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オランダ 準決勝へ [ワールドカップ2014]

皆さま、こんにちは (^-^)
ワールドカップは残すところ、準決勝が2試合、3位決定戦と決勝の4試合となりました。
セミファイナルの対戦カードは、
ブラジルvsドイツ・オランダvsアルゼンチンに。
いや~もうどんな試合展開、結果になるか想像がつきません・・・(^_^;)

今朝行われたオランダvsコスタリカはスコアレスのまま90分を迎え、延長戦へと突入。
それでもスコアは動かず、PK戦へともつれ込みました。
その結果、4-3でオランダがコスタリカを下し準決勝進出を決めています。

コスタリカは今回のオランダ戦だけでなく、
準々決勝に勝ち上がってくるまでの、どの試合でも対戦国を十分に苦しめました。
その献身的な戦いぶりはとても好感が持て、素晴らしいチームだったと思います。

今回の対戦で一番すごいなと感じたことは、ファン・ハール監督の采配でした。
おそらく、延長・PK戦の可能性も考えて、綿密に準備をしていたのでしょうね。
オランダは試合開始から延長戦が終了する120分間、大きく戦い方を変えませんでした。
(スコアが何かしら動いていれば、変わっていたかと思います)
決して攻め急ぐことなく、ディフェンスラインでゆっくりボールを回し要所要所で仕掛ける。
一見、消極的にも見えますが、これはコスタリカのカウンターを警戒しての対策だったと思います。
攻め急いでカウンターを喰らい、もし仮に先制点を許してしまうと、コスタリカに主導権を握られ、
いくらオランダとはいえ得点するのは難しくなる。
1点が勝敗を分けるゲームであることを、ファン・ハール監督は十二分に理解していたのでしょう。
また、無理に攻撃を仕掛けないことでスタミナの消耗も少なくてすみますし、
延長戦に入っても戦える体力はオランダの方にはあったと思います。
90分、または120分で決着をつけたかったのが本音ではあったと思いますが、
コスタリカの守備も粘りを見せ、PK戦へと突入しました。
しかし、そこでもファン・ハール監督はきっちり対策を持っていたのです。
延長後半終了が近づいた頃、PK戦を見据えてGKのクルルがアップを開始。
終了直前に、それまでゴールマウスを守っていたシレッセンに代えて投入しました。
その采配はズバリで、クルルは2つのPKを止めることに成功。
オランダはキッカーを務めた全員が決めて、PK戦を制しました。
ある情報では、シレッセンはキャリアでPKを止めたことがないのだそう。
もし、それが事実なら、それも織り込み済みだったのかもしれません。
試合後のファン・ハール監督のコメントでは
クルルには、PK戦になった場合に投入する可能性がある、と。
また、逆にシレッセンには試合に集中させるためにそのことは伝えなかったそうです。

その試合に臨むにあたって、準備に準備を重ねて、完璧に近い備えをしたとしても
いつ何時、ケガ人なども含め、試合がどう動くかわかりません。
それでも、様々な展開を想定しての対策は立てておかなくてはならないのです。

この試合から学んだことは、
常に全力で攻め続けなくても、有利に試合を運ぶことができる。
すべての可能性に対しての準備が必要であること。
そして、忘れてはならないのが指揮官の考えをピッチ上で選手が表現できること。
スコアレスで試合が進むめば、どこかで焦りが出てきてもおかしくありません。
ですが、オランダの選手たちにはそれが見られませんでした。
チーム全体の考えが最後まで乱れないメンタルの強さも素晴らしかったです。
PK戦のために交代出場したクルルもまた同じ。
たとえ、起用される可能性を予告されていたとしても、
あんな重要な場面を任されたのだから、プレッシャーは尋常ではありません。
プレミアで見ている限りですが、クルルは体格にも恵まれ、シュートへの反応も早いいいGKです。
それでも、この状況でいきなりプレーするなんてできるんだろうか・・・
と思いましたが、私の不安をよそに彼は2つのPKストップを成功させました。
その役目をこなしたクルルは見事だったと思います。

対戦国の試合の傾向、選手の分析や対策、そして自分のチームの選手の特徴を把握し、
試合展開をいくつも想定して、時間の経過や状況と共にそれを変えていく。
そして、それを選手がピッチ上で表現する。
どれが欠けても、このコスタリカ戦の勝利はなかったのではないかな、と思います。
もちろん、それでも負けることはあるとは思いますが
勝つためには、本当に様々な面からベストを尽くさなければならないのだなと感じました。

最後になりましたが、カイトは今日も右サイドのウイングバックで先発フル出場。
試合終盤は4バックになっていたので右のサイドバックでプレーしていたかな?
今日も彼らしい、献身的なプレーを120分間見せてくれました。
一度サイドを抜かれた場面があって、おおお・・・と少し焦りましたが
それ以外は安定していたと思います。
サイドからいいクロスを何本か入れてましたし、他にもロッベンへのパスなんかも
ちょっとリヴァプール時代を彷彿させるプレーでしたね。
PKもしっかり決めてくれましたし、(私は内心ヒヤヒヤでしたが・・・)
プレーが切れた時にはみんなに声をかけて、士気を高めたりもしてましたね。
彼はプレー中も、プレー以外でも
今、自分が何をしなくてはならないかを本当によくわかっている選手だと思います。
次のアルゼンチン戦でも、出場してくれるといいなあ・・・(*´▽`*)

さて、決勝の舞台にはどこが勝ち上がってくるでしょうか。
楽しみにしたいと思います。

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