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アジアカップ 日本vsUAE [日本代表]

日本のアジアカップは終わってしまいました。
以前よりは感情に流されず、
試合の内容や結果を受け止めることができるようにはなりましたが、やはり悔しいですね。
時間が経った今日の方がジワジワ来ています。

そうしているうちに、日本が敗退した理由はなぜなのか?という疑問が沸いてきました。
もちろん、この試合だけの要素に限らず、ここにくるまでの経緯に様々な要因があるとは思います。
ただ、昨日の試合で言うなれば
試合開始から7分間にそのカギがあったのではないか、と考えました。
私なりの見解を少し書いてみたいと思います。

スタートから2分過ぎまでは、相手選手へのプレスもかけ、自分たちのパスワークもリズムよく繋がり
フィニッシュまでもち込めていました。決して入りは悪くありません。

ところが、2:40
日本の右サイドで酒井高徳が15番・イスマイールとの1対1でボールを失い、カウンターを受けます。
最終的には川島が阻止し、失点には至りませんでした。
この場面の最終ラインを見てみると、
酒井が上がっていたため、左から長友・森重・吉田の3人が対応しています。
前線の相手選手に対して人数は足りていますが、
ラインコントロールが難しかったのではないかと思います。
長友と森重は並んでいますが、吉田は右サイドの7番・マブフートをマークしなければならないので、
2人より少し下がったポジショングでした。
そこで、オフサイドが取れずディフェンスラインの背後のスペースにスルーパスを出され、
サイドを突破したマブフートに独走を許してしまいました。

この直後から日本は明らかにリズムを崩し、逆にUAEは自分たちのプランに鋭さを増してきます。
日本はパスミスが増え、守備も後手後手になっていました。
相手のレベルはありますが、グループリーグで見せていた
『人数をかけて、後ろもフォローして』
という連動した守備が機能せず、中盤でのプレスが緩くなっていたと思います。

そして、5:54
ボールホルダーであるマブフートに対し、長谷部と香川が2人で挟み込んで対応していました。
しかし、かわされてしまいます。
その後、後方からのフォローがなくドリブルで突破され、前線の中央に守備が引き付けられて
右にポジションをとっていたオマールにフリーでパスを出されミドルシュートを撃たれてしまいます。
これは、日本のディフェンスに当たってゴールには至らず難を逃れました。

そして、先制された7分。
日本の左サイドで相手に緩急をつけたボール回しをされたことで守備が混乱。
ノープレッシャーで前線へのロングボールを許し、
マブフートに絶妙なトラップからのハーフボレーを決められました。

おそらくはプラン通り、先制点を奪ったUAEは前半の早い時間にもかかわらず、
自陣に引いた試合運びを始めます。
延長戦も含め、残り約110分はほとんど日本の攻撃の時間だったと思います。
柴崎の同点ゴールは素晴らしかったですが、90分もしくは120分では決着をつけられず
PK戦の末、日本は敗退という結果に終わりました。

まず、立ち上がりのピンチから修正が出来なかったことが大きかったのではないでしょうか。
落ち着いて立て直す前に、相手のペースに持ち込まれてしまった。
そして先制点を許し、相手のプラン通りの試合運びになってしまったと思います。
多くの場合、先制点を奪われると相手が主導権を握るため、こちらは不利な立場になります。
それは、例えば欧州のビッグクラブや強豪国といわれるナショナルチームでも同じです。
ただ、そこで不利な状況を打開できるプランや能力があるかないか、
発揮できるか否かだと思います。
個人の能力も組織力も、おそらく日本がUAEを上回っていると感じましたが
不利な状況を打開するために必要なスキルが、まだまだ不足しているのではないでしょうか。

アギーレ体制が今後どうなるのか、現段階では明確ではありませんが
そのあたりのレベルアップを進めていかなければならないと思います。
また、どんな高いクオリティをもった選手でもボールを失ったり、ミスをすることはあります。
大切なのはその後をどうカバーするかです。
まずはミスを減らすために、個人の能力をもちろん上げなくてはなりませんが、
そういった部分も常に考えていく必要があると思います。

最後に、選手本人やメディカルによるコンディション管理を問題視する声があるかもしれませんが
個人的には長友の負傷はアクシデント、
交代枠の采配は勝負所を知っているアギーレの英断だったと捉えています。

それにしても、ベスト8で大会を去るのは非常に辛いですね。
コンフェデレーションズカップに出場できないのも、本当に痛手です。
トップチーム含め、各年代で日本のサッカーはしっかり立て直していかないとなりません。

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代表・ブラジル戦 (2014) [日本代表]

皆さま、こんばんは(^-^)
昨日のブラジル戦はご覧になられましたか?

内容も結果も想定内ではありましたが、やはり残念ですね。
基本が守備的なプランだったせいか、
全体的にチームが少し縮こまっていたような印象でした。
アギーレ氏が監督に就任し、新しいチームが始動して4試合目。
同監督になってから、新たに召集された選手も多いので
選手の意思疎通や連係が不十分なところが目立ちました。

今回の試合で、改善が必要ではないかと感じた点をいくつか挙げてみようと思います。

まず、プレーのスピードを上げる。
時と場合によるとは思いますが、できるだけダイレクト、またはワンタッチで次のプレーに移る。
これにチーム全体が連動していく。
ツータッチ以上になると相手選手が対応しやすくなるため、攻撃のリズムが失われ
ボールを奪われて、カウンターを受ける可能性が高くなります。

次に、スペースの使い方とタイミングを高める。
まず攻撃時ですが、ブラジルはカウンターの際にロングボールやタテパス一本で
前線に展開した場合、最初はパスを受けた選手しかいなくても
フォローする選手がバランス良くポジションを取りながら、すぐに3~4人上がってきていました。
同サイドに偏っている場合でも、
すぐに逆サイドの空いたスペースにポジションを移し、チャンスを作っていました。
日本はチャンスになりそうな場面でも、フォローの人数も少く上がりも遅い。
これではボールを受けた選手が孤立してしまい、次のプレーの選択肢が非常に少なくなります。
さらに、大きく開いたスペースがあっても誰も入ってこないか、かなり遅れて入ってきます。
素早くスペースを見つけて、的確なタイミングで入ってこれるようになってほしいですね。

守備時に関しては、日本はボールホルダーのマークにつくため
一人目の選手が動いた際にできるスペースのカバーができておらず、そこを使われていました。
例えば一点目。
初めはオフサイドポジションにいたネイマールが一度中に戻ってから動き出し、
ゴールを決めた場面です。彼の動き出し、ボールを受ける技術とスピードは確かに素晴らしい。
しかし、その前のプレーから見てみると、
オスカルからタルデッリにボールが入った時に、田口選手がディフェンスにいっているのですが
彼が移動してできたスペースをウィリアンとのワンツーで使われています。
結果的に、そこからネイマールへのスルーパスが出ています。
ですから、味方選手がディフェンスで移動した際にできたスペースを他の選手、
またそのカバーに入った選手が空けたスペースを次の選手がカバーしていく。
そういった連動が必要なんだと思います。

そして、視野を広く保つ。
味方選手・相手選手のいる位置を常に把握しておかないと
攻撃では時間がかかってしまうし、守備ではピンチを招きます。
今回は特に守備面で危ない場面が多く、実際に失点にも繋がっていました。
集中力も加わるとは思いますが、見えていないのかな、と思う場面が多かったです。

最後は、マイボールへの意識を高く持つ。
この試合に限らず、どの時代の代表戦でもどうしても気になるのですが
ゴールキックやスローインを味方に繋げられず、
すぐに相手ボールになってしまうことが多いと感じます。
しっかりマイボールにして、シュートまでいかなければ意味がありません。
マイボールに対しての意識をもっと持ってほしいです。

今回のブラジル戦で、多くの選手が世界との差を実感して、悔しい思いをしたと思います。
それを糧に、個人としても、チームとしてもレベルアップしてもらいたいですね。
アジアカップが来年1月ですから、タイミング的には非常に厳しい状況ですが
やるしかないんで、何とか頑張ってほしいと思います。

そして、AFC U-19 選手権ですが、 準々決勝で日本は北朝鮮との対戦が決まりました。
厳しい戦いが予想されますが、何とかベスト4へ進出してもらいたいです!

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AFC U-19 選手権 韓国戦 [日本代表]

皆さま、こんにちは[わーい(嬉しい顔)]
昨日、U-19 日本代表は2-1で韓国を下し
グループリーグ1位通過で、決勝トーナメント進出を決めました!

両チームの勝ち抜けの条件としては、
韓国は引き分け以上、負けても同時刻に行われていた中国・ベトナム戦の結果次第では
グループリーグ突破が決まる状況。
それに対して日本は勝利しなければ、突破は非常に難しい立場でした。

グループリーグを終えたから言えることですが、
韓国とは最終戦で当たっていて良かったのかな、と思います。
日本だけでなく、この大会では他国も3試合がすべて中一日での開催です。
そのため、どのチームも疲労度は非常に高いものがあります。
その中でお互いが置かれた状況によってベンチワークを含め、
試合の入り方、進め方がずいぶん違っており、そういった背景も試合の行方を決める
大きな要因だったのでしょう。

日本は初戦・2戦目とチームの中心となっていた広瀬と松本が、
また、途中出場ながら得意のドリブルで攻撃のアクセントとなっていた奥川が
いずれも負傷のため戦線離脱していました。(奥川選手は右足指の骨折だったようです・・)
しかし、そういった負傷者の事情やチームの疲労を考えてか、
鈴木監督はベトナム戦からスタメンを5人変えてきました。
その判断も一つ、今回の結果につながったのだと思います。

試合開始から日本は失点を警戒してか、チームの重心を低い位置に置き
自陣の中盤でボールを奪って少ないタッチ数でシンプルに前につなげていました。
今大会、初スタメンの北川に一本タテパス、ロングボールというのも多かったです。
一方、韓国もゆっくりした試合の入り方で、スタートから前に出る様子はありませんでした。
先制点は日本が奪います。
13分に右サイドでボールを受けた南野が突破を図り、自らゴールネットを揺らします。
しかし、その後にあった決定機に追加点を奪えず
29分にCKの流れから韓国に同点に追いつかれ、前半は1-1で後半へ折り返します。

引き分けでも突破が決まる可能性のある韓国は、後半もスローペースでのスタートでした。
日本は前半にはなかった、金子・関根の両サイドハーフがドリブル突破を仕掛け、
攻撃のリズムを変えてきました。中には決定機もありましたが、やはり決めることができません。
そうしているうちに、韓国が自陣に引いていたこともあり、
相手陣内で横パスとバックパスを繰り返すだけで、突破を仕掛ける姿勢が見られなくなりました。
ある選手がワンツーを狙ってパスを出した後、前に動き出しても
後ろに戻してしまうような場面が続きました。
しかし65分、日本は左サイドでテンポよくパスを繋ぎ、
最後は南野が豪快に蹴り込んで勝ち越します。
その後、日本は徐々に自陣に引き、ブロックを形成し
ゴール前に入ってくるボールをクリア、または前線のスペースへ大きくフィードして対応。
前線でマイボールにできた場合は、ボールキープで時計の針を進めます。
そして、試合終了の笛が吹かれ、何とか1-2で勝利を収めました。


AFC U-19 選手権 ミャンマー 2014 グループC

韓国 1-2 日本

( Wunna Theikdi Stadium 2014.10.13 )

得点者 : 13分 65分 南野拓実  29分 キム・ガンヒ

JAPAN (4-4-2)

FW 北川航也 (73 越智大和)  南野拓実 (94 オナイウ阿道)

MF 金子翔太  井手口陽介  川辺駿  関根貴大 (77 高木大輔)

DF 宮原和也  内山裕貴  中谷進之介  石田崚真

GK 中村航輔

  
感想です (^_^;)

90分通して、韓国はプレーが全体的にスローテンポで緩い印象でした。
プレスも球際の激しさも、ほとんどありませんでした。
勝ち抜け条件を考えれば、無理をする必要はなく要所要所にポイントを置いて
試合を進めていけば良いという考えだったのでしょう。
また、韓国はそうった試合運びができる技術が十分あるとも思います。
しかし、疲労のせいかミスも多く、日本が助かる部分も多く見られました。
もちろん日本がヒヤリとする場面もありましたが、
足元のプレーがほとんどで、そこまで脅威的な攻撃はなかったように思います。
それに、韓国は日本より早くに選手交代を行っていたのですが、
その交代策がうまく機能していませんでした。

日本は、韓国のコンディションに助けられた部分は大きかったと思いますが
結果を出せたのは、非常に大きな進歩だったと思います。
この3試合を見て、
どの世代でも課題となっている決定力の他に、改善したい点がいくつかありました。

・ セカンドボールを拾う
・ セットプレーを増やす (CK・FK ともに)
・ ボールキープのアイディアや技術を上げる
・ 疲労が蓄積してもプレーの精度を保つ

細かく言い出すと他にもたくさんありますが、特にこの4点が気になりました。
このあたりのスキルアップをしてほしいな、と思います。

さて、準決勝は17日に行われる予定で、
グループD(イラク、カタール、北朝鮮、オマーン)の2位との対戦になります。
U-20 W杯に出場して、世界と戦える機会を得るためにも
絶対にベスト4へ進出してもらいたいと思います!

そして、今日はA代表のブラジル戦です。
特に新しく召集されている選手がチームの連係を含め、どこまでできるか注目したいですね。
この試合の前に、先日行われたブラジルvsアルゼンチンのゲームを観て
現ブラジル代表を予習しておこうと思います!

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AFC U-19 選手権 ベトナム戦 [日本代表]

皆さま、こんにちは(´▽`)

現在、ミャンマーで行われているU-19 選手権はグループリーグ第2戦を終了しました。
日本代表は土曜日にベトナムと対戦し3-1で勝利を収め、
決勝トーナメント進出に望みをつなげました。

日本とベトナムは共に初戦を落としており、どうしても勝利が必要な状況。
両チームとも、細かくパスをつなぐサッカーのスタイルは似ており、互いに攻め合う展開でした。
しかし、負けると後がなくなる追い詰められた状況のため、
あまり前がかりになりすぎず、慎重に試合を運ぶ部分もありました。
また、気象条件も厳しく、15:30のキックオフで気温は日陰で34℃。
ピッチも荒れており、それに加えグループリーグは中一日での対戦となるため
選手の体力の消耗は激しいものがありました。

前半スタートから15分頃までは、日本が相手陣内に攻め込む場面が多かったものの
ベトナムの好守に阻まれ、フィニッシュまでは持ち込めませんでした。
スタート時は特に日本にアグレッシブさが感じられましたが、
時間の経過とともにゲームが落ちつき、少しゆっくりした展開になりはじめます。
日本もベトナムも相手ボールになった時のボールチャレンジが非常に上手く、
中盤でボールを奪い合う時間が続き、お互いになかなか深い位置までボールを運べません。
しかし、両チームともにスピードのあるサイド攻撃からゴールに近づきはじめます。
前半はゴールレスで終了し、後半へ。

後半から、日本は松本に代えて奥川を投入。
しかし後半開始直後から、
積極的に仕掛けてきたベトナムに立て続けにチャンスを作られ、ゴールを脅かされます。
何とかピンチを切り抜けるも、
51分に左SBの広瀬が相手選手との競り合いの際にピッチに後頭部を強打。
交代を余儀なくされ、急きょ石田がピッチに送り出されました。
貴重な交代枠を負傷者で一枠使った日本ではありましたが、59分に待望の先制点を奪います。
ベトナムの好守に遭いながらも、井手口、南野とつなぎ、一旦ブロックされるも
セカンドボールを拾った奥川が自らシュートを放ち、ゴールネットを揺らしました。
その後、徐々に両チームに疲労が目立ち、運動量が減り、足も止まり始めました。
それでも追加点が欲しい日本は攻め続け、決定機も作りますが得点には至りません。
すると、83分に川辺が足を痙攣したのかベンチに退き、望月が投入されました。
交代枠も使い切り、残り時間を何とか無失点で切り抜けたい日本でしたが
ベトナムも粘りを見せ、一進一退の攻防が続きます。
そして88分、奥川が右足を痛め、プレー続行不可能で日本は10人での戦いを強いられることに。
するとその直後、日本はベトナムに素早く右サイドに展開され
クロスの処理が及ばず、こぼれ球を叩き込まれて同点を許してしまいます。
アディショナルタイムは相手GKが負傷し、倒れていた時間があったので6分ありました。
一瞬気持ちが切れたかに思えた日本でしたが、93分にCKを獲得。
南野のCKに中谷が飛び込み、勝ち越しゴールを奪います。
さらに、終了間際にも井手口がゴールをネットを揺らし、3-1で見事日本が勝利を収めました。


AFC U-19 選手権 ミャンマー2014 グループC

ベトナム 1-3 日本

( Wunna Theikdi Stadium 2014.10.11 )

得点者 : 59分 奥川雅也 89分 タイン・タン 93分 中谷進之介  96分 井手口陽介

JAPAN (4-4-2)

FW 越智大和  南野拓実

MF 松本昌也 (46 奥川雅也)  井手口陽介  川辺駿 (83 望月嶺臣)  関根貴大

DF 坂井大将  三浦弦太  中谷進之介  広瀬陸斗 (56 石田崚真) 
       
GK 中村航輔


感想です (≧▽≦)

試合終盤に同点にされた時は、正直もうダメかと思いました[ふらふら]
選手たちがガックリきているのも目に見えてわかりましたし・・・[たらーっ(汗)]
そういった状況から立て直すのは、10代でなくても難しいですよね。
ただ、アディショナルタイムが6分と長かったのが幸いしたのか
疲労と失点のダメージで、体はもうほとんど動かなかったでしょうけれど
最後まで諦めずにプレーできたのは良かったですね。
こういう劇的な展開は毎試合あるものではありませんが、
あのまま同点、もしくは逆転されて終わるのと
勝ち越して勝ち切るのとでは、いろんな意味で身に付くものが変わってくると思います。
何よりも、この大会で先に進める可能性を残せたのが大きかったのではないでしょうか。

ベトナムも近年、国レベルでサッカーの強化に力を入れていて、非常に怖い存在になっています。
選手はみんな、テクニック・スピード・俊敏さがあり、チームワークにも長けています。
体格や実践しているサッカースタイルは日本とよく似ていますね。
何よりも、サッカーや試合に取り組むモチベーションが非常に高いと感じました。
今後もきっと、手強い相手になるに違いありません。

日本もそうでしたが、ベトナムも中盤の守備で
ファーストディフェンダーに連動して周りの選手たちが的確なポジションを取り、
攻撃を遅らせたり、マイボールにするのが上手かったです。

この試合で、負傷者が出てしまったのが心配ですね。
川辺選手は疲労のようでしたが、
広瀬選手は頭ですし、奥川選手は運ばれる時の本人の様子が深刻そうでした。
その後も松葉杖をついていたらしいので、プレーができる状態ではないかもしれません。
大事に至らなければよいのですが。

さて、グループリーグ最終戦は強敵・韓国との一戦です。
勝たなければ突破は非常に難しい状況です。
厳しい戦いになることは間違いないですが、
ぜひ勝って決勝トーナメント進出を決めて欲しいですね。
韓国戦は本日(10月13日)の夕方、18:00キックオフです!!

タグ:日本代表
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AFC U-19 選手権 中国戦 [日本代表]

皆さま、こんにちは[わーい(嬉しい顔)]
ご無沙汰しております!
あっという間に10月も半ばに差しかかろうかとしていますが
いかがお過ごしでしょうか?(´▽`)

昨日10月9日より、ミャンマーでAFC U-19 選手権が行われています。
U-19 日本代表は初戦が中国との対戦になりましたが、
残念ながら1-2で敗れ、グループリーグ突破に向けて厳しいスタートとなりました。

AFC U-19 選手権とは、19歳以下によるアジアNO.1を決める大会です。
16か国がグループAからDに分かれ、1グループ4チームでグループリーグを戦い
上位2位までが決勝トーナメントに進むことができます。
この大会でベスト4以上に入れば、来年ニュージーランドで開催される
U-20 ワールドカップへの出場権が得られます。
日本はグループC に入り、中国・ベトナム・韓国の3か国との対戦になります。

昨日の中国戦は、試合開始直後に左サイドで相手にドリブル突破を許し、
ペナルティエリア内でたまらずファウル。PKを献上し先制されるスタートでした。
緊張のためか、チーム全体がフワッとした空気で入り方は悪かったのですが
失点後は前からプレッシャーをかけ立て直し、
徐々に自分たちのリズムを作っていくことができました。
わりと早い段階で日本のペースに持っていけたと思います。
16分には、左サイドでボールを受けた南野拓実が自らドリブルで持ち上がり
ゴールを決めて1-1の同点に追いつきます。
しかし、その後は主導権を握りながらもゴールが奪えず、前半はそのまま終了しました。

後半スタートから、鈴木政一監督はボランチの川辺駿に代えて井手口陽介を投入。
その井出口と、62分に金子翔太と交代で出場した奥川雅也が新たなアクセントになり
後半もやはり日本のペースで試合は進みます。
多くのチャンスや決定機がありましたが、相手ゴールネットを揺らすには至らず
後半スタートから15分経過した頃を境に、チーム全体の疲労が色濃くなってきました。
運動量の減少、集中力の低下、コンビネーションプレーが少なくなり
テンポの良い分厚い攻撃が見られなくなりました。
守備でも前線、中盤でのプレスも甘くなり、
迎えた77分、自陣の深い位置で相手にFKを与え追加点を許してしまいます。
78分に日本は最後の交代カードを切り、
FWの越智大和に代えてオナイウ阿道をピッチに送り出します。
しかしチームの疲労が酷く、パスミスが増え、意思疎通も上手くいきません。
それでも決定機は3度ほど作ることができましたが、相手GKの好セーブに防がれたり、
わずかなタイミングのずれやボールタッチの技術が足らず、ゴールを奪えませんでした。
結局そのまま、スコア1-2で試合終了。
日本は大切な初戦を勝ち点0で終えました。


AFC U-19 選手権 ミャンマー 2014 グループC 

日本 1-2 中国

( Wunna Theikdi Stadium 2014.10.9 )

得点者 :  2分(PK) 77分 イ セゴウ   16分  南野拓実

JAPAN (4-4-2)

FW 越智大和 (78 オナイウ阿道)  南野拓実

MF 金子翔太 (62 奥川雅也)  松本昌也  川辺駿 (46 井手口陽介)  関根貴大

DF 坂井大将  三浦弦太  中谷進之介  広瀬陸斗

GK 中村航輔


感想です!(>_<)

8:2くらいの割合で90分間、日本が攻め続けていました。
チャンスも決定機も多く作れていましたが、ゴールだけが遠かった・・・という印象です。
中国が日本陣内に攻め込んできた回数は、数えるほどだった思います。
しかし、PKとFKというチャンスにしっかり決めてきた。
技術やチーム力が上であろうチームが90分間主導権を握り攻め続けるも
相手の良い守備に阻まれたり、決定機を逃して得点できず
相手が久々に攻撃してきた時にポン、とゴールを入れられて負けてしまう、という
サッカーではよくあるパターン(日本代表・年代に限らずアジアの戦いでは特に・・・)で
非常に残念な結果でした。
前半から全力で戦っていたのに加え、高い気温、でこぼこしたピッチの影響もあったのでしょうか、
後半は消耗が激しく、足が止まりプレーの精度もかなり落ちてしまいました。

ただ、選手個人の技術は高いものがあり、正直驚きました。
ボールタッチ、トラップ、パススピード。
プレーの判断の早さ、予測などもレベルは非常に高いと感じました。
チーム全体の好守における意思統一もできていて、
前半は特に、代表チームでこんなにも合うものなのかな、と感心しました。
特徴的だったのは、ゴールに背を向けてもパスをらうのではなく
前を向いた状態でプレーすることを選手たちが意識して実践していたこと。
もちろん、ポストプレーなどでタメを作りたい場合などは別ですが
前向きにボールをもらうことでプレーのスピードが上がり、相手は対応しづらくなる。
これは、鈴木監督がチームのコンセプトとして掲げているとのことで
そういった意識づけが選手にしっかり浸透しているのかな、と思いました。
この試合は残念な結果になりましたが、残り2戦に期待したいですね。

選手個人で印象深かったのは、チームのエースと言われる南野拓実選手。
シュートセンス、技術も高く、ストライカー+ゲームメイクもできるタイプでしょうか。
それから、後半から出場したボランチの井手口陽介選手。
彼はパワフルで攻守両面において、非常にスキルの高い選手だと思います。
中盤の底で的確なポジションにボールを捌き、タイミングを見て前線に上がり攻撃参加が
できるプレイヤーかな、と。守備面でもポジショニングが良く、ボール奪取が上手い。
最後は、こちらも途中出場の奥川雅也選手。
両利きのドリブラーで非常に面白い選手です。本当にどちらが利き足がわからないくらい
両足の技術が高いので、味方にとっては非常に心強く
相手にとっては対応しにくい選手ではないかなと思います。
彼らの今後が楽しみですね。

さて、先ほどA代表のジャマイカ戦が始まりました。
アギーレ監督になってから、初勝利なるでしょうか。観てみたいと思います。

タグ:日本代表
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代表・コロンビア戦 [日本代表]

皆さま、こんばんは。
ワールドカップは今日、グループリーグ最終日を迎えます。
続々と、決勝トーナメント進出国が決定していますね。
グループリーグ最終節は、同時刻開催の連日4試合。
なかなかついていけず、結果も知ってしまい(途中経過を言うので:苦笑)
少々困りながらも存分に楽しんでます。

さて、日本代表。
最終戦はコロンビアとの対戦でした。
選手がやろうとしていたことや、気持ちは試合を観ていて伝わりましたが
それが実を結ぶことはなく、残念な結果に終わってしまいました。

試合開始から、前へ、縦に、という意識が日本には強く見られました。
人数をかけた守備、相手選手へのアプローチも激しく、
これまでの2試合で、できなかったことを実践していたと思います。
しかし、その中でも気なった点がいくつかあるので少し書いてみたいと思います。

まず、ボールを奪う意識は高かったものの(前半は)
「自分たちのボールを失わない」という部分では意識が薄かった。
そして、そのあとの切り替えが遅れ気味でした。
4失点のうち2失点は、ボールロストからのもの。
まずはボールを相手に渡さないことが重要ですが、90分間の中でそういったことは起こり得ます。
問題はそこから、どうやってマイボールにし直すか。そのあたりが足りていなかったと思います。

そして、コートジボワール戦と同じく、やはり相手選手へのプレッシャーが緩いこと。
残りの2失点も、始まりはマークの遅れ、寄せの甘さからだと思います。
後半、肉体的にも精神的にも疲れて、集中力も落ちているとは思いますが
そこを怠ってしまうと、相手の思い通りに展開されてしまいます。
3失点目の起点になってしまった場面で、フリーでボールを受けようとしていた本田に対して
コロンビアのメヒアという選手がサッと寄せにいってボールを奪っているシーンなんか
逆にお手本にしてほしいくらいです。本田がフリーであることに気づき、パスがくることを読んで
本田がトラップする瞬間にうまくボールを奪っています。

また、日本は初戦、2戦目の結果から、点を取って勝つしかなく
前がかりになるのは当然ですから、カウンターを喰らい
ディフェンスラインの背後の広大なスペースを使われるのは必然。
もちろん選手たちもわかってはいるとは思いますが、
そこのリスクマネジメントをしっかりしなくてはなりません。
前に人数をかけている状態でカウンターを仕掛けられると、どうしても対応は難しくなる。
しかし、そこの差をつめていかないと、やはり失点は免れないと思います。

最後に監督采配について。
選手交代に関しては、私の個人的な印象としてはどれも疑問が残るものでした。
青山→山口は、これ以上失点しないように中盤での守備を上げる狙いでしょうか。
岡崎→柿谷はスタミナ面?
最後の香川→清武は理由が思い浮かびません。
失点したくないのはわかりますが、元々点を取らなくてはならない上にすでに勝ち越されています。
そのタイミングで守備的な選手を入れるというのはどうなのでしょう。
入れるならもっと早いタイミングではないかな・・・と。
そして、疲労もわかりますが
得点している選手を下げるのは、相手にとって脅威が減るのではないでしょうか。
岡崎が決めるパターンも多いのにな、と思ってしまいました。

それから、コロンビアは本田にかなり厳しいマークを付けていました。
攻撃のキープレイヤーである本田を抑えることが、
ゲームの主導権を握る大きなポイントだったのでしょう。
実際に、本田のところでボールを失う場面も結構あったように思いますし、
マークが厳しいので本田のところからスムーズに展開できなかった。
そういう状況を、選手たちがうまく利用して攻撃に生かすことができればいいのですが
それを考えて選手に指示を出すのは本来、監督の仕事だと思います。
また、本田がうまく機能しないのなら、思い切って交代するという選択肢もあったはず。
それができなかったのは、やはりいろんな意味で準備不足だったとしか言えない気がします。

いろいろ書きましたが、日本代表のワールドカップは終わってしまいました。
どうしたら日本は強くなるんだろう。
変えていかなければいけないこと、知っていかなけばならないことは一つではありません。
まだまだ時間がかかるのは十分承知しています。
だけど、そういう気持ちでいっぱいです。

本当はもっと違う面からも書きたかったのですが
今回はコロンビア戦の内容に関してのみにしました。
日本サッカーの現在と今後については
自分の頭の中を整理してから、また別の機会に改めて書きたいと思います。

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代表・ギリシャ戦 [日本代表]

皆さま、こんばんは!(-_-)zzz
仕事から帰宅後、昨日のイタリアvsコスタリカを後半から(前半は昨夜、観ていました)
その後のスイスvsフランスを観ながら爆睡・・・さっき起きました・・・
予想通り、生活スタイルがおかしなことになっています(笑)

さて、日本代表のギリシャ戦。
当日、ライブでも観ましたし、その後少し時間を置いて、もう一度観直しました。
本当はその後、すぐに記事を書きたかったのだけれど
自分が感じたことが何なのか、少しハッキリしなくて一日考えておりました。

自分なりの考えを、少し書いてみたいと思います。
内容も結果も、非常に残念なものでした。
ギリシャの選手が一人退場になり、数的優位を得たにもかかわらず、それを生かせず
終盤にはパワープレー、交代枠も使いきらず無得点のまま試合終了を迎えました。

まず、数的優位について。
相手が10人になったからと言って、多い方が得点するとは限りません。
逆に人数が少なくなった方は、やることがハッキリするため戦いやすくなるとも言えます。
今回で言うなら、ギリシャは元々、堅守速攻のチームです。
ですから、堅守がさらに堅守になった。それを崩すのは、日本でなくても難しいと思います。
ワールドカップという世界的に注目される大舞台だからこそ、
取り沙汰され批判もされますが、数的優位を生かせず結果が出ないことは
サッカーの世界では日常茶飯事。特に珍しいことではありません。
例えば、今大会のメキシコ戦のブラジル、オランダ戦のスペインやコスタリカ戦のイタリアでも同じ。
(人数は11対11でしたが)
相手に自陣でガチガチに守られたら簡単には得点できません。
カメルーン戦のクロアチア(こちらはカメルーンが10人、クロアチアが11人)が
4-0で勝利したパターンもありますが、
カメルーンの元々のサッカースタイルや1人少なくなった時の守備陣形、
クロアチアの巧さなどが要因かと思います。
それに、今の日本代表はアジアの戦いでも、海外の国との親善試合でも
自陣に引かれて守られた時にはチャンスは何度も作れど、
なかなか得点出来ないことも多く、それがパターン化していました。
それが、世界の強豪が集まるワールドカップに来て打破出来るか、と言われてもやはり難しい。
変な表現になるかもしれませんが、日本が点を取れなかったのは普通のこと。
ただ、だからと言ってそれでいいわけはありません。
困難な状況を打開できるだけの、アイディアや技術を準備できなかったことが問題だと思うのです。

そして、終盤のパワープレー。
選択肢の一つとして、あり得るとは思います。
ただ、今までほとんど実践したことは無いですし、
ザッケローニ監督もやらないと言っていたようなので、観ている者からすれば「えっ!?」
となって当然だし、実際ピッチでプレーしている選手にしても、やりづらさはあったかと思います。
しかも、サイドからの高めのクロス一辺倒では、ギリシャの得意分野で勝負しているようなもの。
ペナルティエリア内でも、日本の選手のポジションが重なっていたり
ただ突っ立ってクロスを待っていたりで、あれでは相手にとって脅威にはなりませんよね。
もっと、エリア内でも相手を引き出す動きが必要ですし、
ドリブラーでなくても、ペナルティエリアに切り込むような仕掛けが出来なければ何も起こらない。
ペナルティエリアに進入し、ボールを持てれば多かれ少なかれ相手にはプレッシャーがかかり、
PKやオウンゴールの可能性も生まれるのではないでしょうか。

最後に交代枠を使い切らなかったことに関して。
試合後の会見で、ザッケローニ監督は青山を考えていたが
そうすると、吉田(のポジション)を下げなくてはならないので入れなかったと言っていました。
その発言から察するに、ザッケローニ監督の考えとしては、
最後までパワープレーで行け、ということだったのでしょうね。
個人的には、斎藤選手のような細かなボールタッチのできる
ドリブラーを入れていたら、変化はつけられたかも・・・とは思います。
疲労が溜まる試合終盤にフレッシュで動きをつけられる選手が入ってくるのは
相手にとって嫌だと思うし、出来るだけのことはやってもらいたかったというのが本音です。

いろいろ書きましたが、本大会に入ってからの2試合で強く感じたことは
勝つ戦いをする準備ができていなかったんじゃないか、ということ。
自分たちのサッカースタイルを作り上げ、実践することはもちろん大切です。
しかし、自分たちだけでサッカーをするわけではありません。
相手があってこその試合であり、サッカーです。
特に、ギリシャ戦などは対戦前からああいった状況は容易に想像できたと思います。
相手が10人になるというのは想定外だったにせよ、
崩すのは難しいチームだというのはわかり切っていたはず。
「自分たちのサッカーをやれば勝てる」という意識の持ち方が
少し違っているんじゃないかと私は思います。
ギリシャ戦への準備は、本当にできていたのでしょうか。

ザッケローニ監督は、確かに指導者のキャリアは長いし、セリエAでの監督経験もある。
しかし、ナショナルチームとクラブチームでは置かれた環境も戦い方もまったく違うと思います。
そういった部分での経験不足が少なからず、影響しているのではないかと感じました。

初戦も2戦目も、結果は厳しい現実を突きつけられましたが、
現状としっかり向き合って、最終戦のコロンビア戦に臨んでほしいと思います。

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代表・コートジボワール戦 [日本代表]

皆さま、こんにちは!
ワールドカップ開幕から4日が経過いたしました。
楽しんでいらっしゃいますか??(^-^)

昨日は日本代表戦でしたね。
内容も結果も、非常に厳しいものになりました。
今日も自分なりに、コートジボワール戦にて感じたことを書いてみたいと思います。

立ち上がりは、前からプレスにいく選手、いかない選手がいて
連動した守備が機能せず、効果的な攻撃に繋げられませんでした。
相手のポジショニングのミスも手伝い、本田が先制点を決めてからの数分間は
堅さが取れ、動きも少しスムーズになり追加点を奪えるチャンスもありました。
しかし、パスミスが多く、中盤(ボランチの位置)での守備が緩かった。
簡単に中央を突破され、危険なエリアに侵入される回数も目立っていました。
攻守の重要なポイントになる中盤で、相手の攻撃を阻止できないと
どうしても深い位置まで踏み込まれ、最終ラインが危険な対応をせざる得なくなります。
また、そういった場面で、前線から味方選手がカバーに戻っても
後ろからの対応になるためファウルになり、相手にとっていい位置からのFKを与えてしまいます。
相手選手がどんな攻撃をイメージして、どこに展開するかを読んでの対応も見られませんでした。

また、チーム全体的に味方選手との距離、相手選手との距離も気になりました。
2失点とも右サイドからのクロスでしたが、どちらもノープレッシャーで上げられていました。
ゴール前での守備も、ボニの1点目はマークはしていたけれど付ききれず。
2点目のジェルビーニョもフリー。あれではちょっと厳しいと思います。

攻撃に関しては、日本の攻撃スタイルは中央突破、
またはサイドから、やはり最終的には中央突破のパターンが多いと思います。
しかし、中央は相手の守備陣もしっかり人数かけてスペースを消してくるので崩すのが難しい。
アジアレベルなら、崩すことも、侵入も可能かもしれない。
しかし、世界レベルではやはり難しいと思います。
1つのスタイルを貫くことは大切だし、それを4年間かけてやってきたのだから
ピッチで表現することは当然です。
しかし、それでゴールに近づけない、割れない状況が続くのなら
他の攻撃を仕掛ける必要があるのでは、と思います。
例えば、中央突破を仕掛けると、両サイドにスペースが出来る。
そこに展開してゴールライン際まで切り込みクロス、という形も一つ。
クロスもタッチライン近くから入れるのか、ペナルティエリア付近まで持ち込むのか。
入れるクロスの種類も、ハイボール、早くて低いボール、グランダーのボール・・・
いろいろなパターンがあると思います。
また、単純にクロスに合わせてシュートだけではなくて、
サイドチェンジから中央に戻してみたり・・・
状況に応じて、攻撃に変化をつけられれば得点の可能性は出てくるんじゃないでしょうか。
確かに、監督の戦術に基づいた指示、これまでの練習内容などもあるでしょう。
試合中に足を止めてゆっくり考える時間はもちろんないけれど、
ピッチに出て戦うのは選手たち自身なので、こだわりすぎずプレーしてほしいと思います。

この日のために4年間やってきたのなら、その姿を見せてほしいです。
グループリーグのあと2試合、しっかり見届けたいと思います。

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これからの日本サッカー [日本代表]

「あ、そういえば読んでないな」

そういう雑誌や本が、私の家には結構ある。
最近はかなりセーブしているのだが、気になった本は迷わず買うことにしている。
(購入する前に一応ある程度、中身は確認する)
しかし、読む・買う、のスピードがうまく合わず、そのままになっていることも多い。
今日、またいつもの現象が起きた。
その記事を読みたくて買ったはずなのに、未読であることに気付く。

それは、現在U-16 日本代表監督を務める吉武博文さんのインタビュー記事だ。
吉武監督は、2011年のU-17 ワールドカップ・メキシコ大会でベスト8、
昨年のU-17 ワールドカップ・UAE 大会でもベスト16 という好成績を残している。
日本サッカーの育成年代において、非常に優秀で期待されている指導者だ。

私が吉武監督を知り、興味を持ったのは2大会前のメキシコ大会だった。
当時の吉武監督が率いていたチームの印象は、
「今までの日本のサッカーと少し違う。日本のサッカーは変わってきているのかも」
というものだった。
一番記憶に残っているのは、「とりあえずクリア」はしない。
例えば、自陣のゴール前で相手に厳しいプレッシャーをかけられていても
とにかく前線に大きく蹴り出すのではなく、意図を持って味方選手にボールをつなげる。
17歳という年齢、しかも国際舞台で慌てずそれを実践していることに驚いた。
現在のフル代表のレベルですら、本当に危険な場面ではないのに
とりあえず前に大きく蹴り出して、簡単に相手にボールを渡してしまう光景はよく見かける。
クリアの他にもゴールキックやスローインも、味方選手に繋がる印象の方が少ない。
せっかくのマイボールなのに、なぜなんだろう?といつも疑問に思っていた。
おそらく、そういったことは多くの場合、
彼らが育成年代に言われて実践してきた経緯があるからなのではないだろうか。
相手にボールを渡さない意識、技術やアイディアを育成年代から身に付けることができれば、
自分たちが主導権を握り、試合を優位に進められる可能性が高まるのではないかと思う。

今回のインタビュー記事で特に印象深かったのは2つ。
日本人には似たようなタイプの選手(ゲームメイカー)が多く、試合のテンポも90分間同じ。
それが日本のサッカーの課題と指摘されてきたことについて、
吉武監督はそれをプラスに捉えてチーム作りをし、結果を出しているということが1つ。
もう1つは吉武監督の「日本人のマリーシア」の考え方。
交代時にゆっくり時間をかけたり、
相手陣内のコーナー付近でボールキープをして時間稼ぎをしたり、軽い接触で派手に倒れたり
そういったことをしないフェアプレーの精神こそが日本のマリーシアだという発想だ。
どちらかというと私は、両方とも吉武監督とは逆の考え方をしていた。
しかし、欠点を欠点と捉えず、むしろプラスに考えてチームを作るという発想は、
なるほど、と思った。
欠点や課題は改善し、克服するもの。
そういう考えが一般的だし、1つの解決方法としては間違ってはいない。
しかし、プラスに働かせるというのはなかなか思いつかない。
そういう柔軟な発想が今後、日本サッカーの未来に大きく影響するかもしれない。

インタビューには他にも、
ポゼッションの考え方や練習方法などが語られていて、大変興味深い内容だった。

現在、吉武監督率いる代表チームは、
来年開催されるU-17 ワールドカップ・チリ大会を目指している。
どんなサッカーを見せてくれるのか、今から楽しみだ。
そして、日本のトップレベルのサッカーを担っていく彼らの5年後、10年後にも期待したい。


吉武監督インタビュー記事掲載
文:小澤一郎さん


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代表・ザンビア戦 [日本代表]

皆さま、こんにちは[わーい(嬉しい顔)]
いよいよワールドカップ開幕まで一週間をきりましたね!

このところ、日本代表について全然書いてなかったので
ここまでの代表と今日のザンビア戦について少し書いておこうかな、と思います。


選手選考

大きなサプライズはなく、ザッケローニ監督らしい選出だったと思います。
一部では、2年以上も代表を遠ざかっていたことからか
大久保選手がサプライズだと言われました。
しかし、自国リーグの得点王であり、前回の南アフリカ大会でも出場経験がありますので
呼ばれても不思議はありません。それに、若いFW陣の中にベテラン選手は必要です。
個人的には、斎藤選手の方が少し驚きました。
そして、仕方のないことですが、
W杯本大会に出場するために長い間、予選を戦ってきた選手たちがここへきて
落選してしまうのは本当に心苦しいなあ、とあらためて思いました。
例えば前田選手とか・・・
そういった選手の分も、大会に臨む選手たちには頑張ってもらいたいです。


ザッケローニ監督での4年間

ザッケローニ監督の哲学や、作り上げるチームスタイルにはそこまで詳しくはありませんが、
元々、攻撃的なサッカー指向と言われているだけあって
そこを最後まで貫いたのかなと思いました。
正直言うと、いつ守備の改善するんだろう?守備の練習ってしてるの?
してるよね?するよね?・・・たぶん・・・的な印象を持っていましたが
前回のコスタリカ戦を観て、今頃ようやくわかりました(というか、納得した)
あ、ザッケローニさんってこういう監督なんだな、と。
もちろん、守備をまったく考えていないわけではないでしょう。
また、日本人の特性やサッカー文化も影響あるのかもしれません。
その中で出来ること、長所である攻撃を伸ばすことに、この4年間力を注いだのではないか、と。

選手のコンディション

負傷明けの選手が中心選手に多いのが気がかかり。
特に、内田選手と長谷部選手は大会中に万全なコンディションに持っていくのは難しいし、
試合勘も気になるところ。
山口選手や酒井宏樹選手が
レギュラークラスに劣らないパフォーマンスを見せてくれることを期待したい。
本田選手はコスタリカ戦、ザンビア戦を観る限り
ほとんど動けておらず、消耗も激しかった。
本来、作らなければならないであろうタメも作れず、攻撃の起点になれていなかった。
こちらも、コンディションがどこまで戻るかが大きなポイント。
逆に、大久保選手、岡崎選手、香川選手の調子はかなり良さそうに見える。

ザンビア戦の感想

立ち上がりの失点→ さらに失点→ PKで1点差→ 同点に追いつく
→ 直後に勝ち越す→ 終盤に追いつかれる→ 逆転する→ 逃げ切る

とまあ、内容盛りだくさんで、点も入って試合としては面白かったし
今までの代表にあまりないパターンで、勝ち切れたのは正直良かったと思う。
最後、交代出場したばかりの青山からのロングフィードと
そこへ的確に走り込んだ大久保のトラップ、シュートは本当に上手かった。

前半は立ち上がりに失点し、相手に主導権を握られ
リズムを崩して追加点を奪われたのは良くなかった。
そこは、やはり本大会でも気を付けなくてはならないと思う。
相手ディフェンスを引き出すような動きが少なかったが、
本番直前の強化試合であること、選手のコンディションを考えると仕方ないところも大きい。
また、球際の激しさやフィジカルコンタクトが物足りなかったのも然り。
さらに相手国のザンビアも組織的で上手かった。
前半とばし過ぎてスタミナ切れを起こし、
後半動けなくなってしまうパターンも今まで多かっただけに、
いろんな要素が影響してそうなった部分もあるだろうが、その点に関しては悪くなかった。
大切なのは、90分通して勝負をするということ。
90分の中で試合は動いていくから、自分たちで試合の流れや時間を考えて
試合を進めていけば良い。
それがどんな相手、どんな試合でも出来るようになれば
日本のサッカーはもうワンランク上にいける。
今大会でその部分がグッと押し上げられれば・・・と思う。

一番気になったのは、守備時の相手選手との距離の取り方。
スペースのカバーはもちろん大切で、判断は難しいだろうけれど
もう少し詰めないと好き勝手やられてしまう。
的確なポジショニング、難しいんだろうけど・・・


・・・とまあ、今日はこんな感じです。

始まってみないと何とも、ですけど、
日本代表、いいパフォーマンスを見せてくれること楽しみにしてます。

タグ:日本代表
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