ワールドカップが始まる [ワールドカップ]
ワールドカップ・ブラジル大会開幕まで、あと一週間となった。
今回はどんな大会になるのだろうか。非常に楽しみだ。
この時期になると、ある出来事を思い出す。
今から2大会前の2006年ドイツワールドカップ、やはり開幕一週間くらい前だったと記憶している。
当時の職場近くにあった書店内でのこと。サッカー雑誌のコーナーに私はいた。
すると、こんな会話が耳に入ってきた。
「ワールドカップっていつから?日本ってどことやるん?」
「えっと… どこやっけ… オーストラリアとブラジルと~…」
「えっ、ブラジル?そんなん無理やん!絶対勝てへん。勝てるわけない!」
聞くつもりはなかったが、申し訳ない。聞こえてしまった。
話していたのは高校生くらいの女の子2人。
「勝てるわけない」、のあとにはもっと酷い言葉も続いたのだが、
もう一方の女の子がさすがに
こんなところでそんなことは言わない方がいい、と慌てて彼女の言葉を遮った。
こんな出来事を、前回の南アフリカ大会前にも、今大会前に思い出した。
当時の私は、現在よりもサッカーの知識に乏しく
メディアの発信する情報が信用できるか否かを選別すらせずに、何でも素直に受け入れ
今とは違う感情や考え方で日本代表に強い思い入れを持っていた。
なので、彼女の発言にいい気がしなかったのを覚えている。
日本がブラジルに勝利を収めるのは難しいとわかっていたが、
グループリーグは何とか突破できるのではないか、と考えていた。
もっとはっきり言うと、日本は強いんじゃないか、とさえ思っていた。
しかし、待っていたのは予想とは真逆の結果。
初戦のオーストラリア戦では悪夢の逆転負けを喫し、2戦目のクロアチア戦は引き分けに終わる。
そして最終戦のブラジル戦は前半、玉田のゴールで先制するも、
後半ロナウドの2得点を含む4ゴールを叩き込まれ惨敗。日本は勝ち点ゼロで大会を去った。
あの時の衝撃は忘れられない。そして、自分がいかに無知だったかも同時に思い知らされた。
この世の中、何が本当なのかを見極めるのは難しいことの方が多い。
しかし、せめて自分の目で見て、自分の頭で考えて判断することは出来るし
そうするべきなのではないか、と思う。
あれから8年、少しはそれができるようになっただろうか。
たかがサッカーかもしれないが、あの時期を境に自分の中でそういう変化が起きたのは間違いない。
残念ながら現地で観戦とはいかないが、世界のサッカーも日本代表も、この目で確かめたいと思う。
☆ 追記: 訂正とお詫び ☆
いつも当ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
上記記事内で、2006年ワールドカップ・ドイツ大会における日本代表の成績について
「日本は勝ち点ゼロで大会を去った」と記載しておりますが、正しくは勝ち点1です。
間違ってしまい、申し訳ありません。
ご指摘いただき、ありがとうございました!
以後、このようなことが無いように十分注意していきます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
2014年6月12日 りさ
今回はどんな大会になるのだろうか。非常に楽しみだ。
この時期になると、ある出来事を思い出す。
今から2大会前の2006年ドイツワールドカップ、やはり開幕一週間くらい前だったと記憶している。
当時の職場近くにあった書店内でのこと。サッカー雑誌のコーナーに私はいた。
すると、こんな会話が耳に入ってきた。
「ワールドカップっていつから?日本ってどことやるん?」
「えっと… どこやっけ… オーストラリアとブラジルと~…」
「えっ、ブラジル?そんなん無理やん!絶対勝てへん。勝てるわけない!」
聞くつもりはなかったが、申し訳ない。聞こえてしまった。
話していたのは高校生くらいの女の子2人。
「勝てるわけない」、のあとにはもっと酷い言葉も続いたのだが、
もう一方の女の子がさすがに
こんなところでそんなことは言わない方がいい、と慌てて彼女の言葉を遮った。
こんな出来事を、前回の南アフリカ大会前にも、今大会前に思い出した。
当時の私は、現在よりもサッカーの知識に乏しく
メディアの発信する情報が信用できるか否かを選別すらせずに、何でも素直に受け入れ
今とは違う感情や考え方で日本代表に強い思い入れを持っていた。
なので、彼女の発言にいい気がしなかったのを覚えている。
日本がブラジルに勝利を収めるのは難しいとわかっていたが、
グループリーグは何とか突破できるのではないか、と考えていた。
もっとはっきり言うと、日本は強いんじゃないか、とさえ思っていた。
しかし、待っていたのは予想とは真逆の結果。
初戦のオーストラリア戦では悪夢の逆転負けを喫し、2戦目のクロアチア戦は引き分けに終わる。
そして最終戦のブラジル戦は前半、玉田のゴールで先制するも、
後半ロナウドの2得点を含む4ゴールを叩き込まれ惨敗。日本は勝ち点ゼロで大会を去った。
あの時の衝撃は忘れられない。そして、自分がいかに無知だったかも同時に思い知らされた。
この世の中、何が本当なのかを見極めるのは難しいことの方が多い。
しかし、せめて自分の目で見て、自分の頭で考えて判断することは出来るし
そうするべきなのではないか、と思う。
あれから8年、少しはそれができるようになっただろうか。
たかがサッカーかもしれないが、あの時期を境に自分の中でそういう変化が起きたのは間違いない。
残念ながら現地で観戦とはいかないが、世界のサッカーも日本代表も、この目で確かめたいと思う。
☆ 追記: 訂正とお詫び ☆
いつも当ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
上記記事内で、2006年ワールドカップ・ドイツ大会における日本代表の成績について
「日本は勝ち点ゼロで大会を去った」と記載しておりますが、正しくは勝ち点1です。
間違ってしまい、申し訳ありません。
ご指摘いただき、ありがとうございました!
以後、このようなことが無いように十分注意していきます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
2014年6月12日 りさ
2014-06-05 13:33
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コメント(2)
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クロアチア戦は0-0で引き分けたから勝ち点1は持っていった様な気がします.
が,見どころは川口のPKセーブのみだったので,あれはもう負けといっても過言ではないと思いますね.
今回も2位で良いから通過してほしいです.
by speedboy (2014-06-11 23:26)
☆speedboyさん コメントありがとうございます(^-^)
申し訳ありません!!うっかり、やらかしてしまってました・・・
ご指摘の通り、勝ち点は1ですね。
まったく気づいておりませんでした。ありがとうございますm(__)m
ドイツ大会の衝撃は、いまだに忘れられません。
今大会はどうなるか、今からドキドキしております。
ぜひとも決勝トーナメントに進出してほしいですね!!
by りさ (2014-06-12 01:41)