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CL GS 第5節 トラブゾンスポル×インテル [チャンピオンズリーグ]

さて、いよいよCLも第5節を迎えました。
インテルは初戦でまさかの敗戦を喫した相手、
トラブゾンスポルとアウェイでの対戦です。

実はこの試合の前にすでに同グループのもう一試合
CSKAモスクワ対リールが行われていて
リールが勝利したことからインテルの決勝トーナメント進出が決まる形になっていました。
そしてその他の3チームが勝ち点5で並ぶ状況になっていて
トラブゾンスポルとしてはここでインテルに勝つことができたら
2位通過に向けてかなりリードできる状況とあって
とても高いモチベーションで臨む試合となりました。

さて今日のインテルのスタメンですが
トップにはミリート、ワイドには左サラテ、右アルバレス。
中盤はの底にはカンビアッソ、左スタンコビッチ、右サネッティ。
最終ラインはキヴ、サムエル、ルシオ、長友。GKジュリオ・セザル。
スナイデル、マイコンはケガのため欠場。長友はケガから戦列復帰です。

対するトラブゾンスポルはブラクの1トップに左アランジーニョ、右アルティントップ。
中盤はアンカーにゾコラ、コルマンにセルカン。
最終ラインはチェフ、グロバツキ、ギライ、チェルーストカ。GKトルガ。

トラブゾンスポルはホームということと
決勝ラウンドに進出できるかもしれない大きなチャンスとあって
スタートからかなりアグレッシブでした。
その勢いのある攻撃に初めはインテルも少々手を焼いている印象もありました。
置かれている立場が逆のインテルはそこまで無理はしてきませんが
負けていいわけではないのでそのあたりはしっかりと対応しているようでした。
攻撃に関しても今日は右のアルバレスを攻撃の起点にし
まずは彼が右サイドでボールを捌き、また自分でも中に切り込んだりと
かなり自由に動いてスナイデルがいないインテルのゲームメイクを担います。
左はサラテがポイントになり左右から攻撃の形を作っていました。
インテルの本来の強さがそこまで戻ってきた、というには至りませんが
ここ最近の試合内容からいくとまずまずの内容だったと思います。

得点は18分右サイド、アルバレスが中央ミリートとペナルティエリア手前でのワンツーから
そのままエリア内に切れ込んでゴール左隅へと流し込み、インテルが先制。
トラブゾンスポルのディフェンスはミリートがシュートを撃つと読んでか引き付けられ
一瞬ゴール前にスペースを作ってしまい、狙い通りアルバレスがそこを上手く使うことができました。
しかしその5分後でした。
トラブゾンスポルはアルティントップのミドルシュートがサムエルに当たり
コースが変わってなんとゴールイン。
さすがのセザルも動けず、インテルにとっては不運な失点となりました。

前半は1-1のまま後半へ折り返し。
後半の立ち上がりもトラブゾンスポルの勢いのある積極的な攻撃は変わりません。
しばらくの間インテル陣内での攻防の時間が続きます。
そして途中からはお互い攻め合い、
カウンターのやり合いが続きなかなか見応えのある試合展開になりました。
しかしお互いにチャンスは作りはするのですが得点するには至らず
結局スコアは動かず1-1のまま試合終了。
この結果によりインテルは1位通過が確定しました。
そして残るひとつのイスをトラブゾンスポルが勝ち点6
CSKAとリールが共に勝ち点5というなかで争うことになりました。
こうなってくるとまた面白くなってきますよね。

トラブゾンスポルはインテルのホームでやった時は
今日のような攻撃的なサッカーではありませんでしたが
インテルの不調は影響していたものの、ワンチャンスをしっかりものにして勝利。
今日はホームで本来の自分たちの攻撃的なサッカーを見せてくれました。
チャンピオンチームではないけれど、決してレベルは低くありません。
今日はインテル側の状況もありましたし、引き分けではなく勝てる要素もあったと思います。
最終節どんなゲームを見せてくれるのでしょう、楽しみです。
一方インテルですが初戦は落としたものの、苦しみながらも3連勝。
相手の結果によるところもありましたが最終節を待たずに決勝ラウンドに進めて一安心ですね。
これでしばらくは国内リーグに専念できることでしょう。

今日はスナイデルが負傷のためまだ戻れず
アルバレスが主にゲームを作る役割をやっていましたが
移籍当初に比べるとかなり自分の特徴を出せるようになってきました。
後半の最後の方はちょっと疲れが見えて精彩を欠いてましたが
彼もまだ若いし、これからもっと経験を積んでチームにフィットすれば面白くなると思います。

さて長友ですが今日は右サイドバックでフル出場。
ただケガから復帰したてで、おそらく万全なコンディションではなかったのと
試合から少し遠ざかっていたことで前半に関してはパフォーマンスがかなりよくありませんでした。
1対1でも完全に負けていたし、プレッシャーをかけられた時のプレーがかなり消極的でした。
また最終ラインの位置でボールをキープできず相手に奪われピンチを招くシーンもあり
いつもの力強い長友らしさがありませんでした。
裏を返せば彼はもっとできる選手ということなのですが
恐らく前半はケガをかばって、思い切ったプレーができなかったんだと思います。
しかし彼の難しい状況を理解し、しっかりカバーしてくれたのがサネッティでした。
前半はアルバレスが右サイドで攻撃の起点になっていたので
長友がよくサイドを上がって攻撃参加していたのその空いたスペースを、
また守備面では相手が前半は長友サイドからの攻撃が多かったのでそのカバー、とさすがです。
本当に偉大な選手ですね。そういうプレーが自然に見えてしまうんだから。
長友はいい先輩にも恵まれているようです。
そんな素晴らしい選手が身近にいるのだからどんどんいろんなことを吸収していってほしいですね。

後半に関しては前半よりは落ち着いてプレーしていたと思います。
積極的にサイドを上がり、ゴール前のスペースに何度かいいパスを供給していました。
今回はあと一歩得点には結びつかなかったけれどいい試みだったと思います。
ケガが完全に治ってないけれど、やや強行出場した感がありましたね。
しっかり治してほしいのですがチームの苦しい事情もあるのでしょう。
ただケガのことがあったからだとは思いますが、
長友の持ち味である戦う気持ち、力強さが見られなかったのは残念でしたね。
今シーズンはケガにチームの不振に自分自身のパフォーマンスにも悩んでる感があって
彼は今苦しい時期だとは思います。
でもこれを超えればまたひとつ大きく成長できるはずだし
今一度、原点に立ち返って
インテルに移籍してきた時のモチベーションを思い出して頑張ってほしいと思います。

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