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EL 準決勝 1st leg フェネルバフチェ vs ベンフィカ [ヨーロッパリーグ]

皆さま、こんにちは[わーい(嬉しい顔)]
久しぶりの更新になりました。

CLもELも準決勝1st leg が行われ、いよいよ大詰めを迎えております。
皆さまも、すでにご存じの通り
CLでは素晴らしい完成度を誇るバイエルンが4-0とバルサを圧倒、
若いエネルギーが躍動するドルトムントも4-1とレアルを撃破し
まずはドイツ勢がスペイン勢を制しました。
どちらの試合も本当にレベルが高く、内容も面白いゲームでしたけれど、
私はマイペースに(笑)ELフェネルバフチェ戦をお伝えします[手(チョキ)]

準々決勝では強敵ラツィオを下して、クラブ史上初となるベスト4進出を決めたフェネルバフチェ。
準決勝ではポルトガルの名門・ベンフィカとアムステルダムでの決勝を懸けて戦います。
まずはトルコはイスタンブール、シュクリュ・サラチオールでのホームゲームです。


FENERBAHCE (4-2-3-1)


ウェボ
ソウ('86 クラシッチ)  クリスチャン('86 セルチュク・シャヒン)  カイト
メフメト・トパル  ラウール・メイレレス('63 サリヒ・ウチャン)
ツィーグラー  エゲメン・コルクマズ  ヨボ  ギョクハン・ギョニュル
ボルカン・デミレル


BENFICA (4-2-3-1)


カルドーソ
ジョン('62 ロドリゴ)  アイマール('46 ガイタン)  サルビオ
アンドレ・ゴメス('80 カルロス・マルティンス)  マティッチ
メルガレホ  ガライ  ジャルデウ  マキシ・ペレイラ
アルトゥル


match report


まずは前半、ベンフィカのキックオフで試合開始。
ボールを下げず、パスを受けたアイマールがまずはドリブルで仕掛け
アウェイチームのベンフィカがアグレッシブなスタートを見せます。
ベンフィカはディフェンスラインを高めに設定、ハイプレスを徹底すると
サルビオがキレのあるドリブルやカルドーソとの息の合ったコンビネーションで
積極的にアウェイゴールを狙いにいきます。
一方、アウェイゴールを警戒するフェネルバフチェのディフェンスラインはやや低め、
中盤で細かいパスは繋がず、長めのボールをトップのウェボに当てて
そこから攻撃を展開するような形でした。
ベンフィカは相手ボールになると帰陣も早く、フェネルバフチェに自由を与えません。
序盤はベンフィカが押し込む時間が多く
フェネルバフチェは守備に追われ、相手陣内に攻め上がれませんでした。
12分を過ぎたあたりから、ようやくボールを持てる時間が増えてきましたが
なかなか効果的な攻撃なるようなパスが繋がりません。
しかし17分、マティッチのサイドチェンジを狙っていたギョニュルがボールをカット。
右サイドに流れたウェボに展開すると、ゴール前へ入れたクロスにソウが飛び込み
フェネルバフチェがビッグチャンスを迎えます。
これは惜しくもゴール右へ外れ得点にはなりませんでしたが、
これがきっかけとなりフェネルバフチェがリズムを作り始めます。
直後の18分、ルーズボールをクリスチャンが拾うと右サイドのカイトに展開。
カイトがタテに運び、ゴール前にクロスを送ると
ソウがヘディングシュートを放ち決定機を迎えます。
しかし、これはクロスバーに阻まれ、惜しくもゴールならず。
続く20分にも、カイトが倒されFKを獲得。
クリスチャンの入れたボールにコルクマズが頭で合わせ、立て続けにチャンスを作ります。
フェネルバフチェに主導権を握られ、ベンフィカはディフェンスラインも下がり
スタート時のように高い位置でのプレーが出来なくなってきました。
右サイドでサルビオが仕掛けはするものの、チャンスを作るには至りません。
ジェズス監督が選手たちに激しく指示する場面も多く見受けられました。
フェネルバフチェペースのままスコアレスでゲームは進み、前半終了間際の46分
右サイドからカイトが入れたグランダーのクロスをエリア内で受けたギョニュルが
ジョンに倒されフェネルバフチェはPKを獲得。絶好の得点チャンスを迎えます。
しかし、このPKを気持ちが入り過ぎたのかキッカーのクリスチャンがポストに当ててしまい失敗。
スコアレスのまま前半を終了。
PKを外しショック状態のクリスチャンは、チームメイトやスタッフに支えられながら
ドレッシングルームへと下がっていきました。

ベンフィカは後半スタートと同時に、アイマールに代えてガイタンを投入してきました。
何とか巻き返しを図りたいところでしたが、後半もフェネルバフチェが主導権を握ります。
開始早々の48分、敵陣でのルーズボールをクリスチャンが拾うと
自らドリブルで持ち上がりミドルシュートを放ちます。
GKが触り、枠は捉えられませんでしたが
前半のPKでのミスを引きずらず、思いきりの良い素晴らしいシュートでした。
その直後のCKからも、メイレレスが抑えの効いた得意のミドルで相手ゴールを脅かします。
さらに51分には、スローインからツィーグラーとソウのコンビネーションに
エリア内でパスを受けたカイトが反転してシュート。
惜しくもまたもやポストで得点には至りませんが、確実にゴールに近づく空気が漂います。
自陣で押し込まれる展開のベンフィカは、カルドーソやガイタンが遠目から狙うものの
GKデミレルの守備範囲を越えられず、こちらもポストに嫌われるなど
なかなかアウェイゴールは手に入りません。
その後もベンフィカ陣内でフェネルバフチェの攻撃が続き、迎えた71分ついに均衡が破れます。
クリスチャンのCKをファーでメルガレホがクリアするものの、逆サイドのフェネルバフチェの
選手が密集している場所へ飛ばしてしまい、コルクマズが頭で押し込みゴールイン。
ジャルデウが慌てて蹴り出すも、完全にゴールラインを割っており、得点として認められました。
ここから終了まではお互い、2nd legに向けての思惑が交差した20分となりました。
フェネルバフチェは追加点は欲しいが、前に出過ぎてアウェイゴールは許したくない。
ベンフィカはアウェイゴールは獲りたいが、これ以上の失点は出来ない。
両チームとも攻守のどちらかに比重を置かず、バランスを取りながらの試合運びになりました。
ラスト10分はフェネルバフチェがハードワークの影響か運動量が落ちたこともあり、
ベンフィカが押し込む場面も目立ちましたが、やはりそこまで攻撃に人数はかけません。
ベンフィカの最大のチャンスは84分。
フェネルバフチェのスローインのミスを逃さず、ボールを奪うと一気にカウンターを仕掛け
カルドーソがシュートまで持ち込めれば、という場面を迎えます。
しかし、ミスをしたサリヒ・ウチャンが全力で戻りカルドーソに対応、
パスを選択させ、最後はヨボが何とかクリア。
ベンフィカはチャンスを活かしきれず、フェネルバフチェは何とかピンチを凌ぎました。
そして試合終了の笛が吹かれ、1-0でフェネルバフチェがまずはホームで勝利を収めました。



FENERBAHCE 1-0 BENFICA

( 2013.4.25 SUKRU SARACOGLU STADYUMU )


scorer


'71 エゲメン・コルクマズ


感想です (´▽`)

フェネルバフチェはホームでの1st leg、アウェイゴールを与えず
最少得点ではありますが、勝利できたというのはまずは良かったと思います。
ベンフィカは初めの10分、15分くらいは勢いがあって押し込んでいたのですが
その後はアウェイということもあってかフェネルバフチェのペースで試合を運ばれていました。
ペレス、アンドレ・アウメイダなど主力選手が累積で出場停止だったこともあったのでしょうか、
本来の攻撃的なチームの良さがあまり出なかった感じでしたね。
しかし、ベンフィカにとっては1-0でのホームゲームへの折り返しですから
満足いく結果ではないけれど、巻き返せる自信はあるでしょう。

こういったヨーロッパの大舞台でのカップ戦、ホーム&アウェイの対戦方式は
ホームチームもアウェイチームもどちらにも、思惑があって本当に戦い方は難しいですね。
特に第1戦目は基準がないですから、設定しにくいというか。
そのあたりの戦略をどう立てるかの監督の手腕と、
それを選手たちが実際ピッチ上で表現できるかどうかなのでしょうね。
とは言っても、始まってみないとプラン通りにことが進むかどうかはわかりませんし、
スコアが動けばまたプランもその都度変わってくるかもしれないし・・・
ああ、サッカーって本当に難しい。でも、そこがまた面白いんですけどね(笑)

このゲームに関してはお互い細かいミスが多かったでしょうか。
パスミスやトラップミスでタッチを割ったりとか。
フェネルバフチェはイエローを一枚もらってる選手が多かったので、
そのあたりも意識して慎重にプレーしてるような印象でした。
フェネルバフチェの戦い方としては、ウェボとソウが横並びではないですが
2トップみたいな形で、クリスチャンとカイトがどちらかのサイドに寄ってる時は
どちらかが中でプレーしていたような感じでした。
ソウとカイトもポジションチェンジは頻繁に行っていましたね。
アウェイゴールを警戒して、ボランチの2人と両サイドバックは積極的には
上がってはきていなかったように思いました。
ただチャンスになりそうな時って、
必ず右SBのギョニュルがものすごい勢いで上がって来るんです。
彼の上がりがあると、ゴールに近づくプレーが増えていましたね。
このあたり、2nd legのポイントになるかもしれません。
それと、ラツィオ戦で不安定だったGKのデミレルも安定感ありしましたし
失点0に抑えたディフェンス陣は素晴らしかったと思います。
シーズン当初に比べて、守備が本当に良くなりましたよね。
決定力の高いカルドーソにはコルクマズがしっかり対応、ヨボのカバーもさすがでしたし
ソウやカイトの前線でのプレスもかなり効いてましたよ。
あとは、PK失敗したクリスチャンが、後半しっかり気持ちを立て直して
プレーしてくれたことが大きかったと思います。
周囲に隠すことなく、試合中にもかかわらず思いきり落胆してましたから。
あれで残り時間、プレーが出来なくなってしまう選手も中にはいるでしょうけど、
少なくとも彼はそうではなかった、メンタルの強い選手ということですね。
ただ、62分に怪我のためベンチに退いたメイレレスの状態が心配なのと、
ウェボがイエローの累積で次節出場できないので、さて、敵地での2nd legがどうなるか・・・
ハラハラ・ドキドキの90分になることは、間違いない気が今からしています(苦笑)

さて、カイトですが今日も先発フル出場でチームの無失点勝利に貢献してくれました。
ポストに当たったシュート、惜しかったなあ・・・[あせあせ(飛び散る汗)]
ま、カイトがゴール入れてくれて、チームが勝てば私的(←超自己中)には最高ですけど
大切なのはまずはチームが勝つこと、決勝に進むこと。それが大事です。
スタートは右サイド、試合中は左・中とポジションチェンジして攻守に貢献してくれました。
特に右サイドからはいいクロス入れてましたね。相変わらず正確ですよ。
持ち味の一つであるハードワークで、前線からしっかりプレスをかけて
ゴールに直結するような危険な場面には猛ダッシュで駆け付け、ボール奪取したり・・・
大舞台にも慣れてるから、そういった面でも安定感もありますよね。
そういったプレーそのものに加えて、
クリスチャンがPK失敗した時には一番に彼のそばに駆け付け
ドレッシングルームに下がるまで、ずっと励ましてましたね。
その途中、スタンドのファンにも盛り上げるように煽ったり、
後半開始直後のクリスチャンのミスを吹っ切るようなシュートには外れたにもかかわらず、
ガッツポーズしてたりして、チームメイトを気遣う彼の優しさや強さには本当に感心しますね。
南アフリカW杯直前のフレンドリーマッチで(相手国どこだったか?忘れました[ふらふら]
ロッベンが足首怪我した時も、
カイトが1人彼に肩を貸してベンチまで連れて行ってたの、思い出しました。
そういう人なんですよね。
時々、シチュエーションによっては切れちゃうこともあるけど(笑)
カイトのそういうとこも、やっぱり大好きですね。
もしも、決勝まで進めたら彼の母国であるオランダでのファイナルです。
もちろん頑張ってるのはカイトだけじゃないけど、何とか彼にタイトル、取らせてあげたいなあ・・・
まあ、祈るしかないけど!

もう一試合の準決勝・バーゼルvsチェルシーは1-2でチェルシーが敵地で先勝。
(すみません、まだ試合観てません[あせあせ(飛び散る汗)] これから観ます[ドコモ提供]
現段階ではチェルシーが一歩、リードしている状況です。
EL準決勝2nd legは来週5月2日(現地時間)に行われます!

最後に話は変わって、先週末のプレミアリーグでのリヴァプールvsチェルシー戦
ちょっとバタバタしていて、レポートを書けなかったのですが
スアレスのイヴァノ噛みつき事件もありますし、それも含めてまた別の機会にでも
書けたらなあ、と思います。
ブンデスではバイエルン、プレミアではユナイッテドがすでにリーグ制覇を決めていますが
リーグ戦もCL・ELもいよいよ佳境に入ってきております。
残り試合、少なくなってきましたが楽しみです[わーい(嬉しい顔)][グッド(上向き矢印)]
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