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PL20節 マンチェスター・シティ×リヴァプール [リヴァプール]

皆さまお正月休みいかがお過ごしでしょうか?
今日は本来なら年末年始のチェルシー戦をレポートする予定をしておりましたが
少し予定を変更して先に今日早朝(日本時間)に行われたリヴァプール戦をお伝えいたします。
それは何故か、と言いますと~。。。読んで頂ければ幸いです。

さて前節リヴァプールはホームでニューカッスルと対戦し3-1と久々に得点が取れての勝利。
ケガから復帰したジェラードもゴールを決めるなど今後に向けて明るい兆しが見えたゲームでしたが
第20節は強敵、首位マンチェスター・シティとアウェイでの対戦となりました。

今日のリヴァプールのスタメンはキャロルの1トップ。
中盤は左からダウニング、アダム、ヘンダーソン、カイト。
アンカーはスピアリング。
最終ラインはエンリケ、アッガー、シュクルテル、ジョンソン。GKレイナ。
ジェラードは今日もベンチからのスタートとなりました。

対するシティは最前線にジェコ、ワイドにシルバ、ミルナー。
中盤はバリー、アグエロ、ヤヤ・トゥレ。
最終ラインはクリシ、コンパニ、コロ・トゥレ、リチャーズ。GKハート。

リヴァプールは立ち上がりは守備的でかなり慎重な入り方でした。
一方シティは勢いというよりは質の高いプレーの連鎖でリヴァプール陣内へ攻め込んできます。
シティは言うまでもなく個人の能力が高い選手が揃っていますし
それがチームとしてまとまって機能すればそう簡単に崩せる相手ではありません。
おそらくリヴァプールとしてはアウェイでもありますし、まずは守備をしっかりして
チャンスをうかがいつつ得点を狙うというプランだったのでしょう。
しかし前半10分という時間帯、早くもそのプランは崩れました。
リヴァプールは自陣でカイトがボールを失い
そこから最後はアグエロにミドルシュートを決められあっけなく失点。
レイナが完全に反応していて止められたはずのシュートでしたが腕の下を通してしまいゴールイン。
リヴァプールはミス2つから痛い失点となりました。

早い時間帯での失点にリズムを作れなくなったリヴァプールはイージーミスを連発。
自らのミスでマイボールをすぐにシティに奪われてしまいます。
それに加えシティの選手の前線からの労を惜しまぬ厳しいプレッシャーに苦しみ
マイボールになっても前が向けず攻撃の形がなかなか作れません。
相手の守備が整う前にカウンターで早く攻めたいところでしたが
シティの堅く安定した守備にどうしても時間が掛かりそれもうまくいきません。
シティはリヴァプールとは対照的にボールを持ってからシュートまでが早かったですね。
今日のリヴァプール、味方がボールを持った時の動き出しがどの選手も遅い。
そして33分シティはシルバのCKからヤヤ・トゥレがヘディングシュートを決め追加点。
トゥレにはジョンソンが対応しなくてはいけなかったのですがマークが甘い!
あれでは簡単に動かれて合わされてしまいます。
ジョンソンだけでなくここ最近ディフェンス時の競り合いや体の寄せの甘さが気になっていましたが
ここでもそれが出てしまい失点に繋がってしまいました。
前半は2-0で終了。リヴァプールに全くチャンスがなかったわけではありませんでしたが
完全にシティにゲームを支配された45分でした。

そして後半もそれは変わりませんでした。
シティは2点リードしている事からプレッシャーも緩くなり前半のように攻めてこなくなりました。
リヴァプールにボールを持たせて余裕さえ感じさせるゲーム運び。
このあたりはさすがマンチーニなのでしょうね。堅いなあ~。
リヴァプールはその状況をうまく活かしたいところでしたが全くリズムが出てきません。
その状況を打開すべく57分にアダムをジェラード、カイトに代えてベラミーを投入。
頼りになるジェラード、好調のベラミーに期待が掛かりましたが
シティの堅い守備は破れないし、崩れません。
こうなっては相手のミスを突いて得点に繋げることしかなさそうでしたが
シティの選手ミスしないんですよね、これがまた。
リヴァプールの選手も諦めはしていませんでしたが正直手も足も出ない状況でした。

しかし72分を過ぎた頃、相手陣内にボールを持ち上がったアッガーに対するファウルで
バリーがこの日2枚目のイエローカードをもらい退場。シティは10人に。
リヴァプールにとっては願ってもないチャンスです。ここは頑張らないと!
しかしそう期待したのもつかの間。。。バリーの退場したその直後、
チャンスになったはずのリヴァプールはエンリケのパスミスからボールを失い
ジェコからのスルーパスに抜け出したヤヤ・トゥレに突破を許し
それを止めに入ったシュクルテルがエリア内でトゥレを倒してしまいPKを献上。
これをミルナーに決められ3-0。この時点でほぼ試合は決まってしまいました。
10人になったシティはリヴァプールのミスから追加点を奪い
その後シルバを下げてレスコットを投入し完全に守備固め。
こうなると今日のリヴァプールの出来では得点の匂いは全くしません。
スピアリングに代えてマキシを投入し交代枠も使い切りますが
最後までシティの厚い壁を崩せず3-0で試合終了。
シティは首位をキープ。リヴァプールは痛い黒星となりました。

ハァ~、もう完敗ですね。シティ強かった。本気でへこみます[バッド(下向き矢印)]
スパースにこてんぱんにやられて以来のショックですね。言い訳はできません。
が、したいと思います(苦笑)
とにかく今日は入り方が悪かった。早い時間帯での失点にプランも崩れリズムも作れず
ミスも多かったし、ほとんどの選手が良いパフォーマンスではなかったです。
もちろんシティが良かったのはありますけど自滅感が強かったですかね~。
そしてそれを最後まで修正できず、流れも引き寄せられなかった。
試合途中からかなりの大雨でピッチコンディションも悪かったにせよ
大事な場面で足を滑らせチャンスにならず、とかも多かったです。
(シティの選手は滑ってなかったなあ?ホームだからでしょうか。。。)
あと気になったのは守備の局面で
あれだけ能力の高い選手たちに1対1ではなかなか対応しきれないし
もっと守備も連動性をもってチームでボールを奪いにいく姿勢を持って欲しいなあ、と。
それと解説の高木琢也さんが何度もジョンソンね~とおっしゃっていましたが
その通りでしたね[あせあせ(飛び散る汗)]ここ数試合コンディション良くないです。
そしてアイディアが足りないのは彼だけじゃなく、みんなストレートすぎるんですよね。
そのあたりをレベルアップしていかないとやはり点は取るのは難しい。
得点に繋がるようなアイディアとそれを実行できるスキルと選手間の意思疎通が必要です。
ジェラード、ベラミー、マキシが入ってからは少しいい感じにはなりましたけど。
まあでもキャロルとスピアリングはまだ良かったかな。
負けた試合でいいと言うのも何だけど、少しずつフィットしてきてるんじゃないでしょうか。
まあ何にせよまた一から出直しですね。

そういうわけでリヴァプールのあまりの負けっぷりに
どうしても記事を書きたくなってしまい先に更新させていただきました。
今日も長々と書きましたが最後までお付き合いいただきありがとうございました。
チェルシー戦は明日の更新予定です。


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speedboy

マンチェスター・シティ,首位圧巻といったところですね.しかしリヴァプールほどのビッグクラブでも,戦術的な悩みは尽きないのは,11人というチーム戦が.如何に微妙なラインで成り立っているかというスポーツかということを,魅せつけられますね.
by speedboy (2012-01-04 21:01) 

りさ

☆speedboyさん 難しい戦いになることは予想していましたが完敗でした。
 今のシティは能力の高い選手が揃いそれをマンチーニ監督がチームとして
 うまくまとめているのだと感じました。それに加えてかなりの戦術家です。
 リヴァプールもいい選手はたくさんいますが素直すぎるプレーが多いですね。
 おっしゃる通り、サッカーというのは本当に微妙なバランスで成り立っている
 スポーツだと思います。そしてまたそこが大きな魅力ですよね。
 負けてしまったゲームでしたがまた多くを学ぶことができました。
 
by りさ (2012-01-05 02:33) 

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