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CL 決勝R1回戦 ナポリ×チェルシー 1st leg [チャンピオンズリーグ]

2011-12シーズンのCLも決勝ラウンドに入り1回戦の1st legが終了
チェルシーはアウェイでナポリとの対戦となりました。
ここ最近リーグ戦での成績も良くなく、何が本当なのかはわかりませんが
チーム内でボアスと一部の選手たちとが対立しているというような報道もあり
主力選手のケガなど多くの問題を抱え苦しい現状です。
そんな状況の中で行われた大切な一戦でした。

今日のチェルシーのスタメンは前線は中央ドログバ、左マタ、右スタリッジ。
中盤はマルダ、メイレレス、ラミレス。
最終ラインはボジングワ、ルイス、ケーヒル、イヴァノヴィッチ。GKツェフ。
テリーはケガで欠場、アッシュはケガの回復が万全ではないですが何とかベンチ入り
調子の上がってこないトーレスよりも代表戦から帰ってきたドログバを起用してきました。

対するナポリはトップはカバーニ。2列目左にラベッシ、右ハムシク。
ボランチにガルガーノ、インレル、ワイドにスニガ、マッジョ。
最終ラインはアロニカ、カンナバーロ、カンパニャーロ。GKデ・サンクティス。

天候は少し雨が落ち、見た目よりもピッチ状態はあまり良くなさそうです。
立ち上がりからやはりホームのナポリが主導権を握りゲームを進めていきます。
チェルシーはそこまで守備的ではないもののかなり慎重なスタート。
選手たちから緊張感と同時に集中力も感じられました。
しかしゲーム開始から5分、ドログバとカンパニャーロがヘディングの競り合いで
頭同士をぶつけてカンパニャーロは流血。
そして10分になろうかという時間帯にはボジングワが左足のハムストリングを痛めたようで
プレー続行不可能、コンディションが万全ではないアッシュが交代出場することに。
お互い負傷者が出るアクシデントが発生し、少々心配な立ち上がりになりました。

チェルシーは慣れないCBコンビとピッチコンディションも影響してか
カバーニの動き出しの対応にかなり苦労していたようで決定機を作られます。
ラベッシとマッジョのコンビネーションからもピンチを迎え
どちらもツェフの好セーブで失点は免れますがヒヤヒヤする展開。
しかし先制したのは押されていたチェルシーでした。
27分ナポリ陣内でドログバ→スタリッジと繋ぎ恐らくラミレスに出したパスだと思いますが
それが合わず流れたボールをカンナバーロがクリアミス。それをマタが拾い落ち着いてゴール。
カンナが触る寸前にボールのバウンドが変わったようでミスになり
ナポリにとっては痛いアウェイゴールを献上する形になってしまいました。

しかしゲームは更に動きます。
38分ナポリはチェルシー陣内で左サイド・カバーニからパスを受けたラベッシが
ミドルシュートを決め同点に追いつきます。
チェルシーのディフェンス陣はパスを出した後のカバーニの前に抜ける動きにつられてしまい
ラベッシをフリーにした上にシュートコースも空けてしまいゴールを決められてしまいました。
そして前半のロスタイム、チェルシー陣内・右サイドからインレルが入れたクロスが
ゴール前でワンバウンド。そのボールをカバーニが肩で押し込みナポリは勝ち越しに成功します。
チェルシーは最低でも1-1で後半へ折り返したかったのですが
一番キツイ時間に得点を許してしまいました。

追う展開のチェルシーは後半スタートからかなり前がかりになってきました。
ボールを持つ時間も増え攻め上がり、得点の匂いはしてきたものの
なかなかゴールを奪うことが出来ません。
チェルシーが攻めているようには見えていましたが
実際はやはりナポリがペースを握っているように感じました。
そして65分、ナポリは自陣からカンパニャーロが前線のカバーニへロングボール。
それに対応したルイスとの競り合いからこぼれ球にカバーニがうまく入れ替わり
逆サイドを上がってきたラベッシへ。これをラベッシが確実に決め3-1。
点差を広げられたチェルシーは70分にメイレレスとマルダを下げ
エッシェンとランパードを投入。何とか1点でも返しておきたいところ。
しかしチェルシーが敵陣に入っていけばナポリに守備を固められ跳ね返され
カウンターをくらい逆に失点のピンチになる場面も。
結局その後もチェルシーがナポリゴールを割ることはなく3-1で試合終了。
ナポリはbest 8に向けて一歩リード、、チェルシーは不利な状況で2nd legへ折り返しです。

ナポリが良いチームであること、アウェイであること
チェルシーのうまくいっていないチームの現状を考えると
確かにこういう結果は想像できなかったわけでもありませんでしたが。。。
どんなに調子を崩していてもこういう大一番には見違えるほどのパフォーマンスをしてくれるのが
今までのチェルシーだった印象があったのでそこに期待したのですが
これは想像以上にチーム全体がうまくいってないのかもしれません。

この試合で気になった点をいくつか。
一番気になったのはチーム全体に言える事ですが守備意識が低すぎること。
特にケーヒルとルイスはカバーニのこと全然見ていなかったと思う。
オフサイドも取れないし、3点目のルイスの対応なんか軽すぎる。
ピッチコンディションが悪かったせいかケーヒルは何度も大事な場面でピッチに足を取られて
その分対応が遅れていたのが目立ったし2人ともかなり不安定だった。
ルイスはいい選手だと思うけどよくああいうプレーをするのが気になる。
あと中盤の底にメイレレスを置くっていうのはどうなんだろうか。
リヴァプール時代しか知らないけれど彼はどちらかと言うと攻撃的な選手だと思うのですが
今日の控えを見ると最初からエッシェンか最近ゲームに出てないから不安はあるけど
ミケルもいたしそういう選択肢はボアスには無かったのかな??
コンディションの問題でなければランパードもベンチスタートだったのが疑問。
CBがテリーとルイスでもどうだったかわからないけど精神的支柱のテリーがいないなら
そういう意味でもランパードは必要だったような気がします。
アッシュはケガの回復が万全ではなくボジングワの負傷によっての出場だったので
やはりフルでは動けていませんでした。(これは仕方ないな)
それにしてもナポリに中央からもサイドからも簡単に崩されすぎ。
何か右サイドばっかり狙われていたけどそこの修正も出来てなかったなあ、と。

この試合のボアスのプランってどんなだったんだろう。
ちょっと見ていて解からなかった。
GS第6節のヴァレンシア戦のような戦い方だって出来たはずなのに。
ボアスも大きなプレッシャーの中迷っているのかも。
とりあえず、アウェイゴールを取っているのが救いです。
現時点では2nd leg を2-0のスコアで勝てばいいのですが
今のチェルシーにそれができるかどうか、そこですね。
しっかり修正していいゲームを期待したいです。

さて☆本日のトーレスコーナー☆ですが~

先週末のFAカップでは先発したものの
後半からドログバと交代で下げられかなりショックを受けていたようです。
(試合は2部のバーミンガムとホームで1-1の引き分け、再試合です[たらーっ(汗)]
今日もスタメンを外され、ケガ人による交代枠の消化もあり出場はありませんでした。
アップしている姿はチラッと映ってはいましたが、その表情は見えず。
心配です。。。

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でぃーじぇー

テリーがいないのはかなり痛手でしょうね。
ケーヒルとテリーなら代表でもやったことがあるのでもっと安定してると思います。ルイスとはまだまだ連携や意志疎通が出来てなさそう。
そしてルイスはCBより中盤の方が向いてそうですね。今はそんな状況じゃなさそうですが・・・
CLからプレミア勢が消えそうなのが不安です。
by でぃーじぇー (2012-02-25 14:24) 

りさ

☆でぃーじぇーさん 本当にそうですね。テリーがいないのは
 ゲーム中の守備としても、苦しい時にチームをまとめる精神的な部分でも
 かなり影響あると思います。
 ケーヒルとテリーは代表でやったことがあるんですね。
 ルイスは攻撃面ではとても魅力的ですがCBを任せるのには
 今のパフォーマンスでは不安が残るところです。
 プレミア勢、何とか踏ん張ってほしいですね!
by りさ (2012-02-25 21:05) 

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