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FAカップ☆準決勝 トッテナム×チェルシー [チェルシー]

先週土曜日はリヴァプールがFAカップ・ファイナルに進出し盛り上がっておりましたが
もう一つの準決勝・久々のチェルシー戦をお伝えします。
プレミアリーグ第27節でボアスがクラブを去ってから
ディ・マッテオ暫定監督でここまでやってきたチェルシー。
内容は正直あまりいいものとは言えないのですが結果としてはまずまず。
負けたのは第29節のシティ戦だけ。黒星が減りましたよね。
ただリーグ戦、FAカップ、CLとチェルシーは非常にタイトなスケジュールで
しかも強敵との対戦が続きとても難しい状況です。

チェルシーのスタメンはドログバの1トップ。
中盤は2列目に左カルー、中央マタ、右ラミレス。
ボランチの位置にランパードとミケル。
最終ラインはアッシュ、テリー、ルイス、ボジングワ。GKツェフ。

対するスパーズはアデバヨール。
中盤は2列目左からベイル、ファン・デル・ファールト、レノン。
ボランチはモドリッチとパーカー。
最終ラインはアス・エコト、キング、ギャラス、ウォーカー。GKクディチーニ。

立ち上がりは両チーム慎重な入り方でした。
どちらも最終ラインを高めに設定し選手間の距離も短く全体的にコンパクト。
開始直後はスパーズがボールを保持していましたが徐々にチェルシーも攻撃を仕掛け始めます。
スパーズはベイル、レノンのスピードのあるドリブルから
チェルシーは前線のドログバにロングボールを入れてチャンスを作ろうとしますが
両チーム共に攻守の切り替えが早いのでどちらもなかなかシュートまではいけません。
しかし20分を過ぎた頃から少しずつゲームが動き始めます。
26分チェルシーは自陣でカルーがウォーカーからボールを奪いカウンター。
マタが決定機を迎えますが左足でのボールタッチが伸びてしまいシュートが撃てず。
一方スパーズも35分敵陣エリア内でアデバヨール→ファン・デル・ファールト→レノンと繋ぎ
最後はレノンのラストパスにファン・デル・ファールトがヘディングシュート。
これもかなりの決定機でしたがテリーにブロックされ得点ならず。
その直後の39分にもファン・デル・ファールトからのクロスにアデバヨールが飛び込むも
ポストに嫌われ惜しくもゴールならず。しかし両チームともに得点の匂いがしてきました。
そして先制点が生まれたのは43分。
ランパードからのロングボールに前線ドログバがギャラスを背負いながら
胸コントロールからワントラップ、反転して左足での強烈なシュートを叩き込みチェルシーが先制。
ドログバの個の力炸裂でした。前半は0-1のスコアでチェルシーがリードし後半へ。

後半もチェルシーが前半の得点した良い流れをそのままに入った印象でした。
47分、得点にならなかったもののドログバとマタのコンビネーションから決定機を作ると
その直後の50分ランパードのCKからニアでルイスが合わせ
GKのファインセーブで一度は防がれますが
ゴール前の混戦の中こぼれ球にマタが走りこみシュート。
実際はラインを超えていなかったように見えましたがジャッジはゴールイン。
チェルシーは追加点を奪う形となりスパーズにとっては不運な失点となってしましいました。
その後は勢いに乗ったチェルシーのペースになりつつあり
スパーズは点を取りにいかなくてはならないのでかなり前がかりになってきました。
すると56分スパーズは自陣からモドリッチ→パーカー、タテにアデバヨールと
テンポ良くパスを繋ぎアデバイヨルがルイスに競り勝ちツェフとの1対1では倒れてしまいますが
左側を並走していたベイルが無人のゴールへ流し込み1点を返します。
ルイスはこの時のアデバヨールとのマッチアップの際にハムストリングを痛めたようで
付ききれず置き去りになってしまったようでした。
これによりプレー続行不可能、ケーヒルがルイスに代わってフィールドイン。

この勢いで同点に追いつきたいスパーズでしたがチェルシーはその時間帯をじっと耐えて
少しずつ自分たちのペースに引き戻していきました。
70分くらいまではチェルシーがチャンスを作り押し気味にゲームを進め
スパーズも何とか耐え凌ぎ反撃するものの得点するには至りません。
スパーズは75分にファン・デル・ファールトを下げデフォーを投入しました。
しかし77分チェルシーは攻撃を少しスピードダウンし敵陣内でのボールを回しから
ランパード→マタからディフェンスラインのウラのスペースへ浮き球のパス。
それにラミレスが抜け出しゴールを決め1-3。
更に81分ランパードのFKが直接決まり1-4。
ゴールまでの距離もかなりあったし、ものすごく変化して落ちていったすごいFKでした。
勝利を確信したチェルシーはその直後ラミレスをマルダ、
84分に足が攣っていたドログバをトーレスに代え完全に勝ちモードへ突入。
点差が3点に広がりスパーズはさすがに気持ちが落ちてしまったのか
足が重くなり精度を欠いたプレーが増えてきました。
そして94分チェルシーはアッシュ→マルダ→マタと繋ぎ
またしてもディフェンスラインのウラのスペースにマタが絶妙に浮かしたラストパスを送り
それにマルダが抜け出しダメ押しの5点目をゲット。
そして試合終了。結果1-5でチェルシーが勝利、ファイナル進出を決めました。

スパーズはこのところ確かにリーグ戦で調子を落としているのですが
このゲームに関して言うなら決して悪くはなかったと思います。
特に前半は密度の濃い拮抗した内容でしたし
ベイルとレノンのスピードにはチェルシーの選手は完全に置き去りにされていました。
テリーにブロックされたシーンも完全に崩していましたし、そのあとのポストといい
ラインを超えていなかったのにゴールになってしまったりとツキも無かったかもしれません。
チェルシーに関してはここ最近では一番内容の伴ったゲームだったんじゃないでしょうか。
元々個人能力の高い選手が揃っていますし、チームとしてうまく機能しない時でも
そこで打開できてしまうのでそれが今日のドログバの先制点だったと思います。
それがいい影響を与え波に乗り、自信をもってチームとしてプレーできたのだと思います。
スパーズが追う展開だったので相手が前がかりになっていたのも大きかったでしょうね。
そう考えるとやはりあの2点目が大きく影響したんだろうな、と思いますし
そこは残念な部分ではありますし、スコアも最終的には1-5というスコアにはなりましたが
選手たちのプレー、ゲームそのものはすごく質の高い
緊張感溢れるハイレベルな戦いだったと思います。

さて、そういうわけでFAカップのファイナルはなんと~
リヴァプール×チェルシー!!というカードに決定しました。
私個人的にはこうなってほしい、と思っていたので嬉しいのですが。。。
いやちょっと複雑な気も、でもやっぱり楽しみで仕方ない方が大きいです(笑)
思い入れのあるチーム同士がタイトルを懸けて本気で勝負するわけですから
こんな楽しみなことはありません。今からワクワクしてます!

さてチェルシーですが今週はCL準決勝のバルサ戦がありますね。
こちらも絶対見逃せません!楽しみです。
もちろんレポートを予定していますので良かったらまた読んで下さいね!
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