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EL 準決勝 2nd leg ベンフィカ vs フェネルバフチェ [ヨーロッパリーグ]

皆さま、こんばんは[わーい(嬉しい顔)]
GWいかがお過ごしですか?

CLもELも準決勝が終了し、ファイナル進出チームが決定しましたね。
CLでは、バイエルンとドルトムント
ELでは、チェルシーとベンフィカがそれぞれ決勝へのチケットを手にしました。

カイトの所属するトルコのフェネルバフチェはベンフィカに競り負け
残念ながら、クラブ史上初のファイナル進出はなりませんでした。
負けた試合を見直すのはなかなか辛いものがありますが・・・



FENERBAHCE (4-2-3-1)


ソウ
ジャネル・エルキン  サリヒ・ウチャン  カイト
クリスチャン  セルチュク・シャヒン('44 メフメト・トプズ)
ツィーグラー  エゲメン・コルクマズ  
ヨボ('75 ストッフ) ギョクハン・ギョニュル('61 ベキル・イルテギュン)
ボルカン・デミレル



BENFICA (4-1-3-2)


リマ  カルドーソ('86 ウレッタ)
ガイダン('86 ロデリク・ミランダ)  ペレス  サルビオ
マティッチ
アンドレ・アウメイダ  ガライ  ルイゾン  マキシ・ペレイラ
アルトゥル


match report


アウェイでの1st legを0-1で落としていたベンフィカですが
今季、なんと国内では負けなし。
特にホームでは圧倒的な強さを誇り、ベストな布陣でフェネルバフチェを迎え撃ちます。
一方のフェネルバフチェはストライカーのウェボ、
中盤センターのメフメト・トパルがイエローの累積で出場停止。
また、1st legで負傷したラウール・メイレレスも間に合いませんでした。

ホームサポーターの熱い後押しを受けて、キックオフ直後からベンフィカがエンジン全開、
スピード感溢れるパスワークで積極的に仕掛けます。
フェネルバフチェも引いて守る意思はなく、高い位置からプレスをかけ
果敢にアウェイゴールを狙いにいきます。
9分、開始から押し込む展開のベンフィカが早速ゲームを動かします。
スローインの流れから、右サイドでリマがゴールライン際まで持ち上がり
グランダーのクロスをエリア内に送ると、
ガイダンが左足のダイレクトで合わせてゴールネットを揺らします。
これで合計スコア1-1、全くのイーブンになりました。
ボールも人も良く動く、ベンフィカの攻撃にフェネルバフチェは守備に追われ
自分たちのリズムを作ることができません。
マイボールになっても思い通りにパスが繋がらず、すぐにボールを失ってしまいます。
しかし、23分フェネルバフチェにビッグチャンスが訪れます。
スローインの流れから、エリア内での競り合いでガライがハンドを犯しPKを獲得。
これをカイトが冷静にゴール左隅に叩き込み、欲しかったアウェイゴールを奪います。
それまで前目でプレーはできるものの、
シュートチャンスを作れなかったフェネルバフチェでしたが
得点できたことで勢いが増し、フィニッシュまで持ち込めるようになりました。
フェネルバフチェはソウが、
ベンフィカはカルドーソが相手ゴールに迫り、お互い一歩も譲らない展開に。
球際も激しく、お互いギリギリのプレーが続きゲームはヒートアップ。
そして35分、ベンフィカに待望の追加点が生まれます。
早いリスタートから、ペナルティエリア手前でパスを受けたカルドーソが
冷静にDFをかわし、最後はヨボの股間を抜いてゴールを決め2-1。
勝ち抜け条件まであと一歩に迫ります。
一方、アウェイゴールの差で、わずかにリードしているフェネルバフチェは
40分にビッグチャンスを迎えます。
左サイドでツィーグラー、クリスチャンと繋ぎエルキンが入れたグランダーのラストパスに
ゴール前でソウが触れれば、というところ。
しかし、DFにしっかり付かれ触れず、抜けてきたところを逆サイドでカイトがシュートを放つも
これは惜しくもサイドネット。得点には至りませんでした。
そんなフェネルバフチェにアクシデントが起きたのは44分。
接触プレーからカイトが脇腹、セルチュク・シャヒンは足首を痛めてしまいます。
カイトは何とかピッチに戻りましたが、
シャヒンはプレー続行不可能でメフメト・トプズと交代しました。
前半はベンフィカがゲームの主導権を握り、2-1で後半へ折り返しです。

後半に入っても、ベンフィカペースの試合展開は続きます。
マティッチが上手くボールを捌き、2列目のガイダン、ペレス、サルビオが高い技術と
キープ力で前線のリマとカルドーソをサポートし、フェネルバフチェゴールを脅かします。
前半より、ややスピードダウンした感はありましたが、
ベンフィカが相手陣内で押し込む時間が続きます。
そして57分、
自陣での守備に追われるフェネルバフチェに、この日2度目のアクシデントが起こります。
エリア内でのクロスボールの競り合いで、
ギョクハン・ギョニュルが顎にガイダンのキックをモロに受け
落下した際にも頭を打ち、意識を失ってしまい退場。
フェネルバフチェはシャヒンに続き、攻守のキーマンであるギョニュルも失ってしまいました。
そして迎えた66分、ついにベンフィカがファイナル進出に近づくゴールを手にします。
得意のロングスローから、ファーに抜けてきたボールをルイゾンが前に送ると
素早い反応を見せたカルドーソがゴール右隅へ蹴りこみゴールイン。
合計スコア3-2、ベンフィカが初めてリードを奪いました。
1点獲れば、アウェイゴールの差で勝ち抜ける可能性のあるフェネルバフチェは
何とか攻め上がりたいところでしたが、
後半はソウに全くボールが入らず前線で攻撃の起点が作れません。
71分にはカイトがミドルシュートを放ちますが、ゴール右へそれ枠を捉えられず。
アイクト・コジャマン監督は75分に最後の交代枠を使い切り、ストッフを投入。
フェネルバフチェはフレッシュなストッフがアクセントになり、左サイドで攻撃を仕掛けます。
その後ロスタイムを含め、80分頃からの残り約15分、
急ぐフェネルバフチェはパワープレーに転じ、何とかベンフィカゴールに近づこうと試みます。
最後まで粘りを見せたフェネルバフチェでしたが、
ベンフィカの堅い守備の壁を越えられず、そのまま3-1で試合終了。
2試合合計スコア3-2で、ベンフィカがヨーロッパリーグ・ファイナルへ進出を決めました。



BENFICA 3-1 FENERBAHCE

(2013.5.2 ESTADIO DO SPORT LISBOA E BENFICA )


1st leg FENERBAHCE 1-0 BENFICA
2nd leg BENFICA 3-1 FENERBAHCE
TOTAL SCORE BENFICA 3-2 FENERBAHCE


感想です (p_-)


ベンフィカ、強かったですね。
ミスも結構あったんですけど、ボールを簡単に失わないキープ力と
個で仕掛けられる技術の高さ、正確さが厚みのある攻撃を生み出していました。
1st legでは出場できなかった攻撃の要であるペレス
守備の要であるルイゾン、アンドロ・アウメイダも復帰し、
チームの良さが最大限に出せるであろう布陣で臨めたのも大きかったと思います。
特に2列目のガイダン、ペレス、サルビオのアルゼンチントリオの技術の高さはさすが、
という感じでした。
特に前半はスピード感のあるパス回しを見せつけ、フェネルバフチェを翻弄。
相手のハイプレスを上手くいなして、一気に相手陣内まで攻め上がりました。
カルドーソの決定力もさすがで、ボールを受けたら無理な体勢であろうが何であろうが
とにかくフィニッシュまで持ち込む強引さ、
ゴール前での落ち着いた駆け引きとテクニックは素晴らしかったと思います。
チーム全体の守備面も、ポジショニングが良いのだと思いますが
相手のボールの出しどころを先読みし、すぐに奪い返していました。
また、こういった大舞台での経験も多いですし、そこも大きかったのかと思います。


さて、フェネルバフチェですが。
まずメンバーに関しては、ベストな布陣とはいかなかったと思います。
ウェボとトパルが出場停止、メイレレスがケガで出られませんでした。
それに加え、シャヒンとギョニュルが負傷交代を余儀なくされ、
戦力ダウンしてしまったのも大きかったと思います。
(意識を失っていたギョニュルはどうやら大丈夫そうで、良かったです)
エルキンやウチャンはまだ若いですし、
チーム全体としても大舞台での経験値が少ないというのもあったでしょう。
控えを含め、選手層も今後、少し厚みを増したいですね。
監督采配、個の能力・チーム力、すべての面においてベンフィカが上回っていたと思います。
とはいえ、彼らが今出来る最善は尽くしていたと感じましたし、
この大会で得た貴重な経験を今後に繋げていけると思います。
今のフェネルバフチェはそれが出来るクラブだと思います。
トルコリーグの情報はあまり日本には入ってこないので、詳しくはわかりませんが
現在はガラタサライが抜きん出るかたちで、フェネルバフチェ、ベシクタシュが続き
あと2チームくらいは実力は近そうですが、そこから下が結構差が開いているようなので
リーグ自体の底上げも重要になってくるでしょうね。
そういった面からも今回、ラツィオやベンフィカといった強豪チームとやれたことは大きかった。
力の差を感じることもできたし、自信になった部分もあったと思います。
ファイナルに進めなかったことは残念ですが、素晴らしい経験になったことは間違いありません。
選手個人で特に注目したいのは、CBのコルクマズと右SBのギョニュル。
この2人は背は大きくないと思うんですが、ゴール前での競り合いでは
自分たちより高さのある選手に全く競り負けず(というか勝っていた)
1対1は意外に強いんだなと。
ギョニュルに関しては、オーバーラップのタイミングの良さと、ボールコントロールの技術も高い。
いい選手だと思います。ワンランク上のリーグでもやってけるんじゃないかな?と思うくらい。
あとはサリヒ・ウチャンですね。
まだまだ経験は足りませんが、面白いタイミングでボール持つ選手で
何年後かにはどっか他国のクラブにに引き抜かれていきそうですね。
まあ、そんなわけで、フェネルバフチェの挑戦はセミファイナルで終わってしまったわけですが
ここまでよく戦ってくれて、ありがとうと言いたいです。
今後の成長に期待!です


さて、カイトですが先発フル出場で1ゴール。
今回もよく頑張ってくれました。プレッシャーのかかるPKもしっかり決めてくれましたし。
てっきりクリスチャンが蹴ると思ってたのですが、どうも違ってソウかな?って思ってたら
えええ、カイトなの!?って思った瞬間、もう蹴って入ってたから祈る間もなかったという(笑)
まあ私が祈んなくても、ちゃんと決めてくれましたけど[手(チョキ)]
今回もスタートは右サイドで左にポジションチェンジしている時もあったけど
中央にはいなかったかな・・・いつもより流動的ではなかったですね。
チーム全体が守備に追われる時間が長かったので、あまり攻撃には絡めなかったですかね。
途中、相手選手のひじを顔面に受けたり、味方選手の膝が脇腹に入ったり
まあ激しい試合だったから仕方ないですけど、痛々しかったです。
母国でのファイナル、行きたかっただろうな・・・残念です[もうやだ~(悲しい顔)]
でも、また頑張ってくれると思いますので、もちろんこれからも応援しますよ~[ぴかぴか(新しい)]

そんなわけで、長々とすみません。
いつも最後までお付き合いいただき、心から感謝しています。
みなさま、いつもありがとうございます。

ヨーロッパリーグ・決勝は5月15日(現地時間)
オランダ、アムステルダム・アレナで行われます。
もう1つの準決勝でバーゼルを破ったチェルシーとベンフィカの対戦です。
どんなファイナルになるか、楽しみです[わーい(嬉しい顔)]
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コメント 2

alba0101

ご訪問&コメントありがとうございます^^

そうですよね(^^)見る楽しみが増えます!

ブラジルW杯が近づいて来ましたね
(早く出場切符を確定させたいですね)

りさ様もスパナチュ見ているのですね、面白いですよね(^^)
by alba0101 (2013-05-05 10:41) 

りさ

☆albaさん 返信が遅くなり、申し訳ありません。
ご訪問ありがとうございます!

出場枠、2枠ほど増えると楽しみです(^-^)
次戦のオーストラリア戦、勝って出場を決めたいですね!

albaさんも仰ってましたが、サムとディーンの天然なやり取りが
面白いのと、悪魔退治?しているわりには結構弱い(笑)というか、
人間味があるところが気に入っています(´▽`)
by りさ (2013-05-08 13:55) 

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