PL5節 トッテナム×リヴァプール

前節アウェイのストーク戦では０－１とストークの素晴らしい守備に苦戦し
得点できず今シーズン初黒星となったリヴァプール。
今節はまたまた苦手のアウェイでトッテナムとの一戦です。

リヴァプールのスタメンはスアレスとキャロルの２トップ。
中盤はダウニング、アダム、ルーカス、ヘンダーソンの４人。
最終ラインはエンリケ、アッガー、キャラガー、シュクルテル。ＧＫレイナ。
前節とはカイトとキャロルが変わっただけの布陣でスタート。

一方スパーズはデフォーと
マンチェスター・シティからレンタル移籍のアデバイヨルの２トップ。
中盤はベイル、モドリッチ、パーカー、クラニチャル。
最終ラインはアス・エコト、キング、カブール、ウォーカー。ＧＫフリーデル。

立ち上がりからスパーズが素晴らしいボールポゼッションで
厚みのある攻撃を見せ、ペースを掴みます。
すると７分でした。左サイド、ベイルから中央へ早いクロスが入りデフォーが収め
最後はモドリッチのミドルシュートが決まりスパーズがあっさり先制。
今日もリヴァプールは追いかける苦しい展開になってしまいました。

リヴァプールは簡単にボールを奪われ、回され、崩されなかなか立て直せない様子。
選手たちのストレスは溜まる一方です。
そして２６分にはアッガーが負傷のため新加入のコアテスが移籍後初めてピッチへ送り出されます。
こういう難しい状況でデビューとはちょっと本人も予想外だったでしょうね。
そしてこの辺りからリヴァプールの悲劇は始まるのでした。

コアテスが入った直後、アダムが２枚目のイエローをもらいなんと退場！
前半３０分にも満たない時間にリヴァプールは１０人になってしまいました。
その後もスパーズにゲームを支配されイライラ感は募るばかり。
リヴァプールはスパーズの力強い突破力に翻弄されファウルで止めるしかなくイエローカードが続出。
何だか嫌な予感が。。。
前半はスパーズに圧倒的に支配されつつもなんとか１失点に押さえ後半へ。

後半も状況は変わらずスパーズペース。
開始早々、サイドを破られ崩されデフォーのシュートは外れたものの押し込まれる展開。
そしてやっぱり嫌な予感は的中です。
６２分シュクルテルがこれまた２枚目のイエローで退場！
約３０分を残してリヴァプールは９人で戦うことになってしまいました。
こうなってはもうどうしようもありません。

６６分にはデフォーに上手い体の使い方から、テクニックのあるミドルを決められ２－０。
その２分後にはまたもやデフォーの強烈なミドルをレイナがキャッチしきれずファンブル。
こぼれたところに詰めていたアデバイヨルが難なくレイナをかわしゴール。３－０。
頼りのレイナまでもがミス。悪い流れは断ち切れません。

その後の展開はご説明するまでもないかもしれませんが
スパーズにボールを自陣でゆっくり回され、
無理はしてきませんがシュトーチャンスはしっかり作られゴールを脅かされます。
リヴァプールはボールを持ってもなにせ９人（実質８人）ですから
もちろん攻撃に人数かけて仕掛けるということはできません。
結果前線でボールを奪い返されまた攻められる、の繰り返し
何とかこれ以上失点しないようにするのが精一杯です。
３－０でもリヴァプールサポーターにとってはショッキングな内容にもかかわらず
終了間際には再びアデバイヨルにゴールを決められ最終的には４－０で試合終了。
今日のリヴァプールは全くいいとこありませんでした。

ここ最近の対戦成績から見ても、どうもスパーズとは相性が悪いようです。
というかスパーズのスピードもある、展開力もある
分厚い攻撃力に対応できなかったという感じでしょうか。
開幕から気になっていた新戦力のアダム、ダウニング、ヘンダーソンあたりが
全く機能していなかったような印象でした。

昨シーズンの最後の方はケガ人が多く人がいないながらも
なんとかやりくりしてスアレス、カイト、もういませんがメイレレスの攻撃陣がうまく機能し
ジェラード不在の穴を今日途中出場したスピアリングが埋め、
デフェンスは若いフラナガンやロビンソンの不安定さをチーム全体でフォローし
地道に勝ち点を積み上げていたのに対して
今シーズンしっかり補強したはずの中盤がうまく機能せず試合を重ねるごとに
内容も結果も悪くなってきているのは皮肉なものですね。
リヴァプール今シーズンも厳しい戦いになりそうです。
スピアリング何で使わないのかな～？結講いいと思うんですけど。
ルーカスとのコンビ良かった気がするんでもっと使って欲しい気がします。

今シーズンもちょっと心配なリヴァプール。
次節までに立て直し、できるかな。。。

タグ：２０１１－１２　プレミアリーグ