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CL GS 第4節 インテル×リール [チャンピオンズリーグ]

リーグ戦ではユヴェントスとのイタリアダービーに敗れ
今シーズン早くも5敗目、順位も下位から脱出できず苦しんでいるインテル。
CL第4節はホームでリールを迎えての一戦となりました。

インテルのスタメンはミリートとサラテの2トップ。
トップ下にスナイデル。モッタが中盤の底、左カンビアッソ、右スタンコビッチ。
最終ラインは左キブ、ケガから復帰のサムエルとルシオのセンターに右がサネッティ。
GKカステラッツィ。長友はユーヴェ戦で負傷、ふくらはぎを痛め欠場。
またマイコンも腿を痛めたらしく今日は両サイドバックがいつもと違います。

対するリールはイエレンの1トップ。
2列目がアザール、ジョー・コール、ソウ。
ペドレッティとマヴバがボランチの位置。
最終ラインはベリア、シェジュ、ロゼフナル、ドゥビュッシー。GKランドロー。

ゲームは立ち上がり2分になろうかというところ。
ディフェンスラインの位置からキヴが前線ミリートへ一本ロングボール。
ミリートの上手い少し浮かせたシュートは惜しくもバーを叩きゴールならず。
まずはインテルがチャンスを作るスタートに。
今日のインテルは立ち上がりはワンタッチのパスワーク、サラテのキレのあるドリブル
ミリートの裏への抜け出しなどでいい入り方をしたように見えました。
ディフェンス面でも帰ってきたサムエルとベテラン、サネッティが効いてます。

リールもボールを良く動かし、10分過ぎからインテル陣内でプレーする時間が増え
いい位置からのセットプレーやCKでチャンスを作ります。
しかし18分インテルもCKを獲得。
スナイデルの入れたボールにサムエルがヘディングシュートを決めインテル先制です。
その後、一応はインテルが主導権を持った形でしたがそれまでの勢いは少し落ち着く展開に。
今日は中盤をあまり経由しないで前線のミリートへ一本ボールを入れることが多い印象でした。
スナイデルのボールタッチが少なかったですかね。
コンディションがまだ万全ではない彼に
あまり負担をかけさせないという意図もあったのかもしれません。
あとは今日は前線がミリートだったので裏のスペースへの動き出しが上手いのと
左サイドからキヴの正確なロングフィードも考慮してのことだったのかも。
でもやはりスナイデルがボールを持って前を向くとリズムがでます。
しかし追加点を奪うには至らず。
リールも両サイドから攻撃を試みますがゴールを割ることはできません。

インテルのリードで前半終了、後半へ。
後半立ち上がりにインテルはFKからスタンコビッチがフリーだったミリートへ落とし
決定的な場面を迎えますが、何とミリートのシュートは大きく枠の外。
なんてこった~、あれは決めておかなければ!
リールもアザールの強烈なシュートでひとつチャンスを作りますがお互い得点できません。
インテルは守備は安定しているのですが
中盤でのボールタッチが少なくちょっとリズムが出ない感じでした。
スナイデルにモッタやスタンコビッチがもう少し絡んでいけば
リズムも出て攻撃に厚みがでそうだったのですが今日はその辺りがあまり見られませんでした。

しかし迎えた65分に右サイド
サネッティが素晴らしいコース取りのドリブルでエリア内に切り込み逆サイドミリートへ。
ミリートはほとんど体はゴールに背を向けた状態だったのですが
右足で難しい体制からのボレーシュート。
これが見事に決まりインテルは欲しかった追加点を手に入れます。
2点リードしたインテルに少し余裕が出てきました。
66分スナイデルをアルバレス、79分にはサラテに代えパッツィーニを投入します。
リールも攻撃の形は作るのですが、今日のインテルのディフェンスは安定しています。
中央はルシオとサムエルがほぼ完璧に制圧、サイドはサネッティが絶対に通させません。

そしてこのままインテル無失点で勝利かと思われたのですが83分
ここまでほぼ完璧だったディフェンスのミスから
後半アタマから交代出場していたデ・メロにゴールを決められ1点差に。
ゴール前への何でもないシンプルなクロスだったのですが
う~ん、例によっていつものビデオ検証してみましたが(笑)
ディフェンスの人数もちゃんといたし、集中力を欠いてたわけでもなさそうでしたし
スタンコビッチとルシオのところで対応できそうだったのですが
本当に上手い具合にすっとボールがゴール前に抜けてきて
そこにオフサイドもなくデ・メロがいて落ち着いて決めたという感じでした。

時間もまだありましたし一瞬嫌なムードになりそうでしたが
最後はミリートをオビに代え、時間も使いつつ前線でボールをキープ。
何とかインテルが2-1で勝利。
無失点とはいきませんでしたがチームにとって大きな一勝です。

今日は何といってもサネッティが素晴らしかった。
ホントどのポジションに入ってもプレーが堅実で安定していますよね。
リールの右サイドからの攻撃は一切通さなかったし
相手の動きを先読みしてしっかり蓋をし、1対1でも負けません。
攻撃では巧みなドリブルで相手選手の間を抜けゴールチャンスを演出。
90分通してプレーに波がなく高いパフォーマンスを維持し続けるのもさすがです。

それからサムエルが戻ってきたことも大きいですね。
サムエルとルシオのセンターはやはり安定感あります。
キヴはセンターがやりたいという事らしいけど、サイドの方が良さそうに見えました。
あれっ、ということは。。。長友のポジションが、ということになっちゃうんですかね[たらーっ(汗)]
それはちょっと複雑ですが2人の持ち味ってまた全然違うから
長友にはまずケガをちゃんと治してもらって、自分の一番のいいところをさらに磨く、
そして足りない部分や身につけなきゃいけないことはしっかり習得して結果を出す。
強い気持ちを持って頑張って欲しいと思います。

あと後半途中から入ったアルバレスもまずまず良かったと思います。
ゴール前でのテクニックのある切り返しや独特のリズムは
たぶん今まで出せなかった本来の彼の良さなのではないでしょうか。
ここまでは難しい場面での起用が多かったし
インテルというビッグクラブに加入して早々、自分らしさを出すのは難しかったのでしょう。
今日はリードした展開で投入され少しはリラックスして試合に入れたんじゃないかな。
アルバレスだけでなく他の新加入の選手もいい状況でチームや自分のプレーの感覚を
少しずつでも掴めれば今の苦しい状況もきっと良くなっていくと思います。

今日のこの勝利がリーグ戦でもいい材料になるといいのですが。
次節リーグ戦はアウェイでジェノアと対戦です。
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コメント 2

alba0101

ご訪問&コメントありがとうございます^^
時間を見つけて病院に行って お薬をもらって来ました...
ご心配していただきありがとうございます...お薬を飲んでおとなしくしておけば治るでしょう(^^)...

インテルは長友の居ない時に勝たれると微妙な感じですが...
早く波に乗ってほしいですね...
by alba0101 (2011-11-04 12:07) 

りさ

☆albaさん お仕事もなかなかお休みできないとは思いますが
 無理なさらないで下さいね。早く良くなりますように。
 
 チームにとって勝利することはもちろん良いことですが
 長友がいない時に、というのは複雑な心境ですね。
 インテルでの2シーズン目ちょっと彼は苦しんでいますが、
 それをまた乗り越えていい選手になっていってほしいですね!
by りさ (2011-11-05 10:21) 

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