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セリエA 14節 インテル×ウディネーゼ [セリエA]

今シーズン相当厳しいスタートになってしまったインテル。
リーグ戦ここ2試合は難しいゲームでしたが連勝し
順位も一時は17位くらいの位置いたものの現在12位まで上がってきました。
14節はホームに3位と好調のウディネーゼを迎えての一戦となりました。

インテルのスタメンは今日はミリートとパッツィーニの2トップ。
中盤は左からアルバレス、カンビアッソ、モッタ、ファラオーニ。
最終ラインはキヴ、サムエル、ラノッキア、サネッティ。GKジュリオ・セザル。
長友は今日はベンチスタート。マイコン、ルシオ、スナイデル、フォルランなど
相変わらずケガ人が多くまだ復帰してきません。

対するウディネーゼはディ・ナターレの1トップ。
中盤はアンカーにピンツィを置きその前にアルメロ、アサモア、トルジェ、イスラ、バスタ。
最終ラインはフェロネッティ、ダニーロ、ベナティア。GKハンダノヴィッチ。
ウディネーゼはここまで12試合消化して15ゴールで失点はわずかに6。
やはり上位にいるチームというのは失点も少ないようです。

さてゲームですがウディネーゼはある程度インテルにボールを持たせて
まずは自陣でしっかり守備ブロックを作り
ボールを奪ったら前線のディ・ナターレを狙ってインテルのディフェンスラインの裏に
ボールを出してチャンスを作るプランのようでした。
わりと狙いははっきりしていたと思います。
一方インテルはボールは保持しているし、ボール回しも以前よりは良くなってきているのですが
前線のミリート、パッツィーニにボールが入ってもそこからの展開というのが
ウディネーゼの堅い守備に阻まれゴールに近い場所でシュートを撃つまでには至りません。
パッツィーニの1トップよりはターゲットが増えるので
ポイントはできるのですがそこからの2人の連係は見られません。
今日も得点が遠そうです。
そして今日はピッチのいたるところで選手が滑りまくっていました。
ピッチコンディションは良くなさそうです。
前半は0-0で後半へ折り返し。

後半からラニエリはまたまた大胆な選手交代を行います。
アルバレスに代わって長友を投入。しかもアルバレスが入っていた左サイドハーフにもってきました。
ゴールライン際の深いところまで入っていく長友の特徴を活かそうというところでしょうか。
ちょっと意外でしたけど、アリですよね。
しかしウディネーゼは後半に入り前半よりも積極的に前に出てくるようになりました。
もちろん守備もしっかり行います。
インテルは長友を入れたのはいいのですが62分に
ここまでわりといい働きをしていた右サイドのファラオーニが
疲労のためかサラテと交代することになり長友はこの時点で右サイドバックにポジションを移し
最初のラニエリの作戦が実行される前にまたプランが変更になりました。
時間が進むにつれミリートにもパッツィーニにもボールが入らなくなりサラテも効果がありません。

そしてゲームが動いたのは73分でした。
ハーフウェイライン付近からアルメロが前線ディ・ナターレへ。
交代出場していたフローロ・フローレス、さらにその右側に上がってきたイスラへと繋ぎ
イスラがゴール左隅へと叩き込み、ついに均衡が破れました。
ウディネーゼは狙い通りの得点です。
とにかく点を取りにいかなくてはならなくなったインテルはキヴに代えスタンコビッチを投入。
ところが85分になろうかというところ。
サネッティがエリア内に侵入してきたアサモアに対してファウルの判定を受けイエローカード。
なんとこの日2枚目、退場になってしまいました!
インテルはサネッティという大きな戦力を失い10人になった上にPK。もう絶対絶命です。
ところがディ・ナターレのPKをGKジュリオ・セザルがファインセーブで阻止!
なんとか最悪の流れだけは断ち切りました。インテルこれはまだいけるかも。
すると87分過ぎにエリア内でミリートが倒され今度はインテルがPKを獲得!
なんという展開でしょう。とにかくこれを決めれば敗戦だけは免れることはできそうです。
蹴るのはパッツィーニ。
しかし。。。なんとパッツィーニは軸足を滑らせ蹴ったボールは大きく枠を外れてしまいました。
ゲーム開始から特にパッツィーニが蹴った側のピッチはみんな何度も足を取られていました。
それがこの大事な場面で起きてしまうなんて。。。
パッツィーニはショックでしばらく立ち上がれませんでした。

その直後PKを献上したフェロネッティがPK失敗にもかかわらず
おそらく判定に意義を唱え2枚目のイエローカードをもらい退場することになり
最終的には10対10にはなりましたがそのまま0-1で試合終了。
インテルは痛い敗戦となってしまいました。

インテル苦しい戦いはまだ続きそうですね。
少し自分なりに考えてみたのですが
とにかく今シーズンはスタートが悪かったのがまず一番だと思います。
慣れないシステムに安定しない選手起用でチームは迷走。
ガスペリーニ監督は解任されラニエリに交代。
ガスペリーニ構想で獲得した選手とそれまでいる選手とをどう組み合わせてチームを作るのか
いくら経験豊富とはいえ時間のない中でラニエリ監督は大変だと思います。
今シーズンのインテルはこう、というスタイルが感じられません。
以前のインテルはまず確実な形があって、そこから引き出しがたくさんあったように思います。
そして選手のほとんどがその選手の良さを上手くピッチ上で表現できていません。
それぞれの選手の特徴が活かされないまま試合だけが進んでいるという印象です。
後はケガ人が多すぎます。
インテルはチームの結束力もメンタルも強くて底力もあるチームだと思いますので
何とかこの苦しい時期を乗り切ってもらいたいと思うのですが。。。

さて長友は今日はベンチからのスタートでしたが後半アタマからの出場でした。
コンディションは悪くないと思います。
今日は左サイドハーフでスタート、選手交代に伴って次に右サイドバック
さらに最後には左サイドバックと3つのポジションをこなしました。
右サイドハーフでのプレー時間は17分ほどで入った直後はラニエリから受けた指示を
しっかり実行しようとしていましたがチャンスには結びつかず残念でした。
最近現地の評価も厳しいみたいですが、これは他の選手にも言えることで
その選手の特徴を活かせるようなチーム作りが難航しているのも大きいと思います。
昨シーズンはレオナルドも周りの選手も長友の長所を上手く活かしてくれていました。
中でもスナイデルはそのあたりよくわかっているので彼がいないのも長友にとっても
チームにとっても大きいですよね。
もういませんがエトーやハルジャも長友をよく使ってくれていました。
新加入選手とのコミニュケーションが上手くいってくれるといいのですが。
お互いがお互いのためにプレーする、ということができれば長友にとっても
チームにとってもいい方向に向かうように思います。
そうなるためには長友自身ももっとプレーの質
周りの選手がどうすれば気持ちよくプレーできるのかを読み取る力というか
そういう部分を上げていかないといけませんね。
頑張ってほしいと思います。



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コメント 2

speedboy

インテルは盛大に迷走していますね.長友のコンディションが,チーム状態に振り回されないようにがんばってもらいたいです.


by speedboy (2011-12-05 09:34) 

りさ

☆speedboyさん 本当ですね。なかなかチーム状態が好転するきっかけが
 つかめないまま試合がやってきて結果が出ない状態が続いていますね。
 難しい状況ですが長友にはフィジカルもメンタルもしっかり自己管理して
 チームをいい方向に導けるようなプレーをしてほしいと思います。
 頑張ってほしいですね!
by りさ (2011-12-06 02:38) 

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