SSブログ

PL14節 フルアム×リヴァプール [リヴァプール]

PL第14節リヴァプールはフルアムとアウェイでの対戦となりました。
このゲームを見終わった後に
「ルーカス、カムバック!」と叫んだのは恐らく私だけではないでしょう。
正直へこむ~[バッド(下向き矢印)]

先週のカップ戦でチェルシーと対戦し0-2の勝利を収め準決勝に進出はしたものの
ルーカスが負傷しかなりの重症、今シーズン中の復帰は絶望と言われています。
今シーズン中盤の底でかなりの効果を発揮していてチームへの貢献度が高かっただけに
彼の抜けた穴をうめるのは正直不安はありましたがまさかここまでとは思いませんでした。

今日のリヴァプールのスタメンはスアレスとキャロルの2トップ。
2列目がアダム、ヘンダーソン、ベラミー。
問題のアンカーの位置にはスピアリング。
最終ラインはエンリケ、アッガー、シュクルテル、ジョンソン。GKレイナ。
スピアリングはガッツもあってもっと見たいな、と思っていた選手だし
ルーカスのケガは喜べないけれど彼にとってはチャンスなので頑張ってほしいところです。

対するフルアムはトップにデンベレ、その下にザモラ。
中盤はデンプシー、マーフィー、エトゥフ、ルイス。
最終ラインはリーセ、ハンゲラン、センデロス、ケリー。GKシュウォーツァー。

ゲームの立ち上がりは両チームによる主導権争いでスタート。
どちらかの時間というのはなくお互い攻めあいます。
10分を過ぎた頃から徐々にリヴァプールがボールを支配し自分たちのペースにもっていきます。
今日はキャロルを先発で起用していましたが、彼にフィニッシュをさせる狙いで
周りの選手たちもそれを頭に置いてプレーしているようでした。
キャロルはここ最近ゲームに出てもあまり存在感がなく
途中出場が続いていたのでなかなかゲームに入れず効果的な働きは見られなかったのですが
今日は周りのサポートもしっかりあるようですし、後は本人の頑張り次第というところでしょうか。
しかしリヴァプールは中盤ではよくボールが回り、攻撃のいい形は作るのですが
ゴールを決める、という最後の作業がどうも今日もうまくいきません。

前半、時間が進むにつれて何か違和感を感じました。
ゴールは遠いにしても攻撃の部分では積極的なんだけれど
相手ボールの時にみんないつもの激しさが感じられません。。
寄せも甘いし、体を張ってボールを奪いにいく勇敢さがないのです。何か変。
しかもポゼッションは明らかにリヴァプールなのにフルアムにボールを持たれると
少ないタッチ数でいとも簡単に自陣の深い位置まで入られます。
ファウルやカードが出るようなプレーをしろというんじゃないですが
今日のリヴァプール、何かクリーンなサッカーです。らしくないですね。

前半はリヴァプールの決定力不足で0-0。
またいつもの展開?いやいや、内容でも戦力でも上回っているはず。勝てるはず。
後半も立ち上がりからセットプレーなどでチャンスを作り
リヴァプールが攻める時間帯が続きます。しかし点が入る気がしません。
前半いい感じになりそうだったキャロルもやっぱり消えてきました。
フルアムはホームでしたがそこまで攻撃的には出てきません。
しかしボールを持った時にはリヴァプールとは対照的に時間をかけずフィニッシュまで持ち込みます。
何度かヒヤリとさせられる場面もありました。
つまりリヴァプールは簡単に最終ラインまでボールを運ばれ
簡単にシュートを撃たせてしまっているということなのです。
そして前半かなり飛ばしていたので選手たちに疲れが見え始めました。

そして思いもよらない出来事が。。。
71分を過ぎた頃。スピアリングがデンベレに対して激しいタックルでなんと一発レッドの判定。
ボールにはしっかりいっていたのですが、ボールを蹴った後の足がよくありませんでした。
消極的な守備意識がピンチを招いていましたが
積極的にいったらいったで悪い結果になってしまいました。
しかしリヴァプールのベンチに中盤の守備ができる選手はいませんし
みすみす負けるわけにもいきません。
77分にキャロルをカイト、今日良かったんですがベラミーをダウニングに代え
スアレスを1トップでシステムを4-4-1にしてきました。
まあこれが現状ベストな布陣だったと思います。

選手交代はしたものの、一人少ないことが影響しているのか攻撃の形はなかなか作れません。
逆にフルアムに攻められる場面が増えてきました。
そして85分フルアムはCKからのルーズボールに中央センデロスから
左サイドマーフィーが仕掛けてシュート。
レイナが弾いたところをデンプシーが蹴りこみ先制。
リヴァプールついに失点です。
危ないなあ、とは思っていましたがやはりやられてしまいました。
もうこうなったらフルアムは急ぎません。ゆっくりボールを回して時間を使います。
リヴァプールはボールを取れなくなってしまいました。
その後もいい位置でのFKのチャンスはありましたが活かすことはできず
結局1-0での敗戦となりました。

今日のゲーム勝てた試合だったと思います。
今シーズンこういうゲームが本当に多いですね。決定力不足が続きます。
そこまでのプロセスはいいんですが最後がどうにも決まりません。
そして今日どの選手も守備に関しては消極的でした。
いつもならファウルなしでもしっかりボールを奪いにいくし
たとえファウルになっても危ないところはそう簡単に通させないはずなのに
みんなとにかくディフェンスが軽かったです。
簡単に中盤を突破されたのも
ディフェンスの軽さもおそらくルーカスがいない事が響いているのでしょう。
激しくいって怪我するの怖かったんじゃないかなあ。
そしてルーカスがいないことで最終ラインと中盤のラインとのバランスが
スピアリングでは微妙にずれていたのでしょう。
(スピアリングも今日はレッドはもらいましたが決して悪い選手ではないと思います)
そしてルーカスの勇敢でアグレッシブな守備が後ろのアッガーやシュクルテルにも
いつもいい影響を与えていたのだと思います。
2人ともいつもあんなにおとなしくないですから。
ルーカスは守備でもチームを引っ張っていたのですね。
ピッチの中で選手同士がお互い影響しあっているんですよね。
彼がチームにとってとても大切で大きな存在だったことに改めて気付かされました。
彼個人のワンプレーで失点を防ぐだけでなくチームにとって多大な影響力をもった選手なのです。
サッカーってやはりチームで戦うスポーツなんですね。
それが身にしみた一戦になりました。

とにかくケガに関してはルーカス本人が一番辛いでしょうから一日も早く回復して
ピッチに元気な姿を見せてくれることを祈ります。
そこをどうカバーしていくか、またゴールを奪うというところをどうしていくか
今後課題の多いリヴァプールです。
それにしても今日の敗戦は痛いなあ。。。






nice!(8)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 8

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。