ディフェンス面の連係がうまくいかず
リヴァプールにチャンスを作られる回数がそれまでより増えた印象でした。
前半は1-0で終了、後半へ。

先制されたヤングボーイズでしたが、特に焦りは見られず、前半同様、受け身にならずに
積極的に仕掛ける姿勢を崩しません。
選手一人ひとりのプレーの判断も早く、相手ボールになれば前から激しくプレスにいき
マイボールになれば素早く攻める。チーム全員がハードワークを徹底します。
すると52分、ファーネルトが前線にロングフィード。
ボバディージャの絶妙なトラップからの左足でのシュートが炸裂。
ヤングボーイズが同点に追いつきました。
追いつかれたリヴァプールは、60分にスソに代えてスアレスを投入。
勝ち点3が欲しい両チーム、共に一歩も譲りません。
しかし、65分を過ぎた頃でしょうか。ここまでのハードワークの影響か、
ヤングボーイズに疲労の色が見え始めます。明らかにスタミナが落ち、プレーの出足が遅れ
精度を欠くものが増えてきました。
そして72分、リヴァプールに勝ち越しゴールが生まれます。
左サイドでダウニングからボールを受けたスアレスが前線でタメを作り
右側を上がってきたジェラードへ。それをタテにコールが引き取りゴールを背に反転してシュート。
これが見事に決まりゴール!ようやく勝ち越しに成功しました。
その後、リヴァプールはコールを下げ、スターリングを投入し、追加点を狙います。
一方、ヤングボーイズも残り2枚の交代枠を使い切り、同点に追いつくチャンスを窺います。
そして、迎えた88分、ヤングボーイズはズベロティッチの豪快なシュートがゴールネットを揺らし
土壇場で同点に追いつきました。リヴァプール陣内中央の高い位置で
交代出場していたフライがポストプレーで相手DFを引き付け、ズベロティッチにリターン。
リヴァプールは対応が遅れ、ほぼフリーでシュートを撃たせてしまいました。
終了間際の92分、リヴァプールはジェラードのFKからビックチャンスを迎えますが
ヤングボーイズの粘り強い守備にブロックされ得点できず。
その一連のプレーの切れ目と共にホイッスルが吹かれ、2-2で試合終了。
リヴァプールは勝ちきれず、グループステージ突破を決められませんでした。
逆にヤングボーイズは最終節に望みを繋ぐ、価値ある勝ち点1を手にしました。

感想です。
私はヤングボーイズのサッカーは初めて見ました。ビッグネームはいませんが
個人のプレーの質も決して低くなく、チームにまとまりが見られ、好感の持てるクラブです。
後半はスタミナ切れを起こしていましたが、攻守の切り替えがとても早く
そのどちらかになった時のプレーの選択に迷いがありませんでした。
攻撃は積極的、守備は粘り強く、前からの激しいプレスを徹底していたのが印象的でした。
荒っぽさや汚いファウルもありませんでしたね。
そして2度のビハインドにも焦らず、諦めず
最終的に追いついたのは、敵ながら素晴らしいというほかありません。
気になった選手は、トップを務めていたボバディージャという選手です。
いきなりビッグクラブ、というのはないかもしれないけど、
そのうちどこかに引き抜かれていきそうな選手だな、と思いました。

さて、我らがリヴァプール。
レギュラークラスを休ませて臨んだゲームでしたが、結局は3人全員使うことになり
2度のリードを守り切れずの勝ち点1。勝ち抜けは最終節に持ち越しに。
ロジャーズは今季、ターンオーバー制を行っています。
もちろんどちらにも出場している選手はいますが、プレミアとELで使う選手をきっちり分けています。
試合数も多く、怪我人もいますので、これはある程度仕方ないでしょう。
とはいえ、昨シーズンからの勝ちきれないクセ、とでもいいましょうか、
選手は変われど、それは今季もどうやら今のところ継続中の様子。
少しずつ、良くはなってきてるんですが、なかなかですね。
この試合に関しては、相手とは逆に攻守の切り替えがものすごく遅かった。
守備になった時は、攻撃の態勢のまま止まってしまっている場面が多かったですし
攻撃に移った時は、どうするか迷って時間がかかってしまうことが気になりました。
そして、これはプレミアでも感じることですが、プレッシャーにいかないんですよね。
ボールホルダーに対して、一応マークにはいくのですがプレッシャーはかけません。
積極的にボールを奪いにいっているのはジェラードくらいな気がします。
あれだけ全員がプレスをかけないというのは、ロジャーズの指示なんでしょうか。
相手に自由にプレーさせていることが多いので
もう少し何とかした方がいいと思うのですが・・・
それから、前半の30分にジェラードを投入したのはさすがに驚きましたね。
確かにそこから良くはなったので、改善すべきところを見抜いて早く動くという点では
ロジャーズはそういう能力に長けているのかな、と思います。

それと、ダウニングの左SD(噂には聞いてましたが)ヘンドの右SBも
以前のポジションと違うだけに、何だか不思議な感覚でしたね。でも、そう違和感はなかったなあ。
もちろん2人とも本職のポジションではありませんので、あまりインパクトは残せませんでしたが
昨シーズンとは違って、この2人をプレミアで見る回数はめっきり減りましたが
そんな中でも、くさらず真面目に頑張っている姿を見れたのは嬉しいことです。
プロとしては当たり前ですが、与えられたチャンスに全力で取り組むというのは
なかなかできることではありませんので、頑張ってほしいですね。

さて、リヴァプールEL最終節はウディネーゼと敵地での対戦です。
このグループでは、すでにロシアのアンジが勝ち抜けを決め
ウディネーゼの敗退が決まりましたので
今回対戦したヤングボーイズと残り一枠をかけての戦いになります。
さて、どうなることやら・・・

そして、最後に同じくELの話題をもう一つ。
カイトの所属するフェネルバフチェが第5節のマルセイユ戦に0-1で勝利し
グループ首位での勝ち抜けが決定しました!
今週はCLではチェルシーがユーヴェに負け、グループステージ敗退の危機に瀕し
お伝えした通り、リヴァプールは勝利目前で突破を逃し、がっかりすることが続きましたが
ひとつだけ嬉しいことがあって救われました。
カイトはここ最近、公式戦3試合ゴールこそありませんが
怪我からの復帰後、リーグ戦もELもほとんどの試合でフル出場を果たし
チームにとって不可欠な存在になっているようです。
決勝トーナメントでもさらなる活躍を期待したいですね。
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