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CL 準決勝 2nd leg バイエルン × レアル・マドリー [チャンピオンズリーグ]

皆さま、こんばんは[わーい(嬉しい顔)]

CLのファイナリストが1チーム決定しましたね!
レアルがブンデス、そして昨シーズンのCLの覇者バイエルンに完勝。
驚きの結果でした。
試合内容より点差と、2試合通じてバイエルンが得点できなかったことに驚きました。
先月、リーグ優勝を決めてから調子を落としているとは聞いていましたが・・・[あせあせ(飛び散る汗)]
でも、チャンピオンズリーグはまた別のモチベーションで臨めるんじゃないのかな?
なんて、素人考えで見ていたんですが・・・難しいものですね。
メンタル的な問題もあるでしょうけれど、リーグ優勝が決まったことでフィジカルの疲労なんかも
選手が意識していないところで出てきているのかもしれませんね。
レアルの試合運びも素晴らしかったですが、あのバイエルンが何もできなかったのは
大いに衝撃でした。

今日は、1st leg、2nd leg 通じて、感じたことを少し書きたいと思います。

まず、バイエルンは結果的には完敗で、
自分たちのサッカーをできはしなかったんですが
そんな中でも、ラームのプレーは見ていてすごく面白かったです。
サイドバックが彼の本来のポジションですが、
今シーズンはグアルディオラ監督にボランチの位置で起用されることも多くなっていました。
彼を中盤で起用する理由は明確ではありませんが、
ラームはサッカーを誰よりも理解している、というような
グアルディオラのコメントを読んだ記憶がありますし
彼のサッカーセンスを見抜いての起用なのかなと。
2nd leg ではサイドバックの位置でのプレーでしたが
その場所からボランチのような仕事もできるのが面白いなと感じました。
サイドからでも、的確な場所にボールを捌ける視野の広さと技術。
そこから攻撃の起点を作れる。
準々決勝のユナイッテド戦で、確か実況をされていた倉敷さんが
「ペップ(グアルディオラ)のサッカーは、大事なのはシステムではなく
 必要な時に、必要なポジションに必要な選手がいること」
と仰っていたのを思いだし、ハッとしました。
今回はバイエルンにとって残念な結果で、
ラームもチーム全体も機能していたとは言えないかもしれませんが、
そういうことを別にして見ると、グアルディオラやバイエルンのサッカーに
個人的には新たな興味がわきました。

そして、レアルではモドリッチのプレーに心惹かれました。
厳密にいうと同じタイプではないかもしれないですが、
(ケディラの負傷もあるのでしょうけれど)
はじめは似たタイプのシャビア・ロンソとモドリッチを並べるのってどんな感じなのだろう?
と思いましたが、これがすごくハマっていたというか。
どちらの選手も中盤でボールをまず失わない、攻撃の起点になれる。
それプラス、モドリッチに関してはインターセプトも高い確率で成功している印象です。
スパーズにいた時も上手いなあ、と思ってはいましたが
正直ここまで良い選手になるとは思っていませんでした。
ファイナルでは、シャビ・アロンソが累積で出場停止でレアルにとっては痛いですが
モドリッチがいるのは心強いかと。決勝では、彼に注目して観たいと思います。
チームとしては、カウンターを仕掛けた時の、前へのボールの運び方が
とてつもなく上手かったのがとても強く印象に残りました。
ボールを繋ぐタイミング、速さ、ずれないなあと・・・

今日はこんな感じです (´▽`)

BAYERN (4-2-3-1)

マンジュキッチ (46 ハビ・マルティネス)
リベリ (72 ゲッツェ)  ミュラー (72 ピサーロ)  ロッベン
シュバインシュタイガー   クロース
アラバ   ダンチ   ボアテンク   ラーム
ノイアー

REAL MADRID (4-3-3)

ロナウド   ベンゼマ (80 イスコ)   ベイル
ディマリア (84 カゼミロ)  シャビ・アロンソ   モドリッチ
ファビオ・コエントラン  セルヒオ・ラモス (75 バラン) ぺぺ  カルバハル
カシージャス

REAL MADRID 4-0 BAYERN
(2014.4.29 フースバル・アレーナ・ミュンヘン )

1st leg REAL MADRID 1-0 BAYERN
2nd leg BAYERN 0-4 REAL MADRID
AGGREGATE REAL MADRID 5-0 BAYERN

scorer

16.20 セルヒオ・ラモス
34.90 ロナウド

さて、今日はチェルシーvsアトレティコ。
ついにファイナリストが出そろいますね!
どうかな、どっちかな。
あんまり考えないで、楽しみたい(ハラハラの方が強い気がするけど・・・)です!
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過去の自分に導かれる [日記]

昨夜、プレミアの上位決戦、リヴァプールvsチェルシーを観るためにテレビをつけた。
まだ試合開始時刻よりかなり前で、The Greatest Teams という番組が画面に映る。
J SPORTSで放送されている、欧州の名門クラブを紹介するプログラムだ。
画面から察するに、紹介されていたクラブチームはミラン。

1人の男性が画面に映り、一緒に見ていた家族が言う。
「ガッリアーニ?」 (現ミラン副会長)
私の勘違いでなければ、それはミランなどで指揮を執ったアリゴ・サッキだった。
「この人はアリゴ・サッキっていう人で、ゾーンプレスを考え出した人」
私はそう簡単に説明した。

「へえー。すごいな。勉強してるやん」

「いや、私がサッカー見だした頃、
『クライフ』 『トータルフットボール』 『アリゴ・サッキ』ってこの3語が
いろんな雑誌のいろんな記事に書かれてて、何のことかわからんかったから必死で調べてん」

「そうなんや」

「この人の名言で面白いのがあるよ。・・・『馬じゃなくても調教師になれる』 やったかな」

「?どういう意味?」

「サッキはプロ選手経験が無い監督やから、
『プロ選手じゃなくても監督はできる』 っていう意味なんちゃうかな。
・・・他にもカペッロとか、いろいろ名言あるで」

会話を続けながら、本棚にある自作のサッカーノートを全部引っ張り出してきた。
初めは他の監督の名言をメモしたページを探していたのだが、
つい1冊目からパラパラと読み返してしまった。
2006年から書き出して、今は6冊目。もうすぐ7冊目に突入する。
読み返してみると、最初の2冊は日記に近い試合の感想。
3冊目からは、なぜか突然両チームのフォーメーションや細かい試合レポートが書かれている。
4・5冊目もそれは変わらず、6冊目になるとかなり簡潔(手抜きとも言う)になっていた。

それを見た家族が言ってくれた。
「これはすごい財産やな。天国に行くとき、一緒に持っていかなあかんで」
「そうやな。でも、こんなものでも、もし誰かの役に立つなら使ってほしいけど」
私はそう答えた。

実は最近、自分がサッカーにどう関わっていくべきなのか、少々わからなくなっていた。
サッカーが大好きなのは変わらない。どんな小さなことでも貢献できればと思っている。
しかし、サッカーを知ろうとすればするほど、同時に頭の中が混乱していたのも事実。
以前はそういったことは起こらなかった。
足りないものだらけなのだが、今の自分に一番必要なものが何なのか
これから進む方向がどこなのか、ずっとモヤモヤしながら時間だけが過ぎていた。
けれど、過去の自分を見つめ直す機会を持ったことで、初心の初心に戻ればいいんじゃないか?
そんなメッセージを受け取った気がする。
はっきりした光が見えたわけではないけれど。
過去の自分に未来を導かれるなんて、何だか面白い発見だ。
原点に立ち返って、サッカーを楽しもうと思う。苦しむものではないはずだから。
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CL 準々決勝 2nd leg チェルシー × パリSG [チャンピオンズリーグ]

皆さま、こんにちは![わーい(嬉しい顔)]

CLは準々決勝2nd legが終了し、セミファイナル進出チームが決定しました!

バイエルン
レアル・マドリー
アトレティコ・マドリー
チェルシー

この4クラブとなりました!

注目の準々決勝2nd leg、チェルシーはホームのスタンフォード・ブリッジに
パリ・サンジェルマンを迎えての一戦となりました。
1st leg は敵地で1-3と予想外のスコアで敗戦。
準決勝に駒を進めるには、かなり厳しい状況でしたが
モウリーニョの指揮の下、チームが一丸となり
難しい相手にプラン通り、勝ち抜け条件をクリアしました。


CHELSEA (4-2-3-1)

エトー
アザール (18 シュールレ)  オスカル (81 トーレス)  ウィリアン
ランパード (66 デンバ・バ)   ダヴィド・ルイス
アスピリクエタ   テリー   ケーヒル   イヴァノヴィッチ
ツェフ


PARIS SAINT GERMAIN (4-3-3)

ラベッシ (73 パストーレ)  カバー二   ルーカス (85 マルキーニョス)
マテュイディ   モッタ   べラッティ (55 カバイエ)
マックスウェル   チアーゴ・シウヴァ   アレックス   ジャレ
シリグ


match report

失点は厳禁、その上で最低でも2得点が必要なチェルシー。
キックオフからチェルシーはボールを下げず、積極的なスタートを見せます。
一方、パリは0-0、または1点差なら勝ち抜けが決まるため、
1st leg と同様に前線からのプレスを行い
タイミングを見計らって高い位置からのカウンターを仕掛けます。
チームの核であるイブラヒモビッチを負傷で欠くものの
ラベッシの豊富な運動量が攻守においてチームの原動力となり、
お互いのサッカーがぶつかり合う立ち上がりになりました。
しかし、18分にチェルシーにアクシデントが起こります。
アザールが負傷でピッチを後にし、シュールレがフィールドイン。
チェルシーは早くも交代枠をひとつ使うことになりました。
丁度その時間帯ごろから、パリは前でボールを奪っても
時には後方に戻して自分たちで持つ時間も作っていました。
早めに1点が欲しいチェルシーにチャンスが訪れたのは28分。
ランパードのFKが相手DFに当たりながらも枠内を捉え、ビッグチャンスを迎えます。
しかし、これはGKシリグの好セーブに阻まれゴールはなりませんでした。
そして、その4分後スコアは動きました。
イヴァノヴィッチのロングスローに、ルイスが頭で後ろにすらし
シュールレがダイレクトで合わせてゴールイン。
アザールに代わって投入されたシュールレがしっかり結果を出しました。
得点が生まれたチェルシーには勢いが出はじめ、このまま一気に、という雰囲気が漂います。
失点してしまったパリでしたが、特にバランスを崩すことはなく
安定した守備を見せ、前半は1-0(2-3)で終了。後半へ折り返します。

後半もスタートからチェルシーは積極的に攻撃を仕掛け、スピーディーな展開が続きます。
52分、ウィリアンのマイナスのクロスにシュールレが合わせバー直撃の惜しい場面を作り、
その流れからFKを得るとオスカルのキックもバーを叩き、立て続けにパリのゴールを脅かします。
すると、55分パリが動きました。
ベラッティに代えてカバイエをピッチに送り出します。
カバイエ投入と同時にパリは攻撃にシフトチェンジ、
それまで全く出てこなかったマテュイディが左サイドから積極的に仕掛けはじめ
お互いが攻め合うオープンな展開になりました。
その後、両チームは時間の経過と共に選手交代を行い、
お互いが高い位置でボールを奪って奪われて、
また取り返して、といった攻防が繰り広げられ、非常に運動量の多いゲーム展開になりました。
チェルシーは前がかりになっていたのと、疲労のためかプレスがかからなくなり
自陣にできていたスペースをロングボール一本でカバー二に使われ、
一度は決定機を与えてしまいました。
しかし、まだツキがあったのかカバー二のシュートはバーの上を通過。難を逃れました。
時間の経過と共に両指揮官のプランも変化を見せ、
モウリーニョは81分にトーレスを投入し、3トップに。
ブランは85分にルーカスをマルキーニョスに代えて守りぬくプランのようでした。
そして87分、ついにチェルシーに待望のゴールが生まれます。
ケーヒルのフィードにエリア内でトーレスが競り合い、セカンドボールにエトーがシュート。
相手DFに当たった跳ね返りをアスピリクエタがさらにシュート。
アレックスの出した足に当たって、流れたところをバがマックスウェルにつかれながらも
すくいあげるようにしてゴールに押し込みました。
その瞬間モウリーニョはタッチライン沿いを走り、ゴールを喜ぶ選手たちに
残り時間の戦術変更を選手に伝えにいきました。
そして、アディナルタイムの4分を乗り切り、2-0でチェルシーが勝利。
トータルスコアは3-3ですが、アウェイゴールの差でチェルシーがベスト4進出を決めました。


CHELSEA 2-0 PARIS SAINT GERMAIN
( 2014.4.8 STAMFORD BRIDGE )

1st leg PARIS SAINT GERMAIN 3-1 CHELSEA
2nd leg CHELSEA 2-0 PARIS SAINT GERMAIN
AGGREGATE CHELSEA 3-3 PARIS SAINT GERMAIN

scorer

32 シュールレ
87 バ


感想です (´▽`)

このレベルの対戦なので、不可能ではないけれどチェルシーの勝ち抜けは無理かも・・・
というのが試合前の私の正直な予想でした。
しかし、まあ始まって、終わってみれば(←?)見事にそれをやってのけたというか。
選手たちのパフォーマンスも、モウリーニョの采配も本当に素晴らしかったと思います。
パリもイブラ欠場の影響はあったとは思いますが、とても良いサッカーをするチームで
あのままベスト4に進んでもおかしくないチームだった印象です。

パリは2点のリードがあり、このままでも勝ち抜けられるというのが
好材料でもあり、逆に試合をどのように運ぶのかの難しさでもあったように思います。
チェルシーは点を取るしかないので、やることは明確でしたが
パリは前線から最終ラインまでの守備がとても安定しているチームなので、
その守備網を破れるのかと、得点を取る時間帯も難しかったと思います。
あまりにも早い時間帯に2点取って(取れて)しまうと、
そのことによって相手にアウィゴールを与える可能性にも繋がるかもしれない。
かといって、終了間際に得点できる保証はどこにもないため
やはり、どこかで2点目を取らなくてはならない。
そう考えると、本当に理想的なゲーム展開であり、点の取り方だったと思います。
あの時間帯での、アザールの負傷交代は想定外だったかもしれませんが
シュールレがその穴を期待以上に埋めてくれました。
彼は試合中にどんどん良くなるタイプなのかもしれませんね。
66分にランパードに代えて、攻撃の枚数を増やすのに
トーレスではなく先にバを入れたのは
最近のトーレスの状態と、短い出場時間でも仕事ができるバの能力を
考えれば理解できましたし(モウリーニョには他にも意図はあったでしょうけれど)
むしろその方が得点が生まれる可能性は高いように思いました。
81分にトーレスを入れて3トップにして、前を厚くし
最終的にFWの3人が2点目に絡んでいたのは、これも理想的でした。
(シュートを撃ったアスピリクエタもお忘れなく!)
情報では、前日練習でも様々な試合展開のパターンを想定して
選手交代を含めしっかり準備していたそうです。
さすがはモウリーニョだな、と感心してしまいました。

ただ、少し気になるのは
テリーが年齢+今シーズンずっと出ずっぱりなので疲労が表面化しているのと、
ルイスのボランチ起用がここからの戦いで機能していくのか、という点です。
今回はラミレスが出場停止だったので、この組み合わせになったと思いますし、
本来はマティッチを使いたいところでしょうが、CLでは使えません。
ルイスはCBの位置からのビルドアップの参加は問題ないと思いますが、
ボランチの位置で、攻撃の起点を作る意図を持ってボールを捌く役割を求めるのは
彼の特徴としては難しい気がします。
また、彼の位置でボールを奪われる場面が多いのも気がかりですね。
さらにレベルが上がる今後の対戦において、このあたりがポイントになるのでは・・・
と思ったりしています。

準決勝の抽選会は明日、行われます!
う~ん、もうどこと当たってもどうしょうもないですね(笑)
楽しみにしたいと思います!(´▽`)
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京都の桜 2014 [自然]

皆さま、こんにちは[わーい(嬉しい顔)]

地元の桜をどうぞ~[るんるん]

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撮影日は一昨日4月3日です。
今日も見に行ったのですが、お天気があまり良くなかったので
この日の写真を使用しました。
(でも桜はキレイでしたよ☆)

植物園沿い・加茂川のしだれ桜と上賀茂神社のしだれ桜は満開までもう少しだと思います☆
ぜひ、京都にいらしてくださいね~\(^o^)/
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CL 準々決勝 1st leg パリSG × チェルシー [チャンピオンズリーグ]

皆さま、こんにちは!
京都も桜がほぼ満開となりました[るんるん]
・・・と思った途端、今日は嵐のような強風[がく~(落胆した顔)]
ちょうど見頃なのに、散ってしまうんじゃないかと心配です[あせあせ(飛び散る汗)]

さて、CLは準々決勝1st legが行われ、
チェルシーはフランスのパリ・サンジェルマンと敵地での対戦となりました。
結果は残念ながら3-1での敗戦。
アウェイゴールはひとつ持ち帰ったものの、
2点のビハインドが、ホームでの2nd legでどう響いてくるか。
180分あるうちの90分、つまり前半が終わったに過ぎず
終わってみなければ、どちらがベスト4へ進出するかはわかりません。
チェルシーというクラブの力を考えれば、ホームで2-0の勝利という
勝ち抜け条件は決して不可能ではないでしょう。
ただ、そう簡単にいかないのがサッカーであり、また面白さでもありますよね。
プレミアでも、直近のクリスタルパレス戦を落とし
パリとの1st legも(おそらく)予想外の結果になりました。
さて、モウリーニョどう立て直してきますか・・・

今回、チェルシーは1トップにシュールレ
その下にアザール、オスカル、ウィリアン。
ボランチはラミレスとダヴィド・ルイスのコンビ。
最終ラインはアスピリクエタ、テリー、ケーヒル、イヴァノヴィッチ。
GKはツェフ。
という布陣で臨みました。
シュールレの1トップは、プレミアリーグ第2節
アウェイのマンチェスター・ユナイテッド戦でも試されたことがありました。
シュールレの持つ機動力、スピード、ハードワークを考えると
まずは後ろの3人(+ボランチの1人)と前線からの守備をしっかり行い、
ポジションチェンジをしながら効果的に
得意とするカウンターを仕掛けられる、というのがその理由かと考えられます。
しかし、そのプランを遂行する前に相手に先制点を献上してしまいました。
前半4分、テリーのクリアミスからラベッシがハーフボレーを決めて1-0。
スタートから積極的に攻め上がっていたパリは先制すると、
イブラも含めほぼ全員が自陣に帰陣し
チェルシーの得意とするカウンターとサイドを使ったドリブル突破ができるスペースを消して対応。
万一、高い位置でボールを失った場合には少々荒っぽいですが、ファウルで止める。
それに加え、自分たちの守備ブロックに焦れて、
チェルシーが放り込んできた時には逆にカウンターを仕掛ける狙いのようでした。
チェルシーの最終ラインはアスピリクエタを除いては、スピードがある方ではないので
走り負けて突破される場面もありました。
ただ、それでもチェルシーには特に焦りは見られず、27分にアザールのPKで追いつきます。
1-1のタイスコアになってから前半終了までは、再びパリは積極的に前に出始め、
チェルシーは高い位置で奪ってのカウンター、というお互いの試合運びがぶつかり合います。
スコアは動かず、そのまま後半へ。

後半の入り方は、両チームとも無理はしないような印象でした。
特にチェルシーは1-1でホームの2nd legに折り返しても有利なため、
ゆっくりボールを回すスタートでした。
また前半のように前線からのチェイスを持続して行わなくなり、
シュールレの消耗が激しく、高さとフィジカルがないため
前でボールをキープする時間を確保する狙いか早めの59分にトーレスを投入します。
(これもユナイテッド戦と同じ交代でした)
しかし、ここでもそのプランが発動する前ににチェルシーは勝ち越しを許してしまいます。
61分、自陣の深い位置でFKを与えると、ラベッシの入れたボールにルイスがオウンゴール。
ラベッシのFKは速さ、コース、高さ共に申し分ない、急激に落ちる素晴らしいボールでした。
前半のように前線・ボランチの選手があまり激しくプレスしなくなったことで
自陣の深い位置まで簡単に入られ、そこで初めてファウルで止める形になってしまい、
結果としてFKを献上してしまいました。
チェルシーは勝ち越されたことで再びプランは崩れ、仕切り直さなくてはならなくなりました。
一方勝ち越したパリは、
68分にイブラ、76分にヴェラッティがそれぞれ負傷でベンチに退くアクシデントが発生。
しかし、選手が変わってもバランスが崩れることはなく、
カバー二とラベッシが中心となり貪欲に追加点を狙います。
チェルシーは高い位置で食い止められず、最終ラインで防ぐ時間が多かったと思います。
そして、85分にチェルシーに止めを刺すパストーレがラベッシに代わってピッチへ送り出されます。
93分、スローインから3人に囲まれながらもディフェンスをうまくかわすと
早いふり抜きでニアに叩き込みました。
そして試合終了のホイッスルが吹かれ、3-1でパリがチェルシーに勝利しました。

PARIS SAINT GERMAIN (4-3-3)

ラベッシ (85 パストーレ)  イブラヒモヴィッチ (69 ルーカス)  カバー二
マテュイディ   モッタ   ヴェラッティ (76 カバイエ)
マックスウェル   チアーゴ・シウヴァ   アレックス   ジャレ
シリグ

CHELSEA (4-2-3-1)

シュールレ (59 トーレス)
アザール   オスカル (72 ランパード)   ウィリアン
ラミレス    ルイス
アスピリクエタ   テリー   ケーヒル   イヴァノヴィッチ
ツェフ


scorer

4分 ラベッシ
27分 アザール (PK)

61分 ルイス (OG)
93分 パストーレ

PARIS SAINT GERMAIN 3-1 CHELSEA
( 2014.4.2 PARC DES PRINCES)


感想です[ドコモ提供]

さすがに最後のパストーレのゴールを見た時は、もうこれはアカンわと(+_+)
確かに立ち上がりにミスから失点したのは痛かったですが
PKではあったものの、同点+アウェイゴールを手に入れて前半は悪くなかったと思います。
しかし、過密日程の影響か、後半開始からスタミナ切れを起こし
前線からのプレスが行えなくなり、それを修正しようとした直後に失点。
攻撃ではチャンスを作ってもゴールを奪うに至らず、さらに終了間際にも失点。
チェルシーにとっては、全てが悪い方、悪い方へと流れた感じでした。
イブラ、ラベッシ、カバー二は確かに脅威でしたが、
パリが終始圧倒していたというわけではありませんでした。
ただ、パリはミスがほとんどなく試合が動いてプランが変わっても、90分間安定していました。
チェルシーは後半、ほとんどの選手の足が止まっていて
特にボランチの位置で相手の攻撃を止められていなかったのが気になりました。
ラミレスは早い時間にイエローを一枚もらっていたので、厳しくいけなかったのかもしれませんが
ルイスがどうも心ここにあらずというか、相手との距離を詰めるわけでもなく
どこか痛めてるのかな、というくらい走ってなかったし
ボールを奪いにいっていなかったのが疑問でした。
ルイスは元々気持ちの波が激しいところがあって
今シーズンは満足いく出場機会を得られず、ポジションも本来とは違います。
難しい状況かもしれませんが、
コンフェデの決勝の時のようなパフォーマンスができる選手なのですから
モチベーション高く頑張ってもらいたいですね。

そういえば、チェルシーがビッグイヤーを獲得したシーズンも
当時ナポリにいたラベッシとカバー二に苦しめられたなあ・・・と思い出してしまいました。
正直厳しい状況ですが、立て直しとホームでの2nd legに期待したいです。

チェルシー、週末はホームでのストーク戦(・・・また難しい相手ですな[たらーっ(汗)]
パリとの2nd leg は来週火曜日(現地時間)となります!
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