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CL GS 第5節 ユヴェントス × チェルシー [チェルシー]

皆さま、おはようございます[わーい(嬉しい顔)] 寒くなりましたね!

CLもグループステージ第5節が行われ
その2日の間にチェルシーに起きたことを理解するのに少し時間がかかりました。
毎度のことながら、展開が早くて困ります[あせあせ(飛び散る汗)]

簡単に整理すると・・・

CLグループステージ第5節 vs ユヴェントス 3-0で敗戦。
これにより、ユーヴェと勝ち点差2で順位が入れ替わり3位に転落。
自力でのグループステージ突破が消滅。
最終節・ホームでのノアシェラン戦に勝利することを絶対条件とし
なおかつ、ユーヴェがシャフタールに敗れる、という結果で
勝ち抜けが可能という難しい状況に。
このグループEではシャフタールがすでに勝ち抜けを決めましたので、残る椅子はひとつ。
ユーヴェは次節、チェルシーの結果に関係なく引き分け以上で突破が決まるため
チェルシーにとっては非常に難しい状況となりました。

リーグ戦での成績不振(と、言っていいのかは謎)、ユーヴェ戦での敗戦を受け
クラブはロベルト・ディ・マッテオ監督を解任。
翌日にはラファエル・ベニテスの監督就任を発表。
ベニテスは選手たちと顔合わせをした後、本日から練習に合流する予定。

と、まあこんな感じです。
何から書けば良いのやら迷いましたが、今日はマッチレポートではなく
ユーヴェ戦についてと、解任されたディ・マッテオについて書いてみようと思います。


CL GS 第5節 ユヴェントス 3-0 チェルシー

ユヴェントス: FW クアリアレッラ (88’ ポグバ) ブチニッチ (82’ ジョヴィンコ)
         MF アサモア マルキージオ ビダル リヒトシュタイナー (67’ カセレス) 
            ピルロ
         DF キエッリー二 ボヌッチ バルザーリ
         GK ブッフォン  

チェルシー:  MF マタ オスカル アザール
            ラミレス ミケル (71’ トーレス) アスピリクエタ (59’ モーゼス)
         DF アッシュ ルイス ケーヒル イヴァノ
         GK ツェフ 

チェルシーはトーレスを外し、0トップのような形でスタート。
(前線は流動的で途中でアザールがトップに入る形になってました)
守備時はアスピリクエタが一列下がり5バック気味に。
この時点では、勝ち点1でも優位に立てるチェルシーは手堅く守備からのカウンタープラン。
一方ユーヴェは慎重ではありましたがスタートから前がかりに。
チェルシーの0トップ以外は予想通りの展開です。
チェルシーは開始早々から何度もピンチを迎えますが、ツェフの素晴らしいセーブで何とか切り抜け
ユーヴェに攻め込まれる時間は続くものの、ある程度プラン通りにゲームは進みます。
しかし38分、ピルロの放ったミドルシュートを前線でクアリアレッラがワンタッチで方向を変え
ゴールイン。ユーヴェに待望の先制点が入ります。
前半は1-0で折り返し、両チーム選手交代はなく後半開始を迎えます。

お互い戦い方は前半と変わりませんが、チェルシーはユーヴェに押し込まれる時間が長くなり
攻撃らしい攻撃ができず、相手ゴールに近づくことができません。
そしてアスピリクエタを下げ、モーゼスを投入し勝負に出た直後の61分、
ユーヴェに追加点を許してしまいます。
キエッリー二のタテに伸びるロングスローから左サイドでブチニッチが引き取ると
続いてアサモアがボールを受けながらエリア内に切り込み、中央にマイナスのクロス。
そこへ後方から上がってきたビダルがダイレクトで合わせシュート。
ブロックに入ったラミレスの足に当たり、方向が変わってゴールイン。
それまで1点差で耐えていたチェルシーの選手たちからは、
明らかに落胆の表情が見て取れました。そこからは保ってきた集中力も精神力も崩壊。
71分にミケルを下げ、トーレスを投入するもユーヴェのディフェンス陣に抑えられノーチャンス。
止めはロスタイムの91分、パスミスからボールを失い
途中出場のジョヴィンコにゴールを決められ3-0。なす術なく試合終了の時を迎えました。

このゲームで一番感じたことは、やはりチームの完成度の違いでした。
ユーヴェは戦い方が確立されていて、選手一人ひとりがしっかりとその役割をこなす。
それに対してチェルシーはチームとして、こういうサッカーをするという点があやふやなまま。
ただ、このゲームに対して、ディ・マッテオの立てたプランは決して間違いではなかったし
2点目の失点までは、良くないながらも選手たちは何とかそれをこなしていました。
しかし、プランが崩れた時の修正ができず、効果的な策も見出せなかった。
準備不足と変わりゆく状況に対応する能力が欠けていたと感じました。

まず守備からのカウンターというのはわかりますが、その守備が日頃からできていない。
元々、前線の3人は守備意識は高くないし、ゴール前に入って来られた時に
ディフェンスに入っているどの選手もボールウォッチャーになってしまい、
フリーの選手とスペースを作り過ぎ。それに気付いてカバーできる選手が誰もいない。
攻撃に関しては、トップを置かないことでのメリットがこのゲームにはありませんでした。
前線でポイントができないので、攻めが宙に浮いた感じでしたし
高さがないので、サイドからのクロスやセットプレーもチャンスに繋げられませんでした。
普段2列目でプレーしているマタ、オスカル、アザールは確かに得点能力は高いですが
それもトーレスが前線の中央にいてこそ、という部分も大きいのです。
それに加えて、苦境に立たされた時にチームをまとめられる選手の存在が見当たりません。
活路が見出せなくても、ワンチャンスで追いつけるし、追い越せるという
絶対的な自信を持った選手も今日はいませんでした。
とはいえ、マタ、オスカル、アザールのいずれか2人のコンビネーションから
少ない人数で崩せてしまうというのは悪くなかったです。
今日はおそらく前に人数はかけない、という約束ごとで難しい状況だったとは思いますが
ブッフォンを含め、ユーヴェの最終ラインを崩しきるには
もう少し後方からのサポートが欲しかったですね。
スピード、ドリブル、フェイント、切り返しの技術など、個人技は素晴らしいですから
今後それをチームとして存分に生かせるようなアイディアが出てくれば
難しい相手との対戦でも、よりゴールに近づけると思います。

ユーヴェのサッカーは以前も書きましたが、エネルギーに溢れダイナミック。
とにかく前を向いた状態で、パスが良いテンポで繋がります。
もちろんリスクはありますが、そこへ後ろから人がどんどん上がってくる。
ショートパスだけではなくて、抜群のタイミングで一本ロングボールを入れてきたり
セットプレーも引き出しは多いし、スローインもうまく使う。
後半は疲労からかミスや精度を欠いた雑なプレーも見られましたが
それでも3得点、無失点での勝利です。完勝と言って良いでしょう。

勝ち抜けの条件を考えると、どう考えてもユーヴェに有利です。
しかし、最後までわからないのがサッカーでもある。
チェルシーの選手たちにはとにかく、可能性がある限り諦めず戦ってほしいと思います。
どちらかしか決勝トーナメントに進めないなんて・・・残念でなりませんね。


さて、解任されたディ・マッテオ。
昨シーズンは同じく解任されたヴィラス・ボアスの後を継ぎ、暫定監督としてでしたが
チームを見事にヨーロッパの頂点に導きました。
正式に監督となった今季、プレミアではシーズン当初はチームも好調で首位をキープしていましたが
ここへきて少々失速し、現在、順位は3位に。
とはいえ、はっきり言って普通なら解任されるような成績ではありません。
現在のチェルシーというクラブだからこそ、の解任劇です。
確かにディ・マッテオはまだ若く、監督としてのキャリアもこれから。
ビッグクラブを率いるのに、今はまだ足りない部分も多かったでしょう。
先ほど書いたように、CLではグループステージ敗退の危機にも直面しています。
サッカーの世界では、短期間で成績不振を理由に監督を解任する事態はよくあること。
チェルシーというクラブの現在の方針からしてみても、不思議はありません。
しかし、今回だけは酷すぎる気がします。
ディ・マッテオ解任からベニテスの就任発表が翌日だったことを考えると
成績不振になる前から、クラブがベニテスに接触していた可能性は高く
以前から決まりつつあったことで、タイミングだけの問題だったような気がします。
(もちろんこれは私の個人的見解であって本当のところはわかりません)
ただそう考えると、クラブのために尽くしてきたであろうディ・マッテオが気の毒でなりません。
さらに言うなら、ベニテスは今季終了時までの指揮という契約とのことですが
そこにも何か、クラブの本来の意図があるような気がしてなりません。
そこはいずれ、時期がくれば明確になるでしょう。

ディ・マッテオは派手さはないですが、今後が楽しみな監督だったことは間違いないと思います。
私は好きでした。クラブW杯で来日することを楽しみにしていたのですが・・・
監督という職業自体、大変な仕事で、さらにチェルシーというクラブを率いるというのは
大きな名誉と同時に恐ろしいプレッシャーとの戦いでもあります。
もう少し時間を与えてあげられれば・・・と、残念でなりません。
お疲れ様でした、としか言えませんが、今後の活躍に期待したいですね。
さて、ベニテス。お手並み拝見といきましょうか。
楽しみ、というよりは彼がチェルシーというクラブで、どう指揮を執るのかが大変興味深いですね。
問題点は山積みですよ!
とにもかくにも、チェルシー再出発です。

最後に私事で恐縮ですが、秋から始めたチャレンジに時間を費やす日々で
ブログの更新が週イチペースになってしまっていますが、
いつもご訪問いただき本当にありがとうございます。
成果が出るのも、皆様にご報告できるのもまだまだ先になりそうですが
地道に頑張りたいと思います。

この週末、チェルシーはシティとの大一番、
リヴァプールはロジャーズの古巣スウォンジーとの対戦です。
ベニテスのプレミア復帰・チェルシーでの初陣に
リヴァプールは今季リーグカップですでに対戦し、完敗した古巣相手に
ロジャーズがどのような采配を見せるのか楽しみな週末になりそうです。
おっと、リヴァプールのヤングボーイズ戦どうなったんだろ!?
今から観ようと思います[わーい(嬉しい顔)]
それでは皆さま、良い連休をお過ごし下さい!
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