PL16節 アストン・ヴィラ×リヴァプール

クラブワールドカップ、バルセロナ優勝おめでとうございます。
というわけで、（どういうわけ？）リヴァプール戦お伝えします。

前節はスアレスのゴールで１－０と久々にホームでの勝利を挙げたリヴァプールですが
相変わらず得点力不足が続いています。
第１６節はアウェイでアストン・ヴィラとの対戦になりました。

今日のリヴァプールのスタメンはスアレスの１トップ。
中盤のセンターに今日はシェルヴィとヘンダーソンを置き
サイドには左ベラミー、右が昨シーズンまでヴィラでプレーしていたダウニング。
どうやら今日はアンカーがアダムのようです。
最終ラインはエンリケ、アッガー、シュクルテル、ジョンソン。ＧＫレイナ。
ルーカスがいない影響かベストな布陣を模索中ということなんでしょうか。

対するアストン・ヴィラは前線センターにへスキー、左にデルフォンゾ、右オルブライトン。
中盤はエングゾビア、デルフ、ペトロフ。
最終ラインはウォーノック、ダン、コリンズ、ハットン。ＧＫグザン。

ゲーム序盤は両チームボールがなかなか落ちつかない展開でスタート。
お互いが攻めあってどちらのペースとも言いがたい様子。
しかし１１分という早い時間帯、リヴァプールはＣＫを獲得。
右コーナーからダウニングがブーイングを背に受けながら蹴ったボールに
シェルヴィがダイレクトで合わせ角度を変え、
ゴール前に飛び込んできたスアレスがヒールでワンタッチ。
一度はＧＫに防がれますがこぼれたところをベラミーが蹴りこみゴール。
リヴァプールが先制点を奪いました。
そして続いて１５分。今度は左サイド、ベラミーのＣＫから
シュクルテルのヘディングシュートがゴール右隅へ決まり追加点。
２つのＣＫからテンポ良く得点することができました。

２点のリードがあったせいかどちらかと言うとリヴァプールペースではありましたが
今日はいつもほどのスピード感や激しさ、勢いはあまり見ていて感じませんでした。
ただベラミーは好調なのかパワフルな動きを見せ、ボールがよく集まり
彼がゲームメイクするような形になっていました。
メンバーやポジションが少しずつ違うせいか、悪いわけではないですが
いつものリヴァプールとは少々雰囲気が違っていたように感じました。
一方ヴィラはチャンスは作りはするのですがずっと同じようなテンポでの攻撃になり
リヴァプールゴールを脅かすまでには至りませんでした。
前半は０－２のまま終了、リヴァプールのリードで折り返し。

後半開始早々からリヴァプールは立て続けにチャンスを作ります。
アッガーのインターセプトからベラミーのクロスにそのまま
上がっていたアッガーがヘディングシュート、しかしこれは枠を捉えられず。
またベラミーが奪ったボールにスアレスが突破、エリア内個人技で相手選手をかわしシュート、
これも惜しくもクロスバーを叩きゴールはなりません。
今日も出た、って感じですかね～　多いんですよね、こういうの。惜しい。
一方ヴィラも前に出すボール、出すボールを簡単にリヴァプールにカットされ
攻撃の形が作れなくなってきました。ちょっとしたミスも多かったでしょうか。
リヴァプールが守りやすいゲームの組み立てになってしまっていたようでした。

その後ヴィラは選手交代を行い、へスキーに代えてバナンを投入。
するとそれまでよりは勢いが出てきて少し盛り返してきました。
リヴァプールは時間が経つにつれ疲れが出てきたのか
ディフェンスの対応が少々ルーズになり、ミスも増えゲームの雰囲気は少し違ってきました。
攻撃も相変わらずワンタッチのショートパスをリズム良く繋いで形は作るのですが
やはり最後が決まりません。
ヴィラは選手交代で一瞬は流れが変わりそうに感じましたがやはり攻撃が単調になり
リヴァプールは攻めの形はいいけれどゴールが決まらず運動量も減り
お互い違う部分で上手くいかず、ちょっとゆっくりしたゲーム展開になってしまいました。

そんな展開ではありましたがリヴァプールベンチは勝ちを確信したのか
７４分にはスアレスをキャロル、８３分にはシェルヴィを久々のキャラガー
８８分にはベラミーをカイトに代え交代枠を使いきり、
ヴィラも反撃ならずそのまま０－２で試合終了。
試合内容はあまりいいとは言えませんでしたが
リヴァプールは苦手のアウェイで勝つことができました。

リヴァプール今日は２点取れましたが、どちらもＣＫからのみの得点でした。
もちろん点を取れたことはいいのですが、流れの中からゴールできなかったのは残念です。
いい形はどの試合でもたくさん作っていてちゃんとシュートまでいくのですがゴールが決まりません。
（同じこといつまで書くんだろう？）
今日も無失点での勝利、今シーズン２点以上取られたゲームは
スパースに４点取られて完敗した一試合だけで失点が少ないことは素晴らしいことです。
でもやっぱりもっと得点力が欲しいですよね。上位にいくには。
５試合引き分けてるうち少なくとも３試合は決定力さえあれば勝てていたゲームでした。
そこらへんがまだ上位争いに絡めない要因でしょうね。
簡単な事ではないことはわかっていますが、ちょっと頑張りが欲しいです。

次節はミッドウィークに一昨日チェルシーと対戦したウィガンとアウェイで戦います。
侮れない相手です。でもここ、絶対勝たないと、ですね。

タグ：２０１１－１２　プレミアリーグ