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今夜はクラシコ [チャンピオンズリーグ]

皆さま、こんにちは[わーい(嬉しい顔)]
もう、だいぶ寒くなりましたね。いかがお過ごしですか?

記事タイトルは「クラシコ」なのですが、
先日行われたCL第3節のリヴァプールvsレアル・マドリーの感想を書きたいと思います。

結果は3-0とレアルの完勝でした。
私は先に結果だけを知っていたので、そのスコアから想像するに
リヴァプールのパフォーマンスが良くなかったのかな、と思いました。
今季のプレミアの苦戦ぶりを見ていても、その光景は自然と目に浮かんできます。
しかし、実際に試合映像を見てみると、パフォーマンスは決して悪くありませんでした。
確かに、結果的には内容もスコアも、レアルにやり込められた感はありますが
リヴァプールが悪かったというよりは、レアルが上回っていたという方が自然な印象です。

両チームに所属する選手のタイプ、採用しているスタイルはもちろん違います。
ただ、プレーのスピード感というか、攻撃を仕掛ける速さというのは共通していて
キックオフからかなり激しく、前半は非常に早い展開で試合が進みました。

先制点は23分。
ハメス・ロドリゲスとのコンビネーションから、ロナウドがゴールを決めました。
先にボールを持っていたロナウドがリヴァプールのディフェンスを引き付け、
ロドリゲスにパスを出しながら、ディフェンスラインの裏に走る。
ボールを受けたロドリゲスはまず、右足でトラップしコントロール。
次に、左足でディフェンダーの頭上を越す浮き球のパスを出す。
この瞬間も、ディフェンスはロドリゲスに引き付けられているので
ロナウドのマークが遅れ、さらに浮き球のパスに対応できず、ゴールを許してしまいました。
レアルの選手間の意思疎通、技術の高さ、ラストパスのアイディア。
非常にクオリティーの高いゴールシーンでした。

続いて2点目は30分、スコアラーはベンゼマ。
CKの流れから、左サイドでトニ・クロースが逆サイドに大きく展開。
ファーのベンゼマがヘディングシュートを決めました。
ここでは、リヴァプールがセカンドボールを拾えず、レアルの2次攻撃に遭い
最終的な局面では、ラインコントロールが疎かになっていました。

3点目は41分。これもCKからベンゼマが決めました。
こぼれ球にペペが素早く反応、最後はベンゼマがタイミングを逃さず確実に決めました。
(あのタイミングに合せる技術は相当難しいと思います)
ぺぺにはシュクルテルがついていましたが、
後ろから足を出されて先にボールに触られ、ベンゼマに繋がりました。
ミニョレも飛び出しはしましたが、対応できませんでした。
足で止めるか、キャッチするかの選択を迷ったのかな、という感じに見えました。

前半で3-0という、リヴァプールサイドにとってはショッキングな展開で、
そこまで大きなミスがあったわけではなかっただけに、残念な前半でした。

後半、リヴァプールはチームに馴染めず、結果の出ていないバロテッリに代えてララーナを投入。
前線はララーナが左、スターリングが中央、コウチ―ニョが右にポジションを移しました。
ララーナの投入で、前線の3人がポジションを変えながらボールを受けて
前半とは違うリズム感を生みだし、徐々に攻撃の形が作れるようになりました。
しかし、それも後半開始から10分ほど。15分は続かなかったでしょうか。
すでに3点のリードがあるレアルは、前半のように積極的な攻撃はせず
落ち着いた守備から、時折タイミングを見計らって鋭いカウンターを仕掛けてきました。
リヴァプールには手詰まり感が漂い、67分にロジャース監督は残りの交代枠を使い切ります。
しかし、ピッチに送り出されたマルコヴィッチとエムレ・カンも変化はつけられず。
ノーチャンスではありませんでしたが、結局レアルのゴールをこじ開けることはできませんでした。

レアルは個々のクオリティの高さはもちろんなのですが、
それがバラバラに発揮されているのではなく、チームとしてまとまり、機能していました。
あれだけ個性の強い選手たちを、生き生きとプレーさせ、チームとして機能させている
指揮官・アンチェロッティの手腕もやはりすごいな、と思います。

リヴァプ―ルにも、レアルほどではないにしろ、いい選手はたくさんいます。
しかし、その特徴や良さが十分に発揮できず、
その個々の能力が、チーム力にまだうまく合流していないような感じです。

気になったのは、バイタルエリアに入った時に、味方選手との距離が近すぎることです。
ある程度、レアルの守備を引き付けてはいましたが、
引き付けてできたスペースを有効に使えていないことが多いのです。
ボールの近くに人が偏りすぎているので、もっとスペースを上手く使えればと思います。

ロジャーズの采配に関していえば、0-3で負けている状況ですから
早めに交代枠を使い切ったことは理解できますが、その意図がよくわかりませんでした。
マルコヴィッチはコウチ―ニョと同じポジションに入っていましたから、
前線で変化をつけたかったのでしょうけれど、カンはどういう意図で入れたのかなあ、と。
センターをアレンとカンに任せてジェラードを前に上げるなら理解できるのですが、
ジェラードは変わらずアンカーポジションにいましたし、
だからといって、アレンやカンが前に積極的に出ていくという感じでもなかったように見えました。

第3節を終えて、リヴァプールは同組のルドゴレツ、バーゼルと勝ち点では並んでいますが
得失点差で現在順位は3位。
次節はレアルホームでの折り返し対戦になりますので、なかなか厳しい状況ですね。
ようやくCLの舞台に戻ってきてくれたので、ちょっと頑張ってほしいなあ、と思います。


LIVERPOOL (4-3-3)

スターリング   バロテッリ (46 ララーナ)   コウチ―ニョ (68 マルコヴィッチ)
アレン   ジェラード   ヘンダーソン (67 エムレ・カン)
アルベルト・モレノ   ロブレン   シュクルテル   ジョンソン
ミニョレ


REAL MADRID (4-3-3)

ロナウド (75 ケディラ)   ベンゼマ   ハメス・ロドリゲス
イスコ   クロース (81 イジャラメンディ)   モドリッチ
マルセロ (85 ナチョ)   バラン   ペペ   アルべロア
カシージャス

SCORER

23 ロナウド  30 41 ベンゼマ  

LIVERPOOL 0-3 REAL MADRID

( 2014.10.26 ANFIELD )

さて、今日はクラシコですね!(≧▽≦)[グッド(上向き矢印)]
出場するかわからないですが、レアルではイスコのプレーを楽しみにしたいと思います。
バルサでは、やっぱりスアレスですかね?
皆さんも楽しんで下さい!!\(^o^)/

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