PL9節 リヴァプール×ノリッチ

プレミアリーグは第９節を迎えました。
リヴァプールはノリッチをホームに迎えての一戦。
前節ユナイテッドとの大一番ではジェラードのゴールで先制するも
結局終盤に追いつかれ勝ちきれなかったリヴァプール。
昇格チームのノリッチにホームではきっちり勝っておきたいところです。
。。。ですね。でしたね。でしたけどね～

というわけで変な前フリをしてしまいましたが
今日のリヴァプールのスタメンです。
２トップにスアレスとカイト、このコンビは久々。
中盤はベラミー、ジェラード、アダム、ダウニング。
最終ラインはエンリケ、シュクルテル、キャラガー、ジョンソン。ＧＫレイナ。
今日はルーカスがイエロー累積で出場停止みたいです。

対するノリッチはモリソンが最前線、クーラハンがその下右。
中盤はピルキントン、ジョンソン、フォックス、ベネット。
最終ラインはティアニー、マーティン、バーネット、ノートン。ＧＫラディ。
８節を消化した時点で昇格チームとしては９位と大健闘です。

前半立ち上がりからホーム、リヴァプールが
良くパスも繋がっていいリズムで攻撃するスタートとなりました。
何度もいい形を作りノリッチゴールを脅かします。
うん、いいんじゃない？と、最初は思ったのですが
あれ、何だか近い過去にこういう展開見たぞ～と思ったら
昨日の記事でお伝えしたディナモの試合展開とよ～く似た感じ。
フィニッシュまではとてもいいのですが、うまい具合にシュートだけが入らないのです。
ＧＫのファインセーブ、バーやポストに嫌われてなかなか得点できません。

ノリッチはアンフィールドという戦いにくいであろう舞台でも
守りに入るのではなく、前に出る自分たちのサッカーで真っ向勝負。
２０過ぎからはリヴァプールの攻めやスタジアムの雰囲気にも慣れてきたのか
自分たちのリズムを作り、サイド攻撃やＣＫから少しずつチャンスを作り始めます。

個人の能力はやはりリヴァプールが上回っているのだけれど
ノリッチはチーム全体でしっかり守る、攻める。集中力も切れません。
リヴァプール、チャンスは幾度となく作るのですが相変わらずゴールには至らず。
決めれる時に決めておかないと、後で痛い目に遭ってしまいます。
決して悪いわけではないのですがノリッチの戦う姿勢にツキまでないような感じでした。

しかし前半終了間際のロスタイム。
リヴァプールは後方からのロングボールにこぼれ球をベラミーがエリア内に切り込んでシュート。
恐らくＧＫに当たってはいたのですが見事にゴールイン。
やっと得点する事ができました。

１－０で後半へ折り返し。
何とか先制点も取れてちょっとホッとしたのもつかの間。
後半スタートからノリッチがいい形で攻撃を仕掛ける立ち上がり。
完全に点を取りにきています。同点どころか勝つぞ、的な空気を感じました。
ノリッチが前に出てきているので
スペースもあるし十分攻められる状況ではあったはずなのですが
なぜかリヴァプールは攻めあぐねる時間が続きます。
スアレスが個人技で魅せますが、ＤＦ、更にはポストに当たってこれまた入らず。

そして５６分にはノリッチが自分たちから動き、経験豊富なホルトを投入。
この采配がこれまたドンピシャでなんとその４分後でした。
右サイド、ピルキントンのクロスにホルトがヘディングシュートを決め同点に！
キャラガーとジョンソンがいましたが完全に前に入られホルトの勝ち。
確か第２節のチェルシー戦でも彼はゴールしてましたね。恐るべしです。

リヴァプールはやはり前半
取れる時に取れなかったことがここへきて重くのしかかってきました。
その後もノリッチは守ってドロー狙いではなく変わらず前に出てくる素晴らしい戦いぶり。
昇格チームや下位にいるチームにありがちなガツガツした激しいサッカーではなく
危険なファウルもなく、とてもフェアでクリーン。
ただただ前に出ていく丁寧な自分たちのサッカーを続けていきます。

リヴァプールは今日良かったベラミーをヘンダーソン、ダウニングをキャロル
最後はロスタイムにパワープレー狙いだったのかカイトまで下げ
高さのあるケガから復帰したばかりのＤＦのアッガーまで投入しますが
どの交代も上手く機能しませんでした。
終了間際はリヴァプールが怒涛の攻めを展開しますが
キャロルのヘディングは惜しくも外れ、
ジェラードからのいいクロスに
スアレスがダイレクトで合わせるもＧＫのナイスセーブでゴールは割れず。
結局ノリッチの集中した守備を最後まで崩せず１－１で試合終了。
リヴァプール今日もまた勝ちきれませんでした。
逆にノリッチは素晴らしかったですね。
リヴァプールが決して悪くなかっただけに、この引き分けは大きな自信になったでしょう。
チェルシー戦で見た時はそこまでいいチームだなという印象はなかったのですが
ここにくるまでに経験を積んでいいチームになってきたのかもしれません。

リヴァプールここまで９試合を戦って４勝２敗３分。
順位こそ今は５位にいますが、ちょっと内容はいまひとつな感じです。
開幕戦ホームでのサンダーランド戦、そして今日ホームでのノリッチ戦は
しっかり勝っておきたい試合でしたね。どちらも引き分けてます。
しかもホームなので、ちょっとこのあたりが後々響いてきそうです。
どうなることやら。。。今日は少々不安の残るゲームになりました。

ここ最近スアレスがちょっと個人プレーに走りがちになってきているのと
ファウルをとってもらえなくなってきてるのに
その部分に固執しすぎてるというか、それが彼の特徴ではあるのですが
それが少しマイナス方向に向いてきているように感じます。
もちろん違ういい部分もあるのですが、ちょっと気になるところではありますね。
昨シーズンの加入当初はわりとチームプレーを大切にしてたのですが
だんだん自分を出してきてるのでしょうか。
ちょっと冷静に振り返ってみるのもいいかもしれません。

今日はベラミーとカイトが良かったですね。
ベラミーみたいなガッツがあってパワフルな選手、今のリヴァプールには必要じゃないかな。
カイトも周りが良く見えてて、サイドから前線に正確ないいボールを出すし
目立たないけど気の利いたパスでチームにリズムを与えることも忘れません。
ＤＦに３人囲まれて一度はボールを失ってもちゃんと取り返したり
どんな時も本当に気持ちが折れない選手ですね。尊敬。
後はジェラードですね。まだ３０％くらいかなあ？
やはりちょっと体をかばってるというか、ケガを気をつけながらやってるようなので
あまり無理はしないで欲しいなあと。少しずつ戻していってくれれば、というところでしょうか。

何か今日は思うところたくさんあって、いつもよりも長くなってしまいました。
本当はまだ書き足りないのですが（笑）今回はこのくらいにしておきます。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
リヴァプール頑張ってほしいです。

タグ：２０１１－１２　プレミアリーグ