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代表・コロンビア戦 [日本代表]

皆さま、こんばんは。
ワールドカップは今日、グループリーグ最終日を迎えます。
続々と、決勝トーナメント進出国が決定していますね。
グループリーグ最終節は、同時刻開催の連日4試合。
なかなかついていけず、結果も知ってしまい(途中経過を言うので:苦笑)
少々困りながらも存分に楽しんでます。

さて、日本代表。
最終戦はコロンビアとの対戦でした。
選手がやろうとしていたことや、気持ちは試合を観ていて伝わりましたが
それが実を結ぶことはなく、残念な結果に終わってしまいました。

試合開始から、前へ、縦に、という意識が日本には強く見られました。
人数をかけた守備、相手選手へのアプローチも激しく、
これまでの2試合で、できなかったことを実践していたと思います。
しかし、その中でも気なった点がいくつかあるので少し書いてみたいと思います。

まず、ボールを奪う意識は高かったものの(前半は)
「自分たちのボールを失わない」という部分では意識が薄かった。
そして、そのあとの切り替えが遅れ気味でした。
4失点のうち2失点は、ボールロストからのもの。
まずはボールを相手に渡さないことが重要ですが、90分間の中でそういったことは起こり得ます。
問題はそこから、どうやってマイボールにし直すか。そのあたりが足りていなかったと思います。

そして、コートジボワール戦と同じく、やはり相手選手へのプレッシャーが緩いこと。
残りの2失点も、始まりはマークの遅れ、寄せの甘さからだと思います。
後半、肉体的にも精神的にも疲れて、集中力も落ちているとは思いますが
そこを怠ってしまうと、相手の思い通りに展開されてしまいます。
3失点目の起点になってしまった場面で、フリーでボールを受けようとしていた本田に対して
コロンビアのメヒアという選手がサッと寄せにいってボールを奪っているシーンなんか
逆にお手本にしてほしいくらいです。本田がフリーであることに気づき、パスがくることを読んで
本田がトラップする瞬間にうまくボールを奪っています。

また、日本は初戦、2戦目の結果から、点を取って勝つしかなく
前がかりになるのは当然ですから、カウンターを喰らい
ディフェンスラインの背後の広大なスペースを使われるのは必然。
もちろん選手たちもわかってはいるとは思いますが、
そこのリスクマネジメントをしっかりしなくてはなりません。
前に人数をかけている状態でカウンターを仕掛けられると、どうしても対応は難しくなる。
しかし、そこの差をつめていかないと、やはり失点は免れないと思います。

最後に監督采配について。
選手交代に関しては、私の個人的な印象としてはどれも疑問が残るものでした。
青山→山口は、これ以上失点しないように中盤での守備を上げる狙いでしょうか。
岡崎→柿谷はスタミナ面?
最後の香川→清武は理由が思い浮かびません。
失点したくないのはわかりますが、元々点を取らなくてはならない上にすでに勝ち越されています。
そのタイミングで守備的な選手を入れるというのはどうなのでしょう。
入れるならもっと早いタイミングではないかな・・・と。
そして、疲労もわかりますが
得点している選手を下げるのは、相手にとって脅威が減るのではないでしょうか。
岡崎が決めるパターンも多いのにな、と思ってしまいました。

それから、コロンビアは本田にかなり厳しいマークを付けていました。
攻撃のキープレイヤーである本田を抑えることが、
ゲームの主導権を握る大きなポイントだったのでしょう。
実際に、本田のところでボールを失う場面も結構あったように思いますし、
マークが厳しいので本田のところからスムーズに展開できなかった。
そういう状況を、選手たちがうまく利用して攻撃に生かすことができればいいのですが
それを考えて選手に指示を出すのは本来、監督の仕事だと思います。
また、本田がうまく機能しないのなら、思い切って交代するという選択肢もあったはず。
それができなかったのは、やはりいろんな意味で準備不足だったとしか言えない気がします。

いろいろ書きましたが、日本代表のワールドカップは終わってしまいました。
どうしたら日本は強くなるんだろう。
変えていかなければいけないこと、知っていかなけばならないことは一つではありません。
まだまだ時間がかかるのは十分承知しています。
だけど、そういう気持ちでいっぱいです。

本当はもっと違う面からも書きたかったのですが
今回はコロンビア戦の内容に関してのみにしました。
日本サッカーの現在と今後については
自分の頭の中を整理してから、また別の機会に改めて書きたいと思います。

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