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セリエA 9節 アタランタ×インテル [セリエA]

今週セリエAはミッドウィークにもリーグ戦があり
インテルはアタランタとアウェイでの対戦となりました。

アタランタは8節を消化した時点で15位。
ただ八百長疑惑により今シーズンはマイナス6ポイントからのスタートでしたので
その6ポイントをプラスで考えるなら上位にいるであろう
ここまでの戦いぶりで侮れないチームです。

今日のインテルのスタメンはミリートとサラテの2トップ。
トップ下にスナイデル。中盤の底はスタンコビッチ、左カンビアッソ、右サネッティ。
最終ラインは長友、キヴ、ルシオ、マイコン。GKジュリオ・セザル。

ホーム、アタランタはデニスの1トップに
2列目ボナベントゥーラ、マキシ・モラレス、スケロット。
ボランチにはパドイン、チガリーニ。
最終ラインはペルーゾ、ルッキーニ、カペッリ、マジエッロ。GKコンシッリ。

立ち上がりはインテルがワンタッチの早いパスワークで積極的に攻撃を仕掛けるスタート。
しかし右サイドでは気にならなかったのですが
左サイドでチーム全体が高い位置に押し上げてきた際に
サラテやスナイデルなどと長友がポジションが重なるシーンが何度かあり
いい形でフィニッシュまで持っていくことができません。

逆にアタランタはしっかりとした守備からリズムを作りそこから攻撃。
攻守のバランスがとてもいい入り方をしているようでした。
インテルはアタランタが良かったことも大きかったと思いますが
ほぼ全てのプレーにおいて何か少しずつ合っていません。
本当に一瞬の差だと思うのですが、選手間の意志疎通が微妙にずれていてパスが繋がらない、
その一瞬がずれることによってプレーが遅れ効果的に攻められず。
長友とポジションが重なっていたのもチームとしてどういう形で攻めるのか
明確になっていなかったからかもしれません。

ところが以外にも先制点はインテルでした。
32分インテルはカウンターから攻め上がりに少々時間はかかりましたが
右サイド、サラテから中央スナイデルへ。スナイデルのグランダーのシュートは
アタランタの選手の足に当たってコースが変わりゴールイン。
この日、誕生日を迎えたキヴを祝うゴールになりました。

ところが前半終了が近づいた44分。
アタランタはマキシ・モラレスのクロスにデニスがヘディングシュートを決め同点に追いつきます。
無失点で後半へ折り返したかったインテルでしたが嫌な時間に追いつかれてしまいました。

後半頭からインテルは何かトラブルがあったのか
GKジュリオ・セザルに代わってカステラッツィがゴールマウスを守ることに。
後半も大まかな試合の流れとしては前半と同じような感じでした。
ただ前半よりはアタランタがかなりアグレッシブになり
何度もサイド攻撃からインテルゴールを脅かします。
守備でもミスはほとんどなくインテルの前線へのパスを通させません。
攻守においてどちらかが極端ではなく本当にバランスが取れていていいチームだと思いました。

インテルは61分にスナイデルをパッツィーニ、66分にはサラテをオビに代え
交代カードを使いきり早めに手を打ちます。
その甲斐あってかそれまでかみ合わなかった前線が安定したというか落ち着き始め、
決定的なチャンスはあまりなかったのですがリズムは少し出てきました。
しかし相変わらずアタランタの守備は堅く、ことごとく阻止され得点できません。

そしてゲーム終盤の88分キヴが交代出場していたマリルンゴをエリア内で倒してしまい
なんとここへ来てPKを献上!う~ん、ちょっと厳しい判定な気もしましたが
競り合いで前に入られて後ろからいってしまったのがいけなかったのでしょうか。
インテル大ピンチです。
しか~し!デニスのシュートをカステラッツィがスーパーセーブ!!
デニスが正面に蹴ったシュートを足でブロック、最大のピンチを切り抜けます。
ふい~、助かりました。カステラッツィ、ナイス!

その後も試合終了まで両チーム攻め合いますが得点はなく、1-1のままタイムアップ。
インテル連勝はならず。カステラッティのセーブがなければどうなっていたことか。。。
アタランタも惜しくも勝利はなりませんでした。

今日のインテルを見ていて思ったのは、ここ最近の何試合か見ても感じていたことなのですが
最終ラインとセザルとの連係がいまひとつ合ってない気がします。
バックパスなんか特にセザルが慌てて処理してる場面が目立つというか。
それとスナイデルがCLのリール戦ではまずまずだったと思ったのですが
まだコンディションが万全ではないのか、彼の良さがちょと出ていないですね。
今日も相手選手にかなり激しく削られてましたし気になるところです。
あとはサラテでしょうか。
彼の特徴であるドリブルやテクニックはもちろん大きなアクセントにはなると思うのですが
やはり個人プレーに走りがちで、チームのバランスという部分ではいい方向にいってない印象です。
相手DFに囲まれて近くに味方選手がフォローに来ていても
強引に突破しようとしてボールを失う場面も多かったですね。
もちろんFWの選手なのである程度の強引さは必要だし、チャレンジもあっていいのですが
もう少しチームとの連係を考えてプレーする必要があるのではないかなあと思いました。

ケガ明けや過密日程によるコンディション不良も大きく影響しているように感じます。
ベストなコンディションを維持しているのはサネッティくらいじゃないでしょうか。
監督交代劇もありましたし、難しい状況は続きそうです。

さて長友ですが今日も左サイドバックで先発フル出場。
アウェイなので一応は守備重視だったとは思いますが、
マイコンとのバランスを考えながら積極的に上がって攻撃参加していましたし
ゴール前にいいクロスも上げていました。
守備でも今日はかなり運動量多かったと思いますがまずまずだったと思います。
ただやっぱり周りとの連係がちょっとうまくいってないように感じます。
でもそれは長友個人がどうこうの問題ではなくて、チーム全体としての課題で
その辺りがうまく合えばもっといいリズムで試合を運べると思います。

インテル、週末はユヴェントスとホームで戦います。
楽しみですが難しいゲームになりそうですね。


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