SSブログ

セリエA 10節 インテル×ユヴェントス [セリエA]

イタリアダービー、インテル×ユヴェントス、やっとチェックできました。
衝撃の(←大げさ!)録画ミスでお伝えするのが今日になりました。
試合が重なるとよくやります[たらーっ(汗)]

さて、それはさておき今シーズンのユーヴェは好調です。
ここまで8試合を戦って4勝4分、まだ負けがありません。
一方インテルは2勝4敗2分、成績もチーム状態もいいとはやはり言えません。
両チームのここまでは対照的と言える中でのビックゲームとなりました。

ホーム、インテルのスタメンはサラテとパッツィーニの2トップ。
トップ下にスナイデル。左オビ、右サネッティ、アンカーにカンビアッソ。
最終ラインは長友、キヴ、ルシオ、マイコン。GKカステラッツィ。
ジュリオ・セザルはやはりケガのようです。復帰にはちょっと時間がかかりそう。

ユーヴェはマトリの1トップに
2列目がブチニッチ、マルキージオ、ビダル、ペペ。中盤の底にはピルロ。
最終ラインはキエッリーニ、ボヌッチ、バルザーリ、リヒトシュタイナー。
GKはブッフォン。

ゲーム立ち上がりは両チームものすごい集中力で緊張感漂うスタートに。
まずはインテルが何度もゴール前でチャンスを作ります。
ここ最近は選手間の意志疎通がうまくいかず
組み立ての部分でかみ合わなかった印象の強かったインテルですが
今日はそういう場面がなく、まずまずいい入り方をしていたと思います。
一方ユーヴェはとにかく前線からの早く激しいプレスを徹底し
ボールを持ったインテルの選手に考える時間を与えません。
ゴール前まで運ばれても人数をかけて堅い守備、チーム全員がかなりのハードワーク。
これを崩すのは容易ではないな、という印象でした。

試合開始からインテルの時間帯が続いていましたが
12分、ユーヴェはインテル陣内で中央マトリから右サイド、リヒトシュタイナーへ。
ゴール前に入れたグランダーのクロスにダイレクトでマトリが合わせシュート。
一度はカステラッツィがセーブしますがこぼれ球をブチニッチが蹴りこみ0-1。
ユーヴェが先制点を奪います。
長友サイドからの仕掛けで、あのクロスは何とか止められなかったのでしょうか。
股の間を通されたか結果的に通ったかはちょと判断しかねますが
とにかくゴール前に通され
しかもインテルの最終ラインの選手はみんなボールウォッチャーになってしまい
後ろからマトリが入ってくるのに気付いていないようでした。

その直後からそれまでとは一変、ユーヴェがインテルゴールを脅かすシーンが続きます。
しかしインテルも失点直後は少し動揺しリズムを崩していましたが
除々に落ち着きを取り戻し再び攻め始めます。
そして28分サネッティから右サイドスナイデル、縦へマイコン。
そのままマイコンが強烈なシュートを放ちゴール。インテルは同点に追いつきます。
マイコンのシュート、最後はボヌッチに当たってコースが変わり
ブッフォンにとっては悔しい失点となりました。

インテルが同点に追いつき勢いが出てきたかと思ったのですが、そのわずか5分後でした。
今度も右サイドからリヒトシュタイナー→ブチニッチ→中央マルキージオと繋ぎ
マトリとのワンツーでマルキージオがシュート。見事なゴールを決め1-2。
ユーヴェが再びリードを奪います。
センターのキヴがマルキージオにつり出され、その空いたスペースを突かれてしまいました。
そのスペースを長友がカバーするべきだったのか難しいところですが
ユーヴェが素晴らしい攻撃を見せた得点シーンでした。

1-2で後半へ折り返し。
後半アタマからラニエリはサラテに代え、カスタイニョスを投入。
かなり思い切った采配ですね。う~ん、どうなんだろう?
開始直後はそのカスタイニョスにボールを集めインテルが攻撃に出ますが
インテルの心臓部であるスナイデルのマークがきつく、だんだん前を向けなくなってきます。
激しさも増し、ファウルも増えてきました。
後半はユーヴェがリードしていたこともあってか
ユーヴェが追加点のチャンスを伺いながらもしっかり守備をしてゲームはこう着状態に。
インテルは堅いユーヴェのディフェンスを崩せません。
すごい集中力です。誰もサボっている選手はいません。

インテルは63分にオビをスタンコビッチ、78分にはスナイデルをアルバレスに代え
何とか流れを変えようとしますが選手交代も上手く機能しません。
スナイデルはやはり完全なコンディションではないのと
何度も激しく削られ少し足を痛めたかもしれません。
ユーヴェは攻撃的な選手交代を行いながらも、変わらず集中力の切れない堅い守備を維持し
インテルの攻撃を阻み、跳ね返し続けます。
そんなユーヴェの戦いぶりにゆるぎない自信を感じました。
そして試合終了。
後半はどちらも得点はなくそのまま1-2でユーヴェの見事な勝利。
インテルは更に厳しい状況へと追い込まれることになりました。

今シーズンのユーヴェは強いですね。首位にいることがこのゲームを見てもよくわかります。
変わりましたね、ホント。素晴らしいチームだと思います。
ピルロが結構自由にボールを捌けて、2列目の選手がものすごい運動量で攻撃を拡大していくのと
徹底した守備意識でインテルに簡単に前を向かせませんでした。

さてインテルですが。。。そこまで内容は悪くありませんでしたが
全ての部分においてユーヴェが今の時点では上回っていたという印象です。
まず一番の問題点はおそらくセンターバックと最終ラインの守備時の連係ではないでしょうか。
本来のセンターバックはルシオとサムエルかラノッキアなのですが2人ともケガで離脱。
そこをキヴが埋めているわけですが、マイコンとルシオはいいのですが
ルシオとキヴのコンビネーション、それに伴い長友との連係が上手くいっていないように思います。
おそらく今日のユーヴェはそこをわかってたんじゃないでしょうか。
だから(インテルの)左サイドから崩されたのかもしれません。

それから新加入の選手がチームに馴染めていないのもひとつ。
確かにガスペリーニ前監督の構想で獲得した選手も多いでしょうから
それを引き継いだラニエリ監督は大変だと思います。
一定しない選手起用とシステムでスタートが悪すぎて
新しい選手がいい形でシーズンを始められなかったことも大きいでしょう。
彼らの特徴がまだ上手く引きだされてないし、チームにうまくマッチしていません。

あとはスナイデルのコンディションが万全ではないことでしょうか。
しかし彼がいないとチームとして成り立たないのはどちらにしても問題アリですよね。
う~ん、難しいです。

長友ですが今日も左サイドバックで先発フル出場。
攻撃面ではいいタイミングでオーバーラップして攻撃参加していましたが
ちょっと守備面では今回はユーヴェに完全にやられていたかなあ。
何か長友らしくない、というか。
それかユーヴェが上手かったとも言えるかもしれませんが。。。
1対1での場面というよりは空いたスペースのカバーができてなかった気がします。
最初は長友個人が良くないのかな、と思って見ていたのですが
最終ライン全体の問題であるような気がします。
さっきも書きましたがルシオ、キヴのセンターの慣れないコンビーネーションで空くスペースを
長友がどうカバーするか、また長友がそのカバーに入ってできたスペースも誰が
どうカバーするのかという問題も出てきますよね。
逆にルシオとサムエルがセンターの時は長友がサイドで抜かれたとしても
中でカバーしてくれてた記憶があります。
その辺りがうまくいけば失点も少なくなるし、そこからマイボールにできると思うのですが。
もちろんもっと高い位置でボールを奪って
サイドバックが後方から攻撃参加できればもっと良いのでしょうけど
やはり最終ラインとGKの関係が安定しないことには思い切って攻められないですよね。
まだまだいろんな面で問題山積みのインテルです。

とは言え、今チームも長友も苦しい時期だと思いますがここを何とか乗り切って
また成長していって欲しいと思います。
足りない部分を肌で感じ、何をプラスしていかないといけないのか
実力差を思い知らされるのもいい勉強です。
そんな事であきらめるような選手ではないし、きっと力をつけてくれると思いますので
下を向かずに頑張ってほしいと思います。

とりあえずはCL、リール戦ですね。
いい結果が出せるように気持ちを切り替えて臨んで欲しいと思います。


nice!(8)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 8

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。