PL10節 ウェストブロムウィッチ×リヴァプール

リーグ戦はここ２試合引き分けといまひとつ勝ちきれない印象のリヴァプール。
第１０節はウェストブロムウィッチとアウェイでの対戦となりました。

今日のリヴァプールのスタメンはキャロル、スアレスの２トップ。
中盤は左からダウニング、アダム、ルーカス、ヘンダーソン。
最終ラインは左エンリケ、今日はアッガーとシュクルテルのセンター、右ジョンソン。ＧＫレイナ。
ミッドウィークに行われたカップ戦で途中交代していたようなんですが
キャラガーはベンチにも入っていませんでした。ケガかもしれません。
そのカップ戦ではスアレスが２ゴールの活躍で勝利したようです。

対するウェストブロムはオデムウィンギが１トップ気味で左下がり目にチョイ。
中盤はトーマス、ムルング、シャルナー、ブラント。
最終ラインはジョーンズ、オルソン、マコーリー、リード。ＧＫフォスター。

立ち上がりはリヴァプールが前線のスアレス、
キャロルをターゲットに積極的に攻撃を仕掛けるスタート。
入り方はそう悪くはない感じでした。
先制点はリヴァプールだったのですが、予想外の展開でリードする形になりました。
９分という早い時間帯。
トーマスがエリア内の競り合いでスアレスを倒しファウルを取られＰＫの判定。
これをファウルと取られるとＤＦとしては競り合えないんじゃなかろうか？
という何とも言えない場面。
倒されたスアレスも珍しく何のアピールもしていなかったし
立ち上がってプレーしようとしていましたので選手たちも困惑気味でした。
しかし判定は変わるはずもなく、リヴァプールにとってはチャンスです。
これをアダムが決め、思わぬ形でリヴァプールが先制です。
ウェストブロムにとっては不運な展開になってしまいました。

この判定がきっかけになったことは間違いなかったでしょう。
ウェストブロムの選手たちは少し冷静さを失い、ゲームが荒れてきました。
最初のＰＫのジャッジはアシスタントレフェリーの判定でしたが
主審もその後のゲームコントロールが難しかったのでしょうか、何だかジャッジが安定しません。

リヴァプールはリードしたことで余裕を持ってプレーすることができ、安定した試合運びです。
途中ウェストブロムも中盤で上手く組み立てて攻撃の形を作る時間帯もあったのですが
すぐにリヴァプールが自分たちのペースに引き戻しゲームをコントロール。
そして前半終了も近づいたロスタイム
リヴァプールは自陣でウェストブロムのパスをカット
そこからパス２本でキャロルに繋ぎＧＫとの駆け引きをうまく制し倒れながらもゴール。
リヴァプールはいい時間帯に追加点を取ることができました。

リヴァプールの２点リードで後半へ折り返し。
後半は随分ジャッジに振り回された前半とは一変
ウェストブロムも冷静さを取り戻し自分たちのサッカーをしようとしていました。
しかし２点リードしていることも大きかったでしょうし、
個人個人の能力やチーム力もやはりリヴァプールが上回っている部分が多く
ウェストブロムは効果的に攻めることができません。
リヴァプールは前半と変わらず余裕を持った試合運びで時計の針を進めます。
ただ今シーズンのリヴァプールは勝ちきれない印象が強く
終盤に追いつかれたり、相手を圧倒するまでには至りません。
確かにアウェイで２点リードしている状況を考えれば無理する必要はないのかもしれませんが
タイトルを取るのならゲームを決めてしまうくらいの力強さは必要なはず。
その辺りがあまり感じられません。ここまでの９試合、得点も少ないです。
実際リヴァプールは後半もいい形は何度も作っていましたし追加点は欲しかったはずです。
しかし、フィニッシュの精度という部分では課題が残ります。
前節のノリッチ戦でも同じような状況でした。
取れそうで、取れない。攻めきれないのです。何か物足りない。

とは言え、追加点こそありませんでしたが
この後もリヴァプールは特にリズムが乱れることもなく０－２で勝利。
無失点で勝つことができました。

今日はスアレスが珍しくおとなしかったですね（笑）
もちろんプレーは相変わらずのらしさは見せていましたが
ここのところ気になっていた“ファウルを誘って倒れてアピール”
みたいなプレーは今日はありませんでしたね。
キャロルとの関係もまだもちろん完璧ではありませんが、
きちんとキャロルを意識した動きをしていましたし相性は悪くないと思います。
まあ強引にいくとこはいってましたけど、うん、まあ良かったんじゃないかと。

チームとしての守備面も良かったと思います。
ただやっぱり今日のような状況ならもう１点取って
ゲームを確実に決める展開が望ましかったんだろうなあと思いました。
何だろうな、何か足りない。決して悪くないんですよ。
でもやはり運動量と力強さがもう少しあって欲しい気がしますね。
前線の選手に２列目の選手がもっと積極的に絡んで欲しいというか。
その辺りが少ないのかな？
今日で言うならダウニングとヘンダーソンがもっと前線の２人と関わって欲しい気がします。
まあヘンダーソンはまだ若いのでこれからなんでしょうけど。
うん、いないと寂しいですね。ジェラードとカイト。

ジェラードはベンチ入りしてませんでした。
あまりコンディションが良くないのかな。カイトはアップはしてましたが今日は出場機会ナシ。
まあ世代交代の問題もありますし
リヴァプールはこの後リーグ戦ではスウォンジーと対戦した後
チェルシー、シティと難しい相手が続きますので
その辺りもダルグリッシュ監督は考慮しているのだと思います。
しっかり戦えるチームを作るにはまだもう少し時間がかかりそうなリヴァプールです。

さて実はこの後インテル×ユヴェントス戦をお伝えする予定でしたが
なんと～！！痛恨の録画ミスをしてしまい、前半３０分ほどが録画されていませんでした
あああ、やってしまいましたどうも寝ぼけていてチャンネル設定を間違えたみたいです
というわけで、再放送がもう明日しかないみたいで明日以降になりますが
全部見てからお伝えしたいと思います。すみません

タグ：２０１１－１２　プレミアリーグ