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EL 準々決勝 1st leg フェネルバフチェ vs ラツィオ [ヨーロッパリーグ]

皆さま、こんにちは[わーい(嬉しい顔)]
昨日・今日と京都は良いお天気、桜も満開です[晴れ]

さて、今日はずっと楽しみにしていたフェネルバフチェ戦をお伝えします!
(超・個人的なチョイスですみません[あせあせ(飛び散る汗)]

フェネルバフチェは現在、トルコリーグでは2位。
ポイント差4で、最大のライバル首位・ガラタサライを追っています。
今日のメンバーは、ほぼベストメンバーと言ってよいでしょう。
一方、ラツィオはセリエAでは現在5位。
週末にローマとのダービーマッチを控えています。
また、ELとリーグ戦ではメンバーを代えて戦っているそうで怪我人も多く、
ファーストチョイスのベストメンバーではないとのことでした。


FENERBAHCE (4-2-3-1)


ウェボ
ソウ ('86 メフメト・トプズ) クリスチャン ('75 サリヒ・ウチャン) カイト
メフメト・トパル ('71 ジャネル・エルキン) ラウール・メイレレス
ツィーグラー  エゲメン・コルクマズ  ヨボ  ギョクハン・ギョニュル
ボルカン・デミレル



LAZIO (4-2-3-1)


コザク ('72 クローゼ)
リュリッチ  エデルソン ('62 レデスマ)  カンドレーヴァ
エルナネス ('86 マウリ)  オナジ
ラドゥ  シアニ  サナ  アルバロ・ゴンザレス
マルケッティ



match report


両チームによる、中盤でのボールの激しい奪い合いでゲームはスタート。
ホームのフェネルバフチェはスタンドからの熱い後押しを受け、積極的に前に出ます。
一方、ラツィオはアウェイゲーム、そしてイタリアのチームらしく堅守からの速攻狙い。
とは言っても、ディフェンスラインは高めで、出来るだけ高い位置でボールを奪い
ショートカウンターが一つ狙いのようでした。

まずはホームのフェネルバフチェがチャンスを作ります。
4分、ラツィオのCKの流れからカウンターを仕掛けます。
クリスチャンがラツィオのディフェンスラインの背後を狙って、一気に前線のソウへ。
DF2人に付かれながらも、ソウがフィニッシュまで持ち込みます。
しかし、これは枠を捉えずゴールには至りません。
10分、今度はラツィオのチャンス。
カンドレーヴァが右サイドを駆け上がり、ゴール前へクロスを送ると
エデルソンがヘディングシュートを放ちます。
これはGKデミレルがキャッチしこちらもゴール割れません。
ラツィオには13分に、カウンターから一瞬PKかと思われる場面がありましたが、
主審の笛は鳴らず まだスコアは動きません。
先に決定機を迎えたのはフェネルバフチェ。
クリスチャンのFKの流れから、リュリッチがクリアしたボールがフェネルバフチェの選手に当たり
うまい具合に逆サイド・ゴール前のソウの元へ。ソウのシュートは枠を捉えていましたが
GKマルケッティが素早い反応でわずかに触り、ポストへ逃れます。
その後しばらくはこう着状態が続きますが、
35分過ぎからラツィオが立て続けにチャンスを作ります。
押し込もうとするフェネルバフチェを自陣の高い位置で封じ込め
ボールを奪ってはカウンターを仕掛けるラツィオ。
36分には、やはりショートカウンターから中央・右・中央・左と、
フェネルバフチェのディフェンスを揺さぶると、
ラドゥのラストパスにエデルソンが飛び込みビッグチャンスを迎えます。
ここは何とかヨボが対応し、シュートは枠の外へ。
ラツィオは38分にもGKからのロングフィード、39分にはFK
さらに42分にはカンドレーヴァのドリブルから、
いずれも最後はエデルソンがフィニッシュまで持ち込み、フェネルバフチェゴールに迫ります。
しかし、前半スコアは動かず0-0のまま後半へ折り返しました。

前半はラツィオの堅守に阻まれ、ハーフウェイラインを越えた辺りから前に進めず
相手のショートカウンターに苦しんだフェネルバフチェ。
どうやって相手の守備を崩して深い位置まで侵入するかが難題でしたが、
後半は意外な展開が待っていました。
後半開始早々の47分、
ラツィオのボランチを務めるオナジがクリスチャンへのファウルで2枚目のイエローをもらい退場に。
ラツィオは10人での戦いになってしまいます。
この数的優位を活かしたいフェネルバフチェは一気に攻勢に出始めます。
相手が1人少なくなったことで前半よりは少し深い位置で、パスも回せるようになり、
フリーでミドルシュートも打てるようになりました。
49分にはメイレレスのミドルがポストを叩き、
53分には相手のクリアにカイトがダイレクトでシュートを放つと
その直後には、ショートコーナーからソウがフィニッシュまで持ち込みます。
56分にもメイレレスのミドルが枠を捉え、
GKマルケッティに抑えられるものの相手ゴールを脅かします。
1人少なくなったラツィオでしたが、
ラインは少し下がったもののその場所での堅守は変わりません。
落ち着いた対応から、出来るだけ高い位置でボールを奪いカウンターを仕掛けます。
前線に人数はかけられないので、遠目からのシュートが多かったでしょうか。
逆に時間の経過と共に、数的優位を活かしきれないフェネルバフチェには焦りが見え始めました。
フェネルバフチェは70分にもカウンターから、カイトが前線へスルーパスを送ると
ウェボを経由し、最後はソウがシュートまで持ち込みますがこれもゴールを割ることが出来ません。
しかし、迎えた78分、ようやくスコアが動きます。
交代出場していたエルキンのCKの流れから、フェネルバフチェはPKを獲得。
ペナルティエリア内でのハイボールの競り合いで、
ラツィオはラドゥがハンドの判定を受けてしまいました。
このPKをウェボが決めて1-0、攻めあぐねるフェネルバフチェにようやくゴールが生まれました。
そして、90分には待望の追加点が。フェネルバフチェはFKを獲得。
かなり遠目ではありましたが
エルキンの強烈な左足のキックにGKマルケッティも弾き返すのが精いっぱい。
こぼれ球に、いち早く詰めていたカイトがゴールネットに叩き込み2-0。
欲しかった追加点を手に入れました。
何とか1点でもアウェイゴールを取っておきたいラツィオでしたが、
ロスタイムはフェネルバフチェにうまくボールを回され、
一度チャンスになりそうな場面はありました、が相手のディフェンスに対応され
最後までゴールを割ることはできませんでした。
スコア2-0でホームのフェネルバフチェが勝利。
アウェイゴールを与えず、有利な状況での2nd leg へと折り返すことになりました。



FENERBAHCE 2-0 LAZIO


( 2013.4.4 SUKRU SARACOGLU STADYUMU )


scorer


'78  ウェボ(PK)

'90  カイト



感想です \(^o^)/


ラツィオはベストメンバーではないとは言いつつも、守備はかなりの安定感があり
前半はフェネルバフチェをほとんど自陣の深い位置には入らせませんでした。
パスを通すスペースも、ミドルを撃たせる状況も作らなかったし
フェネルバフチェはかなり苦労していましたので正直、点が入る気がしなかったですね[たらーっ(汗)]
どうやって、あの堅守を崩せるんだろう、と。
高い位置でのパスカットも上手かったし、そこからのショートカウンターも機能していました。
試合前の情報では、怪我人などの関係で
右SBにいつもは中盤をやっているアルバロ・ゴンザレスが入り
CBのコンビもファーストチョイスではないということでしたけど
それでも、あれだけ守備が堅いというのはどういうことなんでしょう[あせあせ(飛び散る汗)]
前からの守備が、うまく機能していたのも大きかったのでしょうね。
さすがはセリエのチーム、という印象が強かったです。
オナジのイエロー2枚の退場は想定外だったと思いますが、それでもPKまでは
そう変わらず守備も出来ていましたし、失点もありませんでした。
しかし、結局はその退場が響く結果となって、アウェイゴールを奪うには至らず
ホームでの2nd legに折り返すことになりました。
しかも、どうやら2nd leg は無観客試合らしく、ファンのサポートは受けられないようです。
とはいえ、何が起こるかわかりませんから、フェネルバフチェとしては油断は禁物です。

そして、フェネルバフチェ。
昨年の夏にCLのプレイオフで観て以来の90分の試合観戦となりました。
当時はまだ、新監督の下、新しいチームがスタートしたばかりで
補強も十分ではなかったのか、チームがまだ構築中という印象でした。
今日、観た感じではさらに選手補強して、
チームの戦い方も確立し、まとまりもあるように見えました。
シーズン当初より、だいぶ良くなったんじゃないですかね。
特に以前よりは守備が安定していましたね。
選手によっては1対1で負けるような場面もありましたけど、
ラツィオがボールを持ったら前から人数をかけて囲い込み、
自由にプレーさせないというようなのは以前はなかったかと思います。
GKも含め、最終ラインも安定感ありましたね。
ただ、最初から相手が割と守備重視で、後半は10人でしたから
一気に攻められるような場面があまりなかったので、
そういう流れになった時にきちんと対応できるかがポイントかもしれません。
攻撃は、元々そうなのか、相手の右SBが本職でなかったからかはわかりませんが
今回は左サイドが攻撃の起点になることが多かったですね。
中央のクリスチャンは割と下がり目でゲームメイクして、ソウとウェボのコンビネーションに
サポートに右から流れてきたカイトが絡む、というのが多かったかな。
身体能力の高いソウとウェボに、気の利いたプレーが出来るクレバーなカイト。
クリスチャンはドリブルで仕掛けも出来ますし、質の高いラストパスも出せる。
前線の攻撃陣はなかなかいいんじゃないですかね。
失点を警戒して、ボランチの選手が攻撃参加する回数は少なかったですけど
慎重に行かざる得ない部分で、そこは仕方なかったでしょうか。
中盤のメイレレスはハードワーカーで得意のミドルもありますし、戦力としては有難いんですけど
ちょっとラフプレーが多いので、ヒヤヒヤしました[あせあせ(飛び散る汗)]
最後らへんにやっぱり必要ないイエローもらってましたし。気を付けてもらいたいですね。
あとは、交代出場したジャネル・エルキンという選手、初めてちゃんと見たんですけど
めちゃくちゃいい左足を持ってますね。ちょっと注目したい選手かもしれません。
あと、同じく途中出場のサリヒ・ウチャンもU-19のトルコ代表選手だったか、
期待の若手選手みたいで楽しみです。

さて、カイトですが先発フル出場で1ゴール。1点目のPKに繋がるCKを獲得したのも彼でした。
コンディションも良さそうで、全体的なパフォーマンスとしては素晴らしかったと思います。
悪い時はボールを簡単に失ったり、パスミスも増えるんですけど、そういうのなかったかな。
スタートは右サイドにいましたが、中央や左にポジション取ってる時間が多かったですね。
相変わらずパスもクロスも正確で、パスの出しどころがホントに気が利いてるんです。
出してほしい、出すべきところに出してくれる。
2点目のゴールも彼らしかったですね。This is Dirk Kuyt って感じです[ぴかぴか(新しい)]
セカンドボールへの反応はホント早いですよ。常にタイミングを見計らって
ディフェンスラインと駆け引きしてますから。
後で確認しましたが、オフサイドもありませんでした!文句なしのゴールです[手(チョキ)]
解説を担当されていた羽中田昌さんにも
「こういうところは、カイトって選手はしっかり詰めますね。怠らないですね」
と、お褒めの言葉をいただきました!ありがとうございます[わーい(嬉しい顔)]
そうなんですよおおお (´▽`)  はい。怠りません! そこが彼の持ち味なんです!!
あ、すいません、興奮しすぎですね(笑)
とにかく、カイトのプレーを堪能できて、ゴールも決めてくれてチームも勝って最高の1日でした。
昨日からの偏頭痛で辛かったんですけど、カイトのゴール見てる間だけは消えてました(笑)
しかも寝坊して、もう録画で観ようかと思ったけど、起きて本当に良かったです。

この調子でフェネルバフチェ、必ずセミファイナル進出を決めて欲しいと思います。
ヨーロッパリーグ2nd leg は来週の木曜に開催されます!

明日はチェルシー戦をお伝えする予定です (^-^)
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