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CL 準決勝 2nd leg チェルシー × アトレティコ・マドリー [チャンピオンズリーグ]

皆さま、こんにちは[わーい(嬉しい顔)]

CLも準決勝が終了し、今シーズンのビッグイヤーを手にする権利を得た2チームが決定しました。
ファイナルリストはレアル・マドリーとアトレティコ・マドリーです!

・・・チェルシー、完敗でした[ふらふら]
プレミアファンとしては残念ですが、アトレティコ・マドリーに心から拍手を送りたいです。
チェルシーのホームで3得点の逆転勝利なんて、なかなか出来ないと思います。
シメオネ監督をはじめ、アトレティコは今シーズン
チームが本当に充実した時間を過ごしているのでしょうね。
ブレない、迷わない、素晴らしいパフォーマンスでした。


CHELSEA (4-2-3-1)

トーレス (67 デンバ・バ)
アザール   ウィリアン (77 シュールレ)   アスピリクエタ
ダヴィド・ルイス   ラミレス
アシュリー・コール  (54 エトー)  テリー   ケーヒル   イヴァノヴィッチ
シュウォーツァー


ATLETICO MADRID (4-4-2)

ジエゴ・コスタ (76 ソサ)   アドリアン・ロペス (66 ラウール・ガルシア)
コケ   ティアゴ   マリオ・スアレス   アルダ・トゥラン (84 クリスティアン・ロドリゲス)
フェリペ・ルイス   ゴディン   ミランダ   フアンフラン
クルトワ


match report

1st leg とは違い、試合開始からチェルシーは積極的に攻撃を仕掛け前に出ます。
一方、アトレティコは素早いチェックから2人、
もしくは3人と人数をかけてボールホルダーにプレスをかけ、
ボールを奪うとすぐに敵陣へ攻め上がります。
先にチャンスを迎えたのはアトレティコ。
4分、セットプレーの流れから、左サイドでコケが折り返しのクロスを上げると
それがそのままクロスバーに当たり、チェルシーのオウンゴールを誘います。
しかしこれは、ゴールラインを割ってゴールネットの上へ。
開始早々、チェルシーはピンチにヒヤリとさせられました。
攻撃でも、アトレティコの絶妙な間隔のディフェンスにタテにボールを入れられず
最終ラインで横パスを回すような時間が続き、フィニッシュまで持ち込めません。
10分を過ぎた頃から、ようやく相手陣内でボールを持てる時間が増え
アザールのアイディアのあるプレーやドリブルがアクセントとなり、チャンス作りはじめます。
しばらくは両チームともに決定機を作ることはできず
迎えた36分、チェルシーに待望の先制点が生まれました。
アトレティコ陣内で、イヴァノヴィッチが前線の大きく開いたスペースにタテパスを送り、
ゴールライン付近でウィリアンがDF2人に付かれながらもアスピリクエタにスイッチ。
ゴール前に入れたグランダーのクロスにトーレスが合わせゴールイン。
バウンドしながらのボールに、抑えの効いたシュートで先制点を奪いました。
得点を許したアトレティコでしたが、1点取ればアウェイゴールの差で優位に立てることから
特に落胆や焦りは選手から感じられません。
スタートからの自分たちのペースを保ち、チャンスを窺います。
すると44分、チェルシー陣内でペナルティエリア内のスペースにティアゴが柔らかいクロスを上げると
フアンフランが飛び込んで折り返し、
逆サイドでフリーになっていたアドリアン・ロペスが丁寧に合わせてゴール。
アトレティコは良い時間帯に、同点となるアウェイゴールを手にしました。
前半はアディショナルタイムはほとんど無く、1-1で終了。

後半スタート時に、両チームにメンバー交代はありませんでした。
ゲーム再開後、すぐにビッグチャンスを作ったのはアトレティコ。
47分、相手陣内の深い位置でパスを受けたコケがGKとDFラインの間にクロス。
チェルシーのDF陣が対応できずにファーに抜けてきたところをアルダ・トゥランがシュートを放ちます。
決定機かと思われましたが、これをシュウォーツァーがビックセーブ。
間一髪、チェルシーは失点を逃れました。
前半終了間際の失点と、この最初のプレーが影響したのか
チェルシーは後半開始から自分たちのリズムを作れずギクシャクしていました。
セカンドボールはことごとくアトレティコに拾われ、ほとんどマイボールにできません。
流れの中からチャンスを作れないチェルシーは、セットプレーから相手ゴールに迫ります。
53分にウィリアンのFKにテリーがドンピシャのタイミングでヘディングシュートを放ちますが
GKクルトワが抜群の反応を見せブロック。ゴールを割ることができません。
攻めのペースが上がらず、得点も必要なチェルシーは開始から10分足らずで動きます。
アシュリー・コールを下げて、大舞台での経験も豊富なエトーを投入。
アスピリクエタを左SBに移し、中盤が4枚、トーレスとエトーの2トップにしてきました。
しかし、今日はこのモウリーニョの采配が上手くいかず失点の原因となってしまいます。
60分、アトレティコのCKの流れから、
ペナルティエリア内でジエゴ・コスタに対してエトーがファウルを犯してしまいPKを献上。
これをジエゴ・コスタが自ら決めて2-1。貴重な追加点を挙げました。
一方、追う展開のチェルシーは64分、ウィリアンのFKにルイスがヘッドで合わせますが
ポストに嫌われ、跳ね返りはクルトワが再び素晴らしい反応で弾き出します。
そして、72分アトレティコがゲームを決める3点目を奪いました。
ティアゴから前線右のフアンフランにロングボールが繋がり
ダイレクトで逆サイドに折り返すと、頭で合せたのはアルダ・トゥラン。
一度はクロスバーに阻まれますが、
跳ね返りを再びアルダ・トゥランが浮かさず冷静に蹴り込んでゴール。スコアは1-3に。
勝利をほぼ確信したアトレティコは3点目以降、余裕のボール回し。
チェルシーの選手がボールを奪いに来ると、うまくいなして時間を使います。
77分、モウリーニョはシュールレを投入し、最後のカードも切りますが
決定的な失点のショックと疲労も表面化し守備の対応は後手後手になり、
ボールを奪おうにもチームとしての連動性が発揮できず、なす術がありませんでした。
結局最後までアトレティコの安定した守備、試合運びを崩せず1-3で試合終了。
アトレティコが先制されながらも、アウェイの地で逆転勝ちを収め
チャンピオンズリーグファイナルの進出を決めました。


CHELSEA 1-3 ATLETICO MADRID
( 2014.4.30 STAMFORD BRIDGE )

1st leg ATLETICO MADRID 0-0 CHELSEA
2nd leg CHELSEA 1-3 ATLETICO MADRID
AGGREGATE ATLETICO MADRID 3-1 CHELSEA

scorer

36 トーレス
44 アドリアン・ロペス

60 ジエゴ・コスタ (PK)
72 アルダ・トゥラン


感想です (ノД`)・゜・。

アトレティコのサッカーは、とにかく「素早い」という印象でした。
相手がボールを持ったら(それより前に動き始めてるのでしょうね)すぐいく。
今回はボールホルダーには必ず2人はいって、常に数的優位を作っていました。
アザールには3人いってましたね。一番の危険人物だったのでしょうか。
そして、ボールを奪った後の攻撃への切り替えがものすごくスムーズで、
そのプレーからは躊躇や迷いは一切感じられませんでした。
パスを繋ぐ距離感が絶妙で、スピードがあってとてもテンポよく、
チェルシーはついていけていない場面が多かった気がします。
1st leg も感じましたが、攻撃は見ていてすごく面白かったですね。
守備も選手間の距離が良くて、自陣に入られても中央は堅く、
勝負のタテパスを入れさせないし、不安定さを感じさせませんでした。
トーレスのゴールの場面以外は、危ない場面なかったんじゃないですかね。
セットプレーでは2度ほど決定機は作られましたけど、まあクルトワが堅いですよ。
普通なら入っていてもおかしくないような状況でしたが、あの反応の速さはちょっと驚異的。
あれでまだ、21歳なんて信じられないです。(5月11日で22歳!)
これからどんなすごいGKになるんだか・・・ツェフの後継者は彼になるんでしょうか。

さて、チェルシー。前半、終了間際に失点したのは完全に油断していましたね[たらーっ(汗)]
それ以外は相手も良かったから、そんなに悪くはなかったと思います。
でも、後半の入り方が良くなかったですね。
開始早々にピンチを作ってしまい、アウィゴール+追いつかれていたので
何だか良くない空気がチームに漂っていたというか。
ゲームの主導権を握れなかった。
あとは、選手のコンディションにもばらつきが見られて、動きが少なかったかなあ。
攻守のキーマンのイヴァノヴィッチも、いつものファイティングスピリットが見られなかったし・・・
プレスもほとんどかからず
集中している時のディフェンスラインとは程遠く、バラバラでしたね。
対応も全部、遅れがちでした。
アトレティコとは対照的にチームとしての連動性が攻守ともになかった印象です。
チェルシーは奪って速攻のカウンターは得意なんですけど、
ある程度時間がかかると、なかなか効果的な攻撃ができないことが多いんです。
最近はアザールのドリブル+カットインに頼るところも多いですし、
もうちょっと中盤で工夫できれば良いのかなあ、という気もします。
ラミレスはタフでスタミナもあって、後方から上ってきてのシュート技術や意識もある。
ルイスは気持ちが乗っている時なら1対1も強いし、いいキックも持っている。
でも、ゲームメイクのセンスがあるかと言われれば、特徴的に難しいかな・・・と。
(マティッチが使えれば、そこは少し改善されるかなとは思うのですが)
まあ、モウリーニョの目指すサッカーは創造性のあるサッカーではなくて
勝つための超現実的サッカーのスタイルですから、
あまりそういった点を重要視していないのかもしれませんが、
引いて守ってカウンターを仕掛けるなら、それで結果は出るかもしれないけれど
今回のように、このレベルでの戦いで
自分たちから攻めた場合は逆に良さがなかなか出せないのかなと。
あと、今日は選手交代が裏目に出てしまったのも痛かったですね。
残念です。
今日は完敗でした! (>_<)
あっ、でもシュウォーツァーは、今シーズン出場機会がほとんどなかったのに
1st leg も2nd leg も良くやったと思いますよ。
私の大好きなクエタも頑張ってましたし、うん。
来シーズンに期待ですね。

CLファイナルは5月24日(現地時間)、ポルトガルのリスボンで行われます!
どんなゲームになるか、非常に楽しみです。
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