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PL19節 ストーク × リヴァプール [リヴァプール]

寒い日が続きますね!
年末のこの時期でも、プレミアリーグは熱い戦いが続いております。
第19節、リヴァプールは難敵ストークとの対戦。
ストークのホーム、ブリタニア・スタジアムに乗り込んでの一戦となりました。

LIVERPOOL (4-3-3)

スソ (46' スターリング) スアレス ダウニング (77' J.コール)
シェルヴィ
ルーカス(59' ヘンダーソン) ジェラード
エンリケ アッガー シュクルテル ジョンソン
レイナ


STOKE (4-4-2)

ジョーンズ (78' クラウチ) ウォルターズ
エザリントン (ショットン) ウィーラン エンゾンジ カイトリー (70' ホワイトヘッド)
ウィルキンソン フート ショウクロス キャメロン
ベゴヴィッチ

match report

ようやくチームの目指すサッカーが固まりつつあるリヴァプールは、
前節ホームでフルアムに4-0と快勝、アウェイではあるが連勝を狙いたいところ。
一方、リーグ最少失点の堅守を誇るストークは、今季未だホームでは無敗。
細かく繋いで崩すパスサッカーがスタイルのリヴァプールと
ロングボールから強固なフィジカルと高さを活かしたスタイルのストーク。
全く違うスタイルの両チームが、どのような戦いを見せるのか注目される一戦となった。

ゲームは開始直後の2分に早速スコアが動く。
自陣からシュクルテルが前線へロングフィード。
そのボールを右サイドでスアレスが受けると、自らドリブル突破を図り
対応したショウクロスがエリア内でたまらずファウル、リヴァプールはPKを獲得する。
これをジェラードが確実に決め、リヴァプールは欲しかった先制点を手に入れた。
開始早々の失点に動揺したのか、ストークはスアレスを倒したショウクロスに続き
その後もルーカスに対する激しいタックルで、キャメロンにもイエローカードが出され
ゲームは序盤から激しいものとなった。
立ち上がりに先制点を許したストークだったが5分、早々と同点に追いつく。
ショウクロスからのロングフィードをアッガーとジョーンズが競り合い、
こぼれ球をウォルターズがゴール右隅へ流しこみ、ゲームを振り出しに戻した。
同点ゴールで一気に勢いづいたストークは12分、ウィーランのCKからニアでジョーンズが
頭で合わせゴールネットを揺らし勝ち越し。アッガーのマークを上手く外して
抜群のタイミングで飛び込み、圧倒的な高さを見せつけたゴールだった。
逆転されたリヴァプールは、細かく早いパスワークで相手陣内への侵入を図るものの
ストークの前線からの力強く厳しいプレスに手こずり、自陣に押し込められる場面も目立った。
それに加え、雨で濡れたピッチコンディションのせいか地面に足を取られ、
パスミスやトラップミスも手伝う形になり、リズムを掴み切れず前半を終了した。

リヴァプールは後半開始と同時に、スソに代えてスターリングを投入。
今月18歳になったばかりの若き才能に期待がかかる。
すると47分、レイナのGKからスアレスがワンタッチではたいてジェラードへ繋ぐと
左サイドのスペースでボールを受けたスターリングが
ゴールライン際から、エリア内に折り返しのクロスを入れチャンスを作る。
これは惜しくもゴールには繋がらなかったが、リヴァプールは後半良いスタートを切った。
しかしその直後の47分、ストークがお家芸のロングスローから
再びウォルターズのゴールでリヴァプールを突き放す。
ウィルキントンのスローインをエリア内でシュクルテルとジョーンズが競り合い、
ウォルターズがこぼれ球を胸トラップでコントロールすると
柔らかい弾道を描いたシュートは、レイナの右手をかすめてゴールに吸い込まれた。
2点のビハインドとなったリヴァプールは、ルーカスを下げてヘンダーソン、
ここ数試合、好調なパフォーマンスを見せていたダウニングに代えJ.コールをピッチへ送り出す。
しかし、ストークは交代出場の選手を含め、
試合開始からスタミナ、気迫、激しさ、組織力が一切落ちず
リズムを変えようとするリヴァプールの反撃を許さない。
ただ引いてゴール前を固めるだけのサッカーではなく、
ボールを奪った後は手数をかけずシンプルではあるが、そこからの攻撃プランを持ち、
その戦いを試合終了まで徹底したストークが素晴らしいパフォーマンスを披露。
スコア3-1でストークが勝利、順位も8位に上昇した。
一方、勝ち点を得られなかったリヴァプールは、10位に後退する結果となった。

STOKE 3-1 LIVERPOOL (2012.12.26 BRITANNIA STADIUM)

scorer

2' ジェラード(PK)

5' ウォルターズ 12' ジョーンズ 49' ウォルターズ

感想です[もうやだ~(悲しい顔)]

リヴァプール、決して悪くなかったのですが・・・
ストークのゴリゴリ・パワフルサッカーにやられてしまいましたね。
フィジカル・高さでは圧倒的にストークが上回っていて、90分スタミナが落ちず
チームの戦い方に一貫性があって、組織が崩れる時間帯はほぼ無かったです。
立ち上がりの失点だけじゃないでしょうか。
ストークの選手たちは、そのサッカースタイルが納得いく
素晴らしい体格の選手ばかりで構成されていて
あのドでかい体で気迫溢れるプレスをしつこくされる方はたまったもんじゃないでしょう。
しかもそれが組織的ならなおさらです。
どの選手も一つひとつのプレーを最後まで頑張るというか、やりきる。決してさぼらない。
今季、ストークはリーグ最少失点の堅守。しかし、得点も少なくこちらもリーグ最少得点。
そこが今後の課題かもしれませんが
成績はこのゲームを含め、6勝10分け3敗と、引き分けが多いものの負けはわずかに3。
(敗れた相手はユナイテッド、チェルシー、ノリッチ、いずれもアウェイゲーム)
どのチームもストークとの対戦には苦労しているのがわかります。
以前から守備はそこそこしっかりしていましたが、今季はさらにレベルアップしていて
そこからの攻撃スタイルが徹底していますね。チームの完成度としては高いと思いました。
後半、2点差になってから正直追いつくのは難しいな、と感じました。
ストークは本当に個性的で面白いチームです。今後も注目したいチームですね。

さて、リヴァプール。得点がPKのみの1点だったにせよ、
攻撃に関してはそう悪くなかったとは思いますが
このゲームに関して言えば、ストークが一枚上手だったと言わざるえないですね。
あとはチームの完成度の違いも大きいでしょう。
今季はやはり守備面が良くないですね。特に最終ラインの対応に不安定さを感じます。
CBのシュクとアッガーのコンビネーションは決して悪くありませんが
2人が上手く釣り出されることが多く、そのカバーができていません。
今日の3失点の内、2点はその形だったかと。
相手が上手いというのもあると思いますが、早急な修正が必要ですね。
あと、今日はパスミス、トラップミスが多かったのと、ボールや味方選手の動き出しに対しての
周りの選手の反応がワンテンポ遅いと感じました。
次のプレーの準備ができてないというか、びっくりして動き出すような場面が目立ちました。
ジェラードがコンディション落ちてるのでは、と少々気掛かりです。
スアレスもべゴヴィッチとの接触プレーで足を痛めてたみたいだし・・・大丈夫かな~[たらーっ(汗)]
選手交代に関しては、ロジャーズの意図はわかりますが、今日は上手く機能しませんでしたね。
良かったと思ったのは、途中で下げられましたがダウニング。
今日はあまりインパクトを残せませんでしたが、以前に比べると
その場の状況に合ったプレーをきちんと考えて、
ベストな選択をできるようになってきたんじゃないですかね。
単純にサイドからありきたりのクロスを放り込むのではなく、一瞬タメを作ってパスに切り替えたり
面白い場所にグランダーのクロスを入れたり、
プレーにアイディアを持てるようになってきたと感じました。
もう少しドリブルで思い切って勝負してみても良かったとは思いますが・・・
本人はリヴァプール残留を望んでいるようなので、そうなるように頑張ってほしいですね。

リヴァプール、次節は現在最下位に沈むQPRとのアウェイゲームです。
最下位とはいえ、QPRも決してラクな相手ではありません。
過密日程で時間は無いですが、
しっかり準備して2012年を良い結果で締めくくってもらいたいですね。

さて、私は今日からお正月休みを頂いております[わーい(嬉しい顔)]
このお休みはダラダラすることなく、サッカーの研究に時間を費やしたいと思います。
いい加減、大掃除をしなくてはいけませんが・・・(笑)
今、本当にサッカーが面白くてしょうがありません。
このblogを読んで下さる皆様に、もっと楽しんで頂けるようにしっかり学びます[手(チョキ)]
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