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EL 準々決勝 2nd leg ラツィオ vs フェネルバフチェ [ヨーロッパリーグ]

皆さま、こんばんは!
CL・EL、ともに準々決勝も終わり、どちらの大会もbest4 が出揃いました[ぴかぴか(新しい)]
ELでは、嬉しいことにカイトの所属するフェネルバフチェが
強敵ラツィオを下し、クラブ史上初のbest4に進出[手(チョキ)]
チェルシーも敵地でルビンに追い詰められながらも、何とか勝ち抜けを決めています[わーい(嬉しい顔)]


準々決勝1st legでは、2-0でホームのフェネルバフチェが勝利。
ラツィオの堅守・速攻に苦しみましたが、
後半は相手に退場者が出て、優位に試合を運ぶことができました。
2nd legはラツィオのホームスタジアムでの対戦でしたが、
ラツィオの決勝ラウンド1回戦・ボルシアMG戦で人種差別的な行為がスタジアムであったようで
UEFAから2試合の無観客試合の処分が下され、今回はその2試合目。
数少ない両チームの関係者(かどうかは、かなり怪しい・・・:笑)
のみがスタンドから見守る試合になりました。


FENERBAHCE (4-2-3-1)

ウェボ ('80 メフメト・トプズ)
ジャネル・エルキン ('87 クラシッチ) クリスチャン ('73 サリヒ・ウチャン) カイト
セルチュク・シャヒン  ラウール・メイレレス
ツィーグラー  エゲメン・コルクマズ  ヨボ  ギョハン・ギョニュル
ボルカン・デミレル


LAZIO (4-2-3-1)

コザーク ('77 ロッツィ)
リュリッチ  エデルソン ('73 フロッカリ) カンドレーヴァ
レデスマ  エルナネス
ラドゥ  シアニ  サナ  ヴィアーヴァ ('56 クローゼ)
マルケッティ


match report


どうしても得点が必要なラツィオは、立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けます。
一方、2点のリードがあるフェネルバフチェも、スタートは割と前からプレスに行き
特に引いて守る、という姿勢ではありませんでした。
まず、最初にチャンスを迎えたのはラツィオでした。
4分、敵陣のペナルティエリア付近でクリスチャンのパスミスをエデルソンがカットすると
カンドレーヴァが左から中央へカットインしてフィニッシュまで持ち込みます。
7分にもエデルソンがミドルシュートを放つなど、ラツィオがやはりスタートからエンジン全開です。
フェネルバフチェも前にボールを運ぼうとはするのですが、カイトのと位置で激しいマークに合い
なかなかパスを繋ぐことが出来ません。
ただ、マイボールにすると敵陣でボールを動かし、一旦後ろに下げてまたビルドアップを繰り返し、
前に人数はかけず、遠目からのシュートを選択。
スローインにも出来るだけ時間をかけ、失点せずに時計の針を進める狙いのようでした。
しかし、13分。最初のビッグチャンスがラツィオに訪れます。
エルナネスのFKをGKデミレルが一度はキャッチするものの、こぼしてしまい
そこに狙っていたコザークが突っ込みます。
これは、何とかデミレルがボールをキープし直し、ゴールラインを割りませんでしたが
ラツィオにとってはビッグチャンスでした。
前半は両チームとも、中盤で細かいミスが多くお互いペースを掴み切れませんでした。
ラツィオは押してはいるのですが、攻守の切り替えがやや遅く、
クロスのタイミングや質が精度を欠き、攻めきれない時間が続きます。
一方フェネルバフチェは、最初はラインも高めで中盤でボールを奪う場面も多かったのですが
徐々にボックス近辺での対応が増え、
深い位置で相手の攻撃を跳ね返す時間が長くなってきました。
ウェボ1人を前に置き、あとは全員が自陣で守備にあたり
ボールを奪ったら前線へロングボール、という形でした。
45分にラツィオは再びチャンスを迎えます。
右サイドからカンドレーヴァが早めのクロスを入れると、そのまま逆サイドに抜け
リュリッチが拾うとラドゥを経由し、中央からエルナネスが強烈なミドルシュートを放ちます。
これはGKの正面でしたが、直前でワンバウンドした難しいボールだったせいか
デミレルがまたもやこぼし、そのボールに再びコザークが突っ込みます。
しかし、今度もデミレルが何とかキャッチし直し、
コザークにはイエローが出され得点には至りませんでした。
前半は0-0で終了し、後半へ折り返します。

後半も開始直後から、ラツィオがフェネルバフチェ陣内で押し込む展開が続きます。
47分にはレデスマのクロスに対応しようとしたGKデミレルがパンチングを空振り、
48分にはカンドレーヴァのクロスにコザークがヘディングシュートを放ち
惜しくもバーの上でしたが
立て続けにフェネルバフチェゴールを脅かします。
ラツィオは後半に入って、クロスを入れるタイミングやボールの質が良くなり、
徐々にゴールに近づいてきました。ラツィオは56分には右SBのヴィアーヴァを下げ
クローゼを投入してきました。
一方のフェネルバフチェは、後半はほとんどハーフウェイラインを超えることが出来ず
前線のウェボにもボールが入りません。
CKが2度ほどありましたが活かすことが出来ませんでした。
そして60分、ついに均衡が破れます。
ラツィオはFKから素早いリスタートでカンドレーヴァが右サイドからクロスを入れると、
ファーサイドでリュリッチがヘディングシュートを叩き込み、ゴールネットを揺らします。
スコアが動いたことでフェネルバフチェも前に出始め、敵陣でボールキープを試みますが
すぐにラツィオの勢いに押し戻されます。
そして73分、ラツィオはエデルソンに代えてフロッカリ、フェネルバフチェはクリスチャンを下げ
19歳の攻撃的MFサリヒ・ウチャンを投入。お互いに攻撃的な選手交代を行います。
すると、その直後スコアが動きました。
敵陣の中央でカイトが後方からのボールをダイレクトでタテに前線のウェボへ送り
リターンをもらうと、ワンタッチで右サイドを上がってきたギョニュルへ展開。
エリア内でウチャンがギョニュルからのクロスを引き取り、カイト・ウェボを経由し
最後は左サイドでフリーになったエルキンが得意の左足でニアへ叩き込み
貴重なアウェイゴールを奪います。
キレイなパスワークから、エルキンがディフェンスに入った
シアニのタイミングを冷静にずらしてのシュートでした。
トータルスコアは1-3となり、アウェイゴールを与えてしまったため
ラツィオが勝ち抜けるには非常に厳しい状況になりました。
アウェイゴールを手に入れ、少し余裕の出てきたフェネルバフチェは残り10分はまた
守備を固めて逃げ切りを図ります。
しかし、それでもラツィオは精力的にボールを動かし、主に右サイドから攻撃を仕掛けます。
攻め続けるラツィオでしたが、最後までゴールを奪うことはできず1-1で試合終了。
2試合のトータルスコア1-3でフェネルバフチェが初のbest4入りを果たしました。


LAZIO 1-1 FENERBAHCE

( 2013.4.11 STADIO OLIMPICO )

1st leg FENERBAHCE 2-0 LAZIO
2nd leg LAZIO 1-1 FENERBAHCE
TOTAL SCORE FENERBAHCE 3-1 LAZIO


scorer

'60 リュリッチ

'73 エルキン


感想です [わーい(嬉しい顔)]

嬉しいし、ホッとしています (´▽`)
2点のリード、無観客でのアウェイゲームというフェネルバフチェにとっては
有利な条件はありましたが、ラツィオという強敵を退けたのは正直驚きです。
個人の能力・チーム力・戦術など、おそらくはラツィオが上回っていたかと思います。
1st legが最後まで同じ人数での戦いであったなら、また別の結果だったかもしれません。
幸運に恵まれた部分も大きかったとは思います。
しかし、その状況を活かし結果を残したのはチームが成長している証拠です。
8か月前は同じような状況でも、それが出来ませんでした。
チームの完成度も完璧とは言いがたいですが、間違いなく前進はしていると思います。
今回は2点のリードがありましたから、かなり守備的なプランでしたね。
最初からそういう狙いだったのか、ラツィオの攻撃に押されてか途中からは
ゴール前で人数を固めて相手の攻撃を跳ね返す時間が多かったですが
1失点はしたものの、よく守りきりました。最終ラインはよくやってたと思います。
GKのデミレルが不安定だったので、心配でしたが最後まで何とか持ちこたえてくれました。
(あのパフォーマンスは今日だけ・・・にしてほしい[たらーっ(汗)]
とにもかくにも、初のbest4進出です!
ラツィオは疲労があったのか、少しコンディションが良くなさそうに見えました。
あとは、来シーズンのCL出場権争いもあるので、そことのバランスも難しかったのでしょうか。

さて、カイトですが先発フル出場。
ゴールはありませんでしたが、チームのbest4進出に大きく貢献してくれました。
チームがかなり守備的なプランだったので、攻撃的なボールタッチはほとんどなかったでしょうか。
失点した場面では、カイトがリュリッチのマークに付くのがほんの少し遅れてしまったのが
残念でしたが、あれはリュリッチが上手かったのもありますし、仕方ないかなあ・・・[ふらふら]
正直90分間でフェネルバフチェがちゃんと攻撃したのは、あの得点シーンだけでしたけど
(おそらくは監督の指示もあったのだと思われます。ウチャンが交代で入った時
チームメイトに点を獲りに上がれ、というような指示を出してました)
そこに、しっかりカイトがチャンスメイクしてくれたのはさすがかな、と思います。
あの時、カイトは3回ボールタッチしてるんですけど、全部ワンタッチで出してるんです。
得点するのに、ゴール前で自分が何をしなくちゃいけないか、本当に良くわかってるというか。
周りの選手もしっかり連動して動けていたし、
あの攻撃に絡んだ全員が同じイメージを描けてなかったらあのゴールはなかったと思います。
ギョニュルのオーバーラップ、ウチャンのボールキープ、ウェボのポストワークに
それぞれカイトがワンタッチでリズムを作って、最後エルキンの冷静なフィニッシュ。
いいゴールだったと思います。
今日も、解説の川勝良一さんにお褒めの言葉を頂きましたよ!
(エルキンのシュートが素晴らしかったという話から)
「その前のカイトの絡みが良かったですよね、崩しの中でね」
ありがとうございます[わーい(嬉しい顔)][グッド(上向き矢印)] もっと言ってください(笑)
あれを普通にできてしまう、カイトが素敵です[ぴかぴか(新しい)]

さて、先ほどCLとELのセミファイナルの抽選会が行われ
フェネルバフチェはベンフィカと、チェルシーはバーゼルとの対戦が決まりました。
チェルシーとは当たんなかったですね(苦笑)
もちろん決勝で戦ってくれれば、私的には言うことありませんけど・・・(´▽`)
まあ、そう簡単には希望通りにはいかないでしょうね[あせあせ(飛び散る汗)]
でも、頑張って欲しいです。とりあえず、あと2試合はしっかり観れますから応援したいと思います。

ちなみにCLは、バイエルンvsバルサ、ドルトムントvsレアルでしたね。
CLもELも楽しみなセミファイナルになりそうです!
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