PL19節 リヴァプール×ニューカッスル

皆さま、あけましておめでとうございます！
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
新しい年が皆さまにとって良い一年になりますように。。。

まずは昨年末３１日早朝（日本時間）に行われたリヴァプール戦からお伝えいたします！
さて皆さんもご存知の通り今シーズンのリヴァプールは失点は少ないものの
新戦力の選手がまだ完全にフィットせず、得点力不足で勝ちきれないゲームが多く
主力選手が怪我で離脱
得点の期待のかかるスアレスは問題発言や挑発行為などで出場停止は免れず問題山積み
良い結果もなかなか出せず現在は上位争いに加わるところまでいきません。
１９節は（３０日現在）リヴァプールは６位、勝ち点差１で７位のニューカッスルとの対戦でした。

リヴァプールのスタメンはスアレスがまずは１試合の出場停止のためキャロルの１トップ。
２列目に左からベラミー、ヘンダーソン、ダウニング。
ボランチの位置は今回はアダムとスピアリング。
最終ラインはエンリケ、アッガー、シュクルテル、ジョンソン。ＧＫレイナ。
ジェラード、カイト、マキシなどはベンチスタート。

対するニューカッスルはデンバ・バの１トップ。
中盤はグティエレス、ヴチキッチ、オベルタン、ボランチにはカバイェとティオテ。
最終ラインはテイラー、コロッチーニ、ウィリアムソン、シンプソン。ＧＫクルル。

前半立ち上がりからリヴァプールがボールを保持し攻める時間が多かったと思います。
いつものショートパスを繋いで、というよりは今日はキャロルがトップでしたので
そこを意識してたのだと思いますが長いボールを前線に入れてくる場面が目立ちました。
あと、前節は右サイドのダウニングからの攻撃がほとんどでしたが
今日は左サイドにベラミーがスタートからいましたので
両サイドからバランス良く攻撃の形を作っていました。
ただ前線でキャロルが一旦ボールを収めてから先の展開がイメージできていないのか
せっかくいい形でキャロルがボールを受けても周りのフォローが遅く
テンポの良い攻撃というわけにはいきませんでした。
またサイドからの仕掛けも相変わらずストレートすぎるというか
相手が守りやすい、読みやすいプレーが多くもう少しアイディアが欲しいところ。

そしてリヴァプールペースで試合が進んでいた２５分でした。
リヴァプール陣内に攻め上がってきたニューカッスルはルーズボールを拾い
左サイドからテイラーがゴール前にクロス。
カバイェが頭で合わせたボールは
その後ろでデンバ・バに付いていたアッガーの肩に当たりゴールイン。
チャンスの少なかったニューカッスルの方が先制点を奪いました。
しかしその４分後リヴァプールはアダムが右サイドから相手陣内のゴールラインまで持ち上がり
ゴール前にグランダーのクロス、ティオテが足でブロックしたボールが
上手い具合にエリア内中央でどフリーだったベラミーの元へ。
ベラミーのコースを狙った上手いシュートが決まり１－１。早い段階で同点に追いつきました。

１－１で後半へ折り返し。
後半も基本的にはリヴァプールが主導権を握る展開でした。
ニューカッスルはマイボールになっても攻めに時間が掛かり
リヴァプール陣内でボールを回す時間が多く、そうするうちにボールを奪い返されて
なかなか得点のチャンスまでいきません。
リヴァプールは５９分にアダムに代えジェラードを投入。
するとそれまでよりもボールが動き明らかにいい流れになってきました。
そして６７分相手陣内でボールを持ち上がったアッガーがうまくファウルをもらいＦＫを獲得。
なんとベラミーがそのＦＫを決め追加点。今日２ゴールです！
ゴール前でキャロルが相手ＤＦをひきつけＧＫのブラインドになるように指示を出し
うまくそこへ蹴ってのアイディアのあるゴールでした。

その後、一度あわや失点かという大きなピンチがありましたが
シュクルテルの勇気あるプレーで見事阻止。
７４分には今日２ゴールと大活躍のベラミーがコロッチーニとの接触プレーで
目の上か横辺りを切ってしまうアクシデントでカイトと交代するなど
少々波はありましたが、カイトが入ってからも今日のリヴァプールは勢いがありました。
そして７８分にはそのカイトがきっかけとなり、
スローインからスピアリング→ヘンダーソンと繋ぎ最後はジェラード。
ゴールライン際まで持ち上がり難しい角度からでしたがＧＫの股を抜いてたのかな、
ジェラードの左足でのシュートはゴール右隅へ。これで３－１。
もう会場は大盛り上がりです。
そこから試合終了までもリヴァプールが攻め続けスコア３－１でリヴァプールの勝利。
失点はしましたが久々の３得点、ようやくホームで勝つことができました。

今日一番感じたことはそれまでとは全く同じ主導権を握っている状況でも
やはりジェラードが入ってからは全然違っていました。
彼自身の技術の高さやセンスはもちろんですが
自分が今ピッチで果たすべき役割というのをしっかりとわかっていますし、
そのプロ意識の高さが他の選手とは格段の差があるということです。
確かに今日チーム全体としてキャロルを意識したゲームの進行というのは行っていましたが
その姿勢がはっきりしていないというか、やりきれていないというかそういう印象でした。
キャロルは自分に与えられたタスクをしっかりこなしていたと思います。
ただ周りが活かしきれていない部分が多かったのです。
ジェラードはキャロルの特性を活かすボールを何度もいいタイミングで入れていました。
キャロルもそれをしっかり感じて動き出していたしゴールこそありませんでしたが
今のリヴァプールにとって大切なのはこういうことなんじゃないのかな、と。

カイトにしてもそうです。
今シーズンは確かにパフォーマンスは良くありませんしゴールもありません。
スタメンを外される試合も増えました。
彼だって本来はセンターフォワードというポジションで
出場したら自分だってもちろんゴールを決めたいと思います。
でも起用されたその場面で自分が今何を望まれてピッチに出されたのかきちんと理解していますし
そしてそれに沿ったプレーをきっちりとこなします。
３点目のきっかけになったプレーも前線から相手選手に容赦ないプレスをかけ
ボールをタッチに出させてマイボールにしたことから始まりました。
今日は攻撃に参加するよりはディフェンスに重きを置き
上手く時間を使ってＣＫを獲得したり、正確なサイドチェンジでボールをうまく動かしたり
直接得点に絡まなくてもチームにとって大きな役割を果たしているのです。

つまり選手全員がチームとしての方向性を今以上に考えて欲しいし大切にして欲しいのです。
もちろんジェラードやカイトになれとは言いません。
みんな個性も持ち味も違いますし、そもそも違う人間ですから（笑）
若く、これから経験を積んでいく選手たちがほとんどですから比べるところではありません。
でも彼らのようなベテランから学べることはたくさんある。
そのプロ意識の高さを吸収していけたら
そこから個人の技術の向上やメンタル面の強化にも繋がるし
その結果チームの力も上がってくると思うのです。
まあそういうこと言い出すとクラブの在り方とか思想とか
ちょっと壮大な話になってくるので今日はこのくらいにしておきますね

いろいろ書きましたが点が取れて勝てて良かったですし
改善点はたくさんありますが、少しずつでもいい方向へいってくれたらと思います。
キャロルとスピアリング良かったと思います。
ヘンダーソンはちょっと心配。ジョンソンは疲れてるのかな。
シュクルテル危ない場面をよく防いだ、あれ入ってたらわからなかった。
そしてゴールを決めたジェラードがカイトと抱き合って喜んでたのが印象的でした。
２人にしかわからない苦しさを分かり合っているのでしょう。
チームはみんなで作るもの。頑張れリヴァプール。
次は大切なシティとの一戦、アウェイだけど。。。期待してます！

タグ：２０１１－１２　プレミアリーグ

コメント 4

あけましておめでとうございます．
本年もどうぞよろしく．

リヴァプール，幸先良いスタートで良かったですね．ジェラードは，やっぱり頭良いなぁ．
by speedboy (2012-01-03 18:29) 

☆ｓｐｅｅｄｂｏｙさん　あけましておめでとうございます。
　こちらこそ本年もどうぞよろしくお願いいたします。

　ありがとうございます！リヴァプールは久々の３得点と点が取れての
　勝利になりました。これがきっかけになってチームに勢いがつけば、
　と思っております。ジェラードはやはりすごかったです。
　今後コンディションが上がってきて出場時間も増えてくれば
　今以上に面白くなりそうです。楽しみです＾＾
by りさ (2012-01-03 18:59) 

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

復調の兆しが見えた試合でしたね。
やはりジェラードは必要不可欠の存在。
キャロルにもピンポイントクロス何本かあげてたのを見てしびれました。
アーセナルにもああいう選手がほしい・・・
by でぃーじぇー (2012-01-03 20:34) 

☆でぃーじぇーさん　あけましておめでとうございます。
　こちらこそ今年もどうぞよろしくお願いいたします。

　そうですね。問題は多いのですが何とかここから良い方向にいって
　くれたらなあ～と思っております。
　ジェラードはやはり特別な存在ですね。頼りになります。
　キャロルへの素晴らしいクロスさすがでしたね！
by りさ (2012-01-04 10:32)