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CL 決勝R1回戦 チェルシー×ナポリ 2nd leg [チャンピオンズリーグ]

敵地での1st leg を3-1とスコアでも内容でもナポリに上回られ
不利な状況で2nd leg をホームで迎えたチェルシー。
プレミアリーグの第27節でヴィラス・ボアスが監督を解任され
現在はコーチを務めていたディ・マッテオさんが暫定監督としてチェルシーを指揮しています。
ボアス解任後はFAカップのバーミンガム戦、プレミアでのストーク戦と公式戦では2連勝。
CLは全く別物ではありますがその流れは活かしたいところ。

今日のチェルシーのスタメンはドログバの1トップ。
中盤2列目にラミレス、マタ、スタリッジ。ボランチにランパードとエッシェン。
最終ラインはアシュリー・コール、テリー、ルイス、イヴァノヴィッチ。GKツェフ。
1st leg ではケガで欠場していたテリーが最終ラインを統率します。

対するナポリは最前線にカバーニ、ワイド左にラベッシ、右ハムシク。
中盤はスニガ、ガルガーノ、インレル、マッジョ。
最終ラインはアロニカ、カンナヴァーロ、カンパニャーロ。GKデ・サンクティス。
ほぼいつもの固定メンバーで臨みます。

前半はとにかく得点を取らなくてはならないチェルシーが攻める立ち上がり。
ボディコンタクトも球際も激しく、気合は十分。ホームアドバンテージも活かしたいところ。
しかしナポリも有利な状況での第2戦なだけに変な気負いは無く、落ち着いた入り方でした。
決して無理はしませんが安定した守備から状況を判断して攻撃のスイッチを入れ
豊富な運動量、スピードを活かし序盤からシュートチャンスを何度も作ります。
前に出る気持ちは感じるものの、なかなかシュートまで持っていけなかったチェルシーでしたが
29分、敵陣内左サイドからラミレスがゴール前へ入れたクロスに
ドログバが飛び込み頭で合わせゴール。チェルシーが先制、まずは1点を奪います。
得点が入ってからナポリも少し積極的に動き始め、ゲームは激しさを増してきました。
チェルシーはその後もサイドからスタリッジ、マタなどからのクロスでチャンスを作りますが
ナポリの集中した守備に阻まれ追加点は奪えません。
ナポリは36分マッジョが負傷のためドッセーナと交代しました。
前半は1-0のまま推移し後半へ。

そして後半開始早々の47分でした。チェルシーはCKを獲得。
ランパードからのクロスにマークを上手く外しニアに飛び込んだのはテリー。
テリーのヘディングシュートが決まり2-0。チェルシーが突破条件である2点目を奪いました。
このまま無得点で終わると敗退が決まるナポリは一気に前に出て押し込み始めます。
そして55分ナポリはチェルシー陣内の左サイドからドッセーナがクロスボール。
一旦はテリーがクリアしますがそのボールにインレルが強烈なミドルシュート。
これが上手い具合にブロックに入ったチェルシーの選手たちの足の下を抜けていきゴール。
ナポリが貴重なアウェイゴールを奪いました。これでチェルシーは最低でももう1点、
勝つにはそれ以上のゴールが必要になりました。ナポリが一歩リードです。
チェルシーは61分にスタリッジを下げてトーレスを投入。
ドログバと2トップのような形にしてきました。
ナポリも何度となくカバーニを狙って前線にボールを入れてきますが
その度にテリーが跳ね返し、ツェフも含め最終ラインは安定していました。
そして迎えた75分、チェルシーはCKを得るとランパードの入れたクロスを
エリア内でドッセーナがハンドで止めてしまいPKを獲得。
これを確実にランパードが決めて再び合計スコアで追いつきます。
その後は両チーム一進一退の攻防が続きゲームは延長戦にもつれ込みました。

チェルシーは95分にマタをマルダ、98分にはやはりケガの影響なのか
ここまで最終ラインを統率し
チームにエネルギーと安定感をもたらしていたテリーがベンチに下がり
右SBにボジングワを入れ、センターはルイスとイヴァノで残り時間戦うことになりました。
ここまで何とかフルエネルギーで戦ってきたチェルシーも消耗が激しく
徐々に足が止まり始め中盤も空いてきました。
しかし105分でした。ナポリ陣内でラミレスが右サイドを突破しドログバへと繋ぐと
ドログバがエリア内へマイナスのクロス、それに合わせたのはフリーだったイヴァノ。
イヴァノのシュートは見事ゴールネットを揺らしついにチェルシーが勝ち越しに成功。
ナポリはイヴァノとファーにいたトーレスもフリーにしてしまっていました。
ナポリは延長の後半開始時にハムシクをパンデフ
110分にはアロニカをバルガスに代えて何とかゴール奪おうとしますが
リードしたチェルシーはうまく時間を使って時計の針を進めます。
最終ラインももう上がってきませんし、エッシェンも深い位置に下がり
前線ではドログバが持てる体力、テクニックを駆使してナポリを自由にさせません。
そして試合終了。このゲームは4-1、合計スコアは5-4でチェルシーがBset8 進出を決めました。
1st leg は完敗で大きなビハインドを背負いながらも経験と底力を見せつけ見事に逆転勝利。
本当に熱い戦いを見せてくれました。

監督が代わったことは戦術面以外にも
選手たちが気持ちを切り替えるきっかけにはなったの確かだとは思いますし
120分緊張感の漂うゲームの中にも以前よりは
チーム全体の動きは自然でスムーズだったように思いました。
ナポリはチームとしての完成度は高く攻撃力はもちろん脅威ではありましたが
セットプレー時の対応が不安定で高さという部分でもチェルシーというチームと対峙した時には
ウィークポイントになってしまっているようでした。
チェルシーはゲームを進めていく中でそれを感じ取り
自分たちにプラスにしていったのも大きかったと思います。
そしてテリーが復帰したことで最終ラインが安定し
第1戦で好き放題やられていたカバーニのウラへ抜ける動きもかなり対応できていたと思います。
以前の圧倒的に強いチェルシーが戻ってきた、というのとは違いますが
やはり経験を積んだ選手たちがここ一番というところで底力を見せたという事だと思います。
両チームとも本当に高い精神力・集中力を持って戦ってくれた素晴らしいゲームでした。
ナポリは残念ながらここでCLの舞台からは姿を消しますが本当にいいチームでした。
そしてチェルシーは準々決勝でベンフィカと対戦が決まりました。
どんな戦いを見せてくれるか。。。楽しみです。

さて久々の☆本日のトーレスコーナー☆ですが。。。

今日はベンチスタート、63分からスタリッジに代わり出場。ゴールはありませんでした。
一度決定的なチャンスがありましたがゴールには至らず。
フィジカルの問題なのか、メンタルの問題なのか、両方なのかはわかりませんが
動きにキレがないというかどの試合でも大切な瞬間のボールタッチが延びてしまい
チャンスを作りきれないプレーが目立ちますね。
もちろん全てが良くないわけではありませんが、彼の仕事はゴールを決めること。
それが出来ないというのは辛いですね。本人も現状には当然苦しんでると思います。
何とか自信を取り戻してまた輝いてほしいのですが。。。
このコーナーで早く皆さんにいいご報告ができることを祈りつつ見守っていきたいと思います。

というか、今日寝すぎて記事にするのがまたこんな時間になってしまいました。
また生活がおかしくなってます[たらーっ(汗)]
いくら休みでも朝5時とかに寝るのはやめた方がいいですね(笑)

それからサッカーと全然関係ないですがウチのサクラ、芽が出てきました!



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speedboy

チェルシーも日本も,春遠からじ,ですね.
by speedboy (2012-03-20 16:15) 

りさ

☆speedboyさん そうですね!ナポリ戦は本当に激闘でした。
 あの状況からよく逆転できたな、と思います。まさに底力を感じました。
 今後に期待したいですね^^
 そしてバーゼルは残念でした。入り方は悪くなかったと思うのですが
 1点入ってからはバイエルンが爆発してしまいました。
 バーゼルはいいチームだと思うので
 またCLの舞台に戻ってきてほしいと思います。

by りさ (2012-03-20 18:00) 

speedboy

バーゼルの調子は普通で,バイエルンが神がかっていた,あれでは勝てない.
ただ,バーゼルはスイスのフラッグシップチームの1つ,きっとまた来てくれると思っております.
by speedboy (2012-03-21 13:05) 

りさ

☆speedboyさん 確かにバイエルンは恐ろしいくらいの
 パフォーマンスでしたね。リベリ・ロッベンの両サイドにゴメスの決定力は
 迫力ありました。
 しかしバーゼルも若手とベテランが融合して
 いいチームになっているようですし、経験を積んでまたヨーロッパの舞台で
 活躍してくれることを期待したいですね!
by りさ (2012-03-21 22:39) 

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